ヘンリー王子夫妻の公務は「ベアトリス＆ユージェニー王女姉妹が引き継ぐはず」と王室伝記作家

「ヘンリー王子とメーガン妃の王室離脱後、彼らの公務を引き継ぐのはベアトリス王女とユージェニー王女姉妹である可能性が高い」―そう語ったのは、王室伝記作家のロバート・レイシー氏だ。エリザベス女王の息子アンドルー王子の娘で女王の孫にあたる姉妹だが、王室にぽっかりと開いた穴を埋めるのに最も適しているという意見を英大衆誌『ハロー』に寄せた。

王室伝記作家のロバート・レイシー氏は、英国王室を描いたNetflixのオリジナルドラマ『ザ・クラウン』で歴史コンサルタントを担う人物である。レイシー氏は先日、英大衆誌『ハロー』がオンラインで実施した「ヘンリー王子とメーガン妃の決意に関する世論調査」にコメントを寄せ、夫妻の王室離脱後を予測した。

同誌によると、レイシー氏はもしベアトリス王女とユージェニー王女姉妹が望むなら、そのような結論が出るのは明らかだとして「2人（ヘンリー王子とメーガン妃）が出ていけば、2人がその穴を埋めなければならない。その役目はベアトリス王女とユージェニー王女だ。彼女たちは必ず引き受け、大歓迎されるだろう。ジョージ王子（ウィリアム王子の長男）の世代が引き継ぐまでの15年間、時間を埋めることが王室に必要だ。皮肉なことにヘンリー王子は以前、“ベアトリス王女とユージェニー王女のような立ち位置で王室に関わりたい”と言っていた」との意見を寄せたという。

同じ頃、英紙『デイリー・エクスプレス』も同様の世論調査を行っている。その結果、全回答者のうち29％が「アンドルー王子が退いた現時点で、王位継承順位が低いベアトリス王女とユージェニー王女姉妹が公務を引き継ぐべきではない」と答えており、「姉妹が公務を継承すべき」という意見は全体の26％だったそうだ。

その他、同紙の世論調査では「英国王室を支持する」が全体の61％で「支持しない」が15％、王室メンバーの削減については「イエス」が全体の47％で「ノー」が15％との回答結果だったという。つまり過半数が王室を支持しているものの、王室メンバーの削減を望んでいることが明らかになった。

英王室と言えば、アンドルー王子は昨年のスキャンダルの後に公務を退いている。ヘンリー王子とメーガン妃は王室離脱が決まった現在、カナダに滞在中だ。25日にはウィリアム王子がエリザベス女王から「スコットランド教会全国集会国王代理」に任命されたというニュースが報じられた。なおエリザベス女王は23日に体調を崩し会合を欠席したが、25日には自ら車を運転する姿が目撃されている。
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）