「見直したよ!」はほめ言葉なのか、マナー講師に聞いた

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2020年02月04日 18:02  教えて!goo ウォッチ

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写真「見直したよ!」はほめ言葉なのか、マナー講師に聞いた
「見直したよ!」はほめ言葉なのか、マナー講師に聞いた
先日、「教えて!gooウォッチ」で「『見直したよ!』はほめ言葉?」という記事をリリースした。
「カラオケで歌を披露したら、『歌えるんじゃん、見直したよ』と言われて複雑な気持ちになった」という投稿に対するさまざまな回答を紹介したが、はたしてこれはほめ言葉なのだろうか。言葉のプロである、フリーアナウンサーでマナー講師の五十嵐由美子さんにお話を伺った。

■相手との関係性や親密度によって変わる

「三省堂『大辞林』によると、『見直す』という言葉には、『見方を変えてこれまで気づかなかった価値を認め、考えをあらためる』という意味があります。『見直したよ!』は、親しい間柄や目下の人になど、日頃から信頼関係を築いている人になら、比較的受け入れてもらえるフレーズかもしれません。しかし、自分ではほめて相手を賛辞しているつもりでも、言葉そのものが曖昧なので、言われた人にとっては釈然としなかったり、違和感を覚えたりする場合もあります」(五十嵐さん)

「教えて!goo」の投稿でも、ほめ言葉として捉える人と、そうでない人にわかれた。誰もが言われて喜ぶ言葉ではないことは確かだ。

「丁寧な言い方をしていても、『部長、見直しました!』は、目上の方に使う言葉ではありません。相手の受けとめ方に幅があるので、上から目線と見られてしまうことも多いようです。『見直したよ!』は相手との関係性や親密度によっても受けとめ方はさまざまです」(五十嵐さん)

たとえ仲がよくても、相手の受けとり方によってはマイナスに働くことがあるというわけだ。

■具体的なほめ言葉がコミュニケーション上達の秘訣

それでは、一体何と言うのがベターなのだろうか。相手に不快感を与えないよう言い換える方法を聞いてみた。

「『見直した』という言葉は、ほめてあげているという気持ちが態度に出てしまうことがあります。目下の人に対しても謙虚な気持ちでほめると、その態度が相手に伝わり、素直に喜んでもらえるでしょう。そのためには漠然とではなく、具体的にほめることが大切です。例えば、『堂々とした振る舞いで素敵ですね』、『努力の甲斐があって素晴らしいです』、『発想が豊かで魅了されました』、『深いですね』など、誤解を招かない前向きな言葉を伝えます」(五十嵐さん)

確かに、これなら悪く受けとられることはなさそうだ。

「今までの見方を変えて相手をほめたい場合でも、『さらに磨きがかかっていいですね』などと、角の立たない言い回しをして、相手がうれしくなるようなフレーズを伝えると、よりよいコミュニケーションができるようになるでしょう」(五十嵐さん)

例えば、今まで暗くて面白みに欠けると思っていた人が実はユニークだったり、普段はクールで淡白な人が実は情熱的だったりした経験はないだろうか。こうした場合、気軽に「意外だね」と口にすることで、相手が不愉快に感じるケースは少なくない。「あなたって面白いね」「そういう一面も素敵だね」など、良いと思った点を素直に伝えると、好意的に受けとってもらえるだろう。

「自分と相手との関係性や親密度、その人の『人となり』やその時のシチュエーションをわきまえて、日頃から相手の喜ぶ顔を思い浮かべて言葉にする習慣をつけると楽しい会話が弾みます。大切なことは、謙虚さと誠実さです」(五十嵐さん)

ほめ上手はコミュニケーション上手。ほめるのが苦手な人は、相手よりも自分に意識が向いていることが多い。地道な練習あるのみだ。

●専門家プロフィール:五十嵐由美子
フリーアナウンサー・研修講師・サンセリテ代表。日本サービスマナー協会の認定マナー講師。ビジネスマナーやハラスメント対応、クレーム・電話応対、コミュニケーションなどの各種研修を行う。テレビ局や銀行、メーカー、IT企業などの民間企業をはじめ、官公庁、医療機関などでも年間70回ほどの研修やセミナーを担当している。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)



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  • 見直したよ〜exclamationなんて言われても嬉しくありませんからね。
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