伝説の俳優カーク・ダグラス、103歳の生涯に幕を閉じる

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2020年02月07日 09:12  Techinsight Japan

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カーク・ダグラス103歳の誕生日に、息子マイケルと(画像は『Michael Douglas 2019年12月9日付Instagram「12.9.2019 what a great day!」』のスクリーンショット)
1940年代からハリウッドで活躍してきた名俳優カーク・ダグラスが現地時間5日、老衰のためビバリーヒルズの自宅で亡くなった。103年の生涯を愛する映画と家族へ捧げたカーク。偉大なレジェンドの死はハリウッドを大きな悲しみに包んだ。

1940年代からハリウッド映画に出演し、『突撃(原題:Paths of Glory)』(1957年米公開)や『スパルタカス(原題:Spartacus)』(1960年公開)などで人気を博したカーク・ダグラス。端正な顔立ちと野性味溢れる演技を持ち味にハリウッド映画の黄金期を支えた名俳優カークは、2度の結婚により長男マイケル・ダグラスをはじめ4人の息子達に恵まれ、家庭を大切にするファミリーマンとして知られた。2004年には四男エリックさんが薬物の過剰摂取により46歳でこの世を去るという悲しい出来事に見舞われたカークだが、晩年はマイケルやその妻で英出身の女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、そして彼らの息子ディランさんや娘カリスさんのInstagramに度々登場し、元気な姿を見せていた。

そんなカークは2018年、マイケルがハリウッド殿堂入りを果たした際の式典に車椅子で出席し、息子の快挙をそばで見守りながら目頭を熱くする姿が印象的であった。また先月開催された第77回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門の最優秀男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にマイケルが『コミンスキー・メソッド(原題:The Kominsky Method)』でノミネートされた昨年12月9日はカークの103歳の誕生日でマイケルはこの日、父とのツーショット写真に

「なんて素晴らしい日なんだ!」
「ハリウッド外国人映画記者協会(The Hollywood Foreign Press Association、HFPA)の皆さん、103歳の誕生日を迎えた父を誇らしい気持ちにさせてくださって、ありがとうございます!」

と嬉しそうに記していた。

これがカークの最後の誕生日となってしまったが、103歳まで生きた父の人生を振り返りマイケルは5日、自身のInstagramに次のような言葉を綴っている。

「皆さんにとってカーク・ダグラスはレジェンドであり、映画界の黄金期を支えた俳優、そして人道主義者として正義や信じた道のために闘い、多くの人々が目標とする存在でした。」

「しかし私や弟達にとってはなによりもまず父親でした。キャサリンにとっては素晴らしい義父、孫やひ孫にとっては愛情深いおじいちゃん、また彼の妻アンにとっては最高の夫でありました。」

「父カークは大変充実した生涯を送りました。父は映画界にこの先も世代を超えて受け継がれていく財産を遺したと同時に、市民の平和のために尽力した名高い慈善家として確かな足跡を残したのです。」

「私から父への変わらぬ思い、そして父の最後の誕生日に贈った言葉でこのメッセージを締めくくらせてください。お父さん、心から愛しています。あなたの息子であることを誇りに思います。」

マイケルの妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、カークとの仲睦まじいツーショット写真をアップし、

「愛しいカーク、私はこの先もずっとあなたを愛し続けます。あなたがいなくなって、もうすでに寂しい気持ちに襲われています。どうか安らかに眠ってください…。」

と言葉を添えた。

愛する映画と家族のために生涯を捧げたカーク・ダグラス、彼の伝説はこの先も世代を超えて語り継がれていくことだろう。

画像は『Michael Douglas 2019年12月9日付Instagram「12.9.2019 what a great day!」、2020年2月5日付Instagram「It is with tremendous sadness that my brothers and I announce that Kirk Douglas left us today at the age of 103.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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