劇団4ドル50セント 柿喰う客とコラボ、2作同時上演に「ワチャワチャしてます」

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2020年01月29日 23:20  ドワンゴジェイピーnews

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秋元康プロデュースの演劇集団として、演技経験がほぼゼロという状態からスタートしながらも旗揚げ公演より高い評価を得る「劇団4ドル50セント」。

各劇団員が映画やドラマなどの俳優業だけでなく、個性に合わせたバラエティ、モデル、音楽など多岐に渡る芸能活動を繰り広げる異色の劇団。

そんな劇団4ドル50セントが、柿喰う客とのコラボ公演『学芸会レーベル』『アセリ教育』の2作品同時上演にあたるとあり、劇団員の福島雪菜、湯川玲菜、立野沙紀、仲美海を直撃した。



―1月30日より『学芸会レーベル』『アセリ教育』2作品同時上演決定ということで、まずはおめでとうございます。

劇団4ドル50セント

ありがとうございます!


―今回は劇団4ドル50セントと柿喰う客とのコラボ公演です。公演まであと僅かという現在、現場の雰囲気などいかがでしょう。

福島雪菜

今は結構、ワチャワチャしてます。柿喰う客メンバーさんであったり、客演の方であったり年上の男性が多かったので、4ドルからは女子メンバーだけの参加だったということもあり、最初はちょっと圧倒されて稽古場の隅っこに居たりとかもしたんですけど…、今は全然で「おっはよーございまーす!」みたいな感じで(笑)

仲美海

私だけ最近まで隅っこにいました(笑)それでも『学芸会レーベル』メンバーで餃子を食べに行って、そこで打ち解けることが出来た印象です。

立野沙紀

私も人見知りだったりするので、未だに緊張しちゃうことはありますね。それでもみんな優しくて沢山話しかけてくれるんですよ。なので自分からも話しかけなくちゃなと思っています。

湯川玲菜

客演の広川碧さんが頻繁に話しかけてくださるので、温かい雰囲気で迎えられている感じがします。



―2作同時上演という異色作ですが、演じる上での難しさなどはいかがですか?

福島雪菜

演出家の中屋敷法仁さんが、「せっかく2つ出るなら、違うキャラのほうが良い」という思いを持っていらして、私だけでなく2作品に出させてもらうみんなは、作品ごとに全然違う役をもらっているんです。それでも中屋敷さんは「せっかく2つキャラがあるんだから、ちょっと匂わせたい」という思いもお持ちで、全然違う2作品でのキャラクターなんですが、少しだけもう一つの作品でのキャラを連想させるような“要素”を盛り込むといった“遊び”をいれてくれました。演じる大変さも大きいですが、その分楽しみと喜びも大きいです。

湯川玲菜

2作品の稽古は別々なので、私達一つの作品にしか出ない組は、もう一つの作品のことがあまりわかっていないんです。少し見た感じではだいぶ違いますね!『学芸会レーベル』の方はミュージカルみたい。楽しそう。

仲美海

楽しそうに見えて稽古は大変なんですよ!

一同

(笑)

立野沙紀

『アセリ教育』はダンス作品だって中屋敷さんがおっしゃっているので、動きが大変ですね。タイトルにもある通り、舞台の雰囲気も終始緊迫した“アセリ”がありますし。



―みなさんの挑む作品のお話が少し出ましたが、お一人ずつご自身が挑まれるキャラクターについて教えて下さい。

福島雪菜

『学芸会レーベル』では、みゆきせんせいという“伝説の女”に挑ませていただきます。幼稚園にやってきて色んな人を巻き込みながら、幼稚園を乱していく、そして“学芸会”というものに挑戦していくという役です。『アセリ教育』では白眉毛ヨシコというすごい名前の役をやらせていただきます。この作品には神童甲之助という絶対的主人公がいて、全員が彼に学力勝負を挑むという王道バトル作品になっています。白眉毛ヨシコはそんな神童甲之助のライバルの一人です。

湯川玲菜

私は『アセリ教育』で“生徒”というくくりで、おバカチーム、“チームコント”のいち員です。今までの舞台では任されなかったような“みんなを引っ張る役”があったかと思えば、主人公の神童甲之助に戦いを挑む役であったり、おバカな役であったり色々な役をやらせていただきます。

福島雪菜

たぶん一番大変だよね!一人で何役やるんだっけ?

