ベラヒーノ、トッテナムへの移籍失敗と転落…そして再生「今は試合に愛着があり…」

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2020年01月27日 19:17  サッカーキング

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ベルギー1部のSVズルテ・ワレヘムに所属するサイド・ベラヒーノとフランキー・デュリ監督 [写真]=Getty Images
ベルギー1部リーグのSVズルテ・ワレヘムに所属するブルンジ代表FWサイド・ベラヒーノは、2015年のトッテナムへの移籍失敗と自身の現状について語った。24日、イギリス紙『BBC』が伝えている。

移籍失敗と転落
 2015年、当時ベラヒーノの所属していたウェスト・ブロムウィッチは、トッテナムの彼に対する勧誘を期限直前の8月に断った。

 これに対しベラヒーノはツイッターで、ストライキに入るまでは当時ウェスト・ブロムウィッチで議長を務めたジェレミー・ピースのもとではプレーしないと書き込み、広く批判された。これについて、ベラヒーノは「すべてのことに後悔している。あの時の僕は(移籍の失敗を)上手く受け入れられなかったんだ」と語っている。



 2014−15シーズン、20歳のベラヒーノは21ゴールを挙げ、当時のトットナムにいたマウリシオ・ポチェッティーノ監督の関心を集めた。その後イングランドから代表の招集もあったが、彼のキャリアは瞬く間に激しく下降した。

 ベラヒーノはトッテナムへの移籍失敗から5シーズンで、クラブと国際大会で19ゴールしか挙げられていない。

 2017年にストークへ移籍。だが薬物検査を合格できず、8週間の出場停止処分を受けた。その後は、私生活の問題から一時はユースチームに降格させられていた。昨年はトップチームに合流したが、5月に飲酒運転が発覚しチームを解雇された。

ベルギークラブでの生活
 現在彼はベルギー1部のSVズルテ・ワレヘムに所属し、キャリアの再生を図っている。

 夏に先発で出場して以来、最初の4試合で3点を沈め、計14試合出場でストークでの2年半の通算得点5に並んだ。

 彼は新しいコーチ兼メンターでもあるフランキー・デュリ監督のおかげで、ゆっくりと転機を迎えていると考えており、ピッチ内外で自分自身の行動に対して責任を持つことを学んでいる。

 彼は「今は試合に愛着があって、ここで学んだ情熱と責任は僕に試合とは何なのか教えてくれたよ。コーチは、毎日試合の話をしてくれるし、僕がサッカーについてもっとオープンになったり、チームメートを助けたり、もっと自由に話したり、リーダーとして振る舞う手助けをしてくれた。6カ月間ここにいて、僕に与えられたそれらの責任は、幸福をもたらしてくれて、多くのチームメイトのロールモデルになれた。大変な挑戦だったよ」と語った。

 そんなベラヒーノが新たに得たリーダーシップは国際大会でも大いに役立ち、ブルンジがアフリカネーションズカップ2019エジプトに初めての決勝進出したときに、キャプテンの2倍の得点を記録している。

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