英アンドルー王子“捜査に協力ゼロ”報道に激怒「喜んで話すつもりだ」

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2020年01月31日 16:02  Techinsight Japan

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「法的機関への協力は惜しまない」というアンドルー王子
未成年人身取引の罪で拘留中に死亡した米富豪、故ジェフリー・エプスタイン被告の捜査について、米連邦捜査局(FBI)がエリザベス女王の次男アンドルー王子に対し事情聴取を要請していた。しかし米検事は27日、王子はこれまで“協力ゼロ”だったことを明かした。この報道についてアンドルー王子は激怒し、近親者に「未だ連絡をもらっていない」「喜んで話すつもりだ」と語ったという。

アンドルー王子はエプスタイン被告と深い親交があり、被告の被害者の一人であるバージニア・ロバーツ・ジュフリーさん(当時17歳)は王子から性交を強制されたと主張している。昨年秋に英BBCが行った王子へのインタビューでは「求められれば、当局による捜査に進んで協力する」と公言していた。

これに対し1月27日、捜査を担当するジェフリー・バーマン連邦地方検事がニューヨークのマンハッタンにあるエプスタイン被告の豪華マンションの前で会見を開いた。バーマン検事は「検察官らがアンドルー王子の弁護士に連絡を取ったが、返事は受け取っていない」と述べ、「これまでの協力はゼロだ」と記者たちに伝えた。

さらにエプスタイン被告の5人の被害者女性を弁護するカリフォルニア州のリサ・ブルーム弁護士は28日、BBCのインタビューで「アンドルー王子は性的不正行為で訴えられ(王子は否定)、エプスタイン被告とも多くの時間を一緒に過ごしている。ついにゲームを止める時が来た。正しいことをするために出てきて、質疑に応じる時だ」と怒りをあらわにした。

この報道に対してアンドルー王子は激怒し、大変当惑しているという。29日に英各紙が報じたところによると、王子の近親者が「事実とはかけ離れた全くの誤解」としたうえで「公爵(アンドルー王子)は自分をこのように報道されたことに怒りを覚え、なぜこの件をニューヨークで語るのかと当惑している」と話したそうだ。

現時点では、王子がエプスタイン被告の被害者の担当弁護士に話す義務はないとしながらも「公爵はFBIや警察などの法執行機関から要請があれば、喜んで話すつもりでいる。ただ、彼らからの連絡は未だにないようだ」と言い、「(昨秋BBCの)インタビューで語った通り、捜査に進んで協力するという気持ちに全く変わりはない」と王子の意向を伝えた。加えて「公爵は、エプスタイン被告が有罪判決を受けた後もずっと会い続けたことは大きな間違いだったと認めている。そして被害者女性たちへ十分な思いやりを見せなかったこともだ」と王子が反省している旨を明かした。

アンドルー王子はこういった間違いを償うためにも、法的機関への協力は惜しまないことを望んでいるという。この問題を解決し、ヘンリー王子とメーガン妃の王室離脱や体調不良のフィリップ殿下のことで心労が続くエリザベス女王をしっかり支えることを希望しているそうだ。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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