湯川玲菜

もう数え切れない(笑)どのシーンにも出てないことが無いんじゃないかというくらいです。衣装の早着替えも大変なので、舞台裏でもアセっています。

一同

(笑)

立野沙紀

私は『アセリ教育』の主人公、神童甲之助のお母さん役、神童ウメをやらせていただきます。今まで演じてきた役とは違い、一歩下がったところから見守るお母さんという立ち位置になります。お話自体は大半の登場人物がアセっているというスピード感が凄いんですけど、私が出ているシーンは、少しお客さんがほっと出来る部分になるように意識して頑張りたいです。

仲美海

私は『学芸会レーベル』で、あゆみせんせいをやらせていただきます。名前から…、かわいいです!

一同

(笑)

仲美海

かわいいんですが、言葉遣いとか、インパクトの強いセリフが多いんです。過去と現在を回想で行き来する場面もあるんですが、1年前はすっごくかわいいんです。ところが…、現在は違う一面が現れています。情緒不安定なところや、かんざきせんせい対みゆきせんせいといった複雑な人間関係も楽しんで頂けるポイントです。他にも、おさむせんせいに思いを寄せる恋模様や三角関係も見どころの一つになっています。


―ここのところ客演の方を招いた公演や、劇団4ドル50セントを飛び出してのお仕事なども増えていますが、旗揚げ本公演からも約2年となる劇団4ドル50セントの成長などどう感じられていますでしょうか。

湯川玲菜

それぞれが、しっかり目標を持ってきている気がします。これまでにも目標はあったんですが、外部に触れることで、“もっとこういうことにチャレンジしたい”という具体的なものを見つけられたり。劇団4ドル50セントとしての“色が濃くなった”印象を受けます。

立野沙紀

“与えられたものをこなしていく”という2年前とは違って、去年辺りから「自分はこれをやりたい」と各々が発信するようになりました。



―今回の2作同時上演では「教育」が共通テーマとなっています。みなさん学生時代に印象深い“伝説の先生”がいれば教えて下さい。

湯川玲菜

私、凄く覚えている伝説の先生がいます。中学の時に歌が好きな先生がいまして、普段はすごく真面目で目立つタイプの先生ではなかったんです。ところが、卒業の時「歌を披露させてくれ」って生徒も保護者もみんないる校庭でいきなり歌のプレゼントを披露してくれたんです。普段物静かな先生なのに、一生懸命歌ってくれる姿が凄く刺さって感動しました。

仲美海

私も歌つながりで高校の世界史の先生なんですけど、最初の授業でいきなり「アメージング・グレース」を歌いはじめたんですよ。それで、この「アメージング・グレース」はアメリカで人々が奴隷貿易に関わったことに対する悔恨と許しを与えた神への感謝を歌ったものだという豆知識を披露してくれたんです。興味や好奇心を掻き立ててくれる先生でした。おかげで今も世界史が好きです。でも、博多弁が凄すぎて、たまに何を言ってるのか少しわからないという(笑)

一同

(笑)

立野沙紀

中学の時、ダンス部顧問の先生がいたんですが、今で言うラグビー日本代表選手の笑わない男・稲垣啓太選手みたいな先生だったんです。凄く筋肉質な身体でクールだったんで、少し近寄りがたい雰囲気があったんです。そんな先生が文化祭の時に映像を作ってきて、それが「ターミネーター」のパロディー作品だったんですよ。顔は出さずに馬の仮面を被ってたんですが、可愛らしく踊ったりしてたもんで、一気に親しみやすさが広がって、一躍人気者になったんです。

福島雪菜

私は高2の時に英語の先生が産休で、代わりに東大卒のめちゃくちゃ賢い女性が臨時講師として来てくれたんです。今までの先生とは雰囲気も違うし、教え方も教科書通りじゃないし、「楽しくやっていいんだよ!」というノリで、「この人カッコイイな」と思わされたんです。その先生が熱心で、成績が良くなかった私のために会議室を借りてくれて、放課後2人だけで勉強を教えてくれたんです。それで成績がめっちゃ上がって、一番下のクラスだったのに、一番上のクラスにまで上がっちゃって(笑)

一同

えええええ!!!!

