ロンドン警察が市内全域に顔認識カメラの配備を開始

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2020年01月29日 12:02  Techable

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イギリスのロンドン警察が、容疑者の特定や取り締まりの強化に向けて、ライブの顔認証システムを導入すると発表した。イギリスではすでに多数の監視カメラが運用されてきたが、自動顔認証システムについては「不正確な精度で運用も不透明」との批判の声も多数あがっていたため、今回の導入に関しても各方面から関心を集めているようだ。
・犯罪を未然に防ぐ効果ロンドン警察は、ロンドンの安全を維持するために新しい技術を導入していく義務があると指摘した上で、今回のライブ顔認識システムの導入に踏み切ったという考えを明らかにしている。

ロンドン警察のホームページでは、顔認証システムは、銃や刃物を用いた人々による襲撃や、児童へ向けた性的な搾取などの犯罪に対しての取り組みだと主張している。同時にロンドン警察は、「ロンドンで人々を安全に保つために新しい技術を使用する義務があると信じている」と述べており、今回の顔認証システムの導入については極めて前向きな姿勢を見せている。
・問われるプライバシー問題しかし、今回の発表で注目されるのが市民のプライバシー問題だ。「使用するのは信頼性が確認されたテクノロジーで、今回の導入にあたっては、透明性の高いアプローチを心がける」と担当者は話しているが、実際にはまだまだプライバシーに関しては議論がつきないのが現状。

EU諸国では顔認証システムの導入については禁止や見送りなどの措置が取られる一方で、今後、ロンドン警察の取り組みがどのように推進されていくかについては今後も注目したいところだ。

ロンドン警察

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