福島雪菜

その先生とは凄く距離が近くて、仲良くさせて頂いたんで、その先生のおかげで学校に対するイメージが少し変わりました。



―もし好きな学生時代に戻れるとしたら、どのへんに戻って何をしたいですか?

福島雪菜

まず学生時代には戻りたくない!

一同

(笑)

湯川玲菜

私は中1からやりなおしたいです(笑)勉強をあまりせずに、中3からアセって勉強してしまったので、中1からちゃんと勉強をしておけばよかったという思いがありますね。青春とかももう一回やり直したいですね〜。あの時の青春の過ごし方、間違ってたかな〜って。

一同

何があったんだよ(笑)

立野沙紀

私は小学校6年生に戻りたいですね。基本的に運動が好きなんですが、小学校では年に1回大縄の大会があったんです。「頑張ろう!」ってみんなで盛り上がって、凄く練習もしてたんですが、習い事で鎖骨を折ってしまって…。ギブスでぐるぐる巻きだったので、大縄大会に参加できなかったんですよ!それが悔し過ぎるので、「健康な鎖骨」で挑みたいですね。

一同

「健康な鎖骨」ってなんだよ(笑)

仲美海

私は今高3なんですが、中2か高1ですね。

一同

近いな〜(笑)

仲美海

中2は、楽しすぎたのでもう1回戻りたい!高1は高校の友達が少ないので作り直したい(笑)もう人見知りなんで困っちゃう!

立野沙紀

しゃべったら全然行けるのにね。

仲美海

最初が難しくて!あと勉強もやり直したいです。私、結構頭いい方だったんですよ。でも高校受験で高校が決まってから全然勉強してなくて、少しテストが怖い状況なんです。

立野沙紀

なんかの科目は必ず80点以上取れるって言ってたもんね。

仲美海

地理は90点以上取れます。この前のテストも開始7分で解き終わっちゃって、あとはガッツリ寝てました。

一同

えええええ!!!!

仲美海

短期記憶だけは自信があるんですが、でも短期記憶なんで終わった後すぐ忘れちゃうんですよ(笑)だから演劇でも期間中はある程度セリフも入ってくるんですが、前回の公演のセリフ何か覚えてる?って今聞かれると、1つも出てこないんです!



―SNS上には「柿喰う客とのティッシュ配り対決」とありましたが、これはどのようなものだったのでしょうか。

立野沙紀

これは私が対決に挑んだメンバーなんですが、柿喰う客さんが企画してくれたものです。劇団4ドル50セントのSHOWROOMと、柿喰う客さんのツイキャスコラボで「ティッシュ配り対決」、どっちがチラシを入れたティッシュ250個を早く配れるかという対決でした。稽古前に、柿喰う客さんの3人 vs 劇団4ドル50セントからは私と田代明と隅田杏花の3人で。演劇の地・下北沢での対決だったんですが、さすが下北沢ですね、ティッシュをもらってくれる人も多いし、劇団4ドル50セントを「知ってます」って言ってくれる方も多くて!隅田もサクサク配ってたんですが、なにより田代が凄いんです!私は人見知りで、「もらってもらってもいいですか?」みたいな感じで手渡してたんですが、田代はずっと道行く人と話し込んでたり、「舞台やりま〜すっ!」みたいな感じで(笑)

一同

(笑)

立野沙紀

田代と話し込んでた人たちも、かなり興味をもってくれていて「え?いつやるの?」「チケットいくら?」とか具体的な話までしてたりするんですよ!田代の新たな武器を見つけましたね(笑)そんな田代の活躍で対決には見事勝利しました! この企画はまたやりたいですね。

福島雪菜

あれ、ティッシュにチラシ入れる方は大変なんだから!

一同

(笑)

福島雪菜

中屋敷さんも一緒になって内職配信してたんですが、最初は普通にチラシを折って入れてたんですけど、500もあるから飽きてきちゃって、みんな途中から個性豊かな折り方とかしだして(笑)

一同

(笑)


―2020年スタートダッシュとなりますが、劇団4ドル50セントとしてどのような年にしていきたいですか?

立野沙紀

各々が外部での刺激を沢山取り込んで、それを22人が劇団4ドル50セントとしての力に変えられたら、爆発するんじゃないかと思っています。なので、今年は各々が沢山吸収して、力を取り込めたらと考えています。

湯川玲菜

私もお仕事でご一緒する方々のカラーや仕事を吸収していければと思っています。

仲美海

みんなが外に出る機会が増えて、会わない機会も多くなっちゃったので、「ホームはここだよね」と思い出していけたら、集まれる機会が増えたらと思います。

福島雪菜

コラボ公演という形は初の試みになるんですが、2020年はできるだけコラボ公演が続けて出来ればと思っています。劇団ってどこもカラーがあるじゃないですか。劇団4ドル50セントも個々は強くなってきたんですが、劇団全体のカラーが無いんです。これをメンバーで話し合ったりもしました。「劇団4ドル50セント」の“4ドル50セント”って、ジャニス・ジョプリンが亡くなった時に握っていた小銭なんですが、これを秋元康先生は「タバコを買ったおつりの4ドル50セントじゃなくて、夢を掴むための4ドル50セントだったんだ。だから君たちには夢を掴んで欲しい」って名付けてくださったんです。なので、こんな世の中だからこそ、「夢が叶う劇団」「希望をもってもらえる劇団」「明るい劇団」になっていけたら、これがカラーに出来たらという結論に至りました。



―最後の質問になりますが、『学芸会レーベル』『アセリ教育』の見どころを教えて下さい。

福島雪菜

『学芸会レーベル』はミュージカル調です。一見、ポップで明るいイメージなんですが、蓋を開けてみたら地に足のついた“頑張るシーン”の多い作品です。個人的になんですが、私は『アセリ教育』よりアセってます(笑)対する『アセリ教育』の方は、教育がテーマのダンスやバトルがメインの作品です。でもそこには「親子の愛」といった深いテーマが存在します。中屋敷さん曰く「偏差値高い人も低い人も泣ける作品ってあまりない」そうなんです。なので、そこを目指して詰めていければと思っています。

湯川玲菜

『アセリ教育』はワンシーンが短いのでスピード感をもって楽しんで頂けると思います。見ているだけで勉強できるかもしれないです。教育的要素が詰まっているので。「見てるだけでも勉強になるようなものを作りたい」という中屋敷さんの思いがあるので、楽しく見ているだけでなく学べる部分も大きいかと思います。

立野沙紀

『アセリ教育』は始まってから怒涛なんですよ。役者のセリフも早口で、勢いが凄いんです。なので、勢いを感じて頂けると嬉しいです。そんな早口のセリフも、ちゃんと聞いてみたら凄く大事なことを言っていたりもします。かと思えば、ギャグも入っていたり、アドリブのシーンもあったり。一人ひとりの“素の面”が見れたりする部分もありますし、なにより泣けます。昨日も私、通し稽古を見ていて「あ、ヤバい!ちょっと泣きそう!」ってなっちゃいました。

仲美海

私は「かわいさ」と「怖さ」のギャップを見て頂けたらと思います。

福島雪菜

中屋敷さんって、その人その人にあった強みを引き出してくださるんです。「こういう一面を見たい」「普段の仲さんじゃない仲さんを見たい」って。

仲美海

そうなんです。それもあって、今回すごく動いてるんです。10分くらいで汗だくになるほどなので、そんな汗だくな姿も見て頂けたらと思います。アセってるし、汗ってる(笑)

一同

(笑)


<イベント概要>

●イベント名:劇団4ドル50セント×柿喰う客 コラボ公演

●会場:青山DDDクロスシアター

●開催日:2020年1月30日〜2月9日 (全16公演)

●タレント名:福島雪菜、湯川玲菜、前田悠雅、仲美海、

岡田帆乃佳、隅田杏花、田代明、立野沙紀

(以上、劇団4ドル50セント)、

淺場万矢 齋藤明里、牧田哲也、加藤ひろたか、とよだ恭兵

村松洸希、永田紗茅(以上、劇団「柿喰う客」)

小松準弥、平田裕一郎、広川碧(以上、ゲスト)

●トータルプロデューサー:秋元 康

●作・演出:中屋敷法仁(劇団「柿喰う客」)

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