『ミセス・ノイズィ』TOHOシネマズ日比谷などで拡大公開決定 監督・キャストのコメントも

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2020年02月07日 10:41  リアルサウンド

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『ミセス・ノイズィ』(c)「ミセス・ノイズィ」製作委員会

 第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門にて上映された映画『ミセス・ノイズィ』が、TOHOシネマズ日比谷、新宿武蔵野館ほかにて5月に拡大公開されることが決定した。


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 『フィガロの告白』『ハッピーランディング』の天野千尋が監督・脚本を務めた本作は、ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2人の女の運命を狂わせる大事件へ発展していく物語。「SNS炎上」や「メディアリンチ」など、現代の社会事情も絡みつつ、後半思わぬ方向に事態が進んでいくサスペンスフルな展開や、子供のケンカから、国や民族の紛争や戦争まで、あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマに描かれる。


 主人公の小説家・吉岡真紀を演じるのは、『共喰い』『湯を沸かすほどの熱い愛』などの篠原ゆき子。そして、隣人の若田美和子役を『どうしようもない恋の唄』の大高洋子、真紀の夫・裕一役を長尾卓磨、美和子の夫・茂夫や役を宮崎太一、真紀の従兄弟・多田直哉役を米本来輝、真紀の娘・菜子役を「Foorin」のメンバー“ちせ”としても活躍中の新津ちせがそれぞれ演じる。


 公開された本ビジュアルには、一枚の布団と篠原と大高、新津がこちら側を向いた姿で収められている。


【篠原ゆき子 コメント】
この映画は「最強災難隣人」と闘う話です。本作のオファーをいただいた直後、美和子役である大高さんと道で偶然お会いするというミラクルが! 「キャ〜篠原さ〜ん!」とガシッとハグしてくれた時の大高さんの圧倒的パワー、この映画は絶対に魅力的になると確信しました。そして、私が演じた真紀は、猪突猛進、ガシガシがむしゃらな天野監督の姿そのものだと思いました。と思ったら、観賞後の私の家族曰く、真紀は私そのものだそうです…そうか…笑。兎に角、みんなでがむしゃらに作ったので宜しくお願いします。


【大高洋子 コメント】
初めて『ミセス・ノイズィ』の台本を読んだときに、心が震えたのを今でも思い出します。私より一日クランクアップの早かった篠原さんの最後の撮影シーンで、彼女が夕闇の坂道をかけ降りていく姿をみて、泣けてきたのを思い出します。みんな生きてるなぁ。また明日一歩前に進もう、大事な人と。この作品が、そんなチカラになったらうれしいです。


【長尾卓磨 コメント】
帰るところ。家か、土地か、あるいは人であるか。国か。果たして帰るところなぞそもそも必要あるのか。実際あるのか。でも、きちんと帰るところがあるから安心して遠くへ行ける。ということもあるかもしれない。今回の撮影現場の、「渦中の家」に帰るのは毎度けっこうな楽しみでありました。こわいものみたさに近い悦びを感じて。この映画を観た方の帰り路が、往路とは少しでもちがう景色に見えていたら、とてもうれしく思います。


【新津ちせ コメント】
菜子役を演じました、新津ちせです。『ミセス・ノイズィ』の撮影はとても楽しかったです! 菜子は、自分の気持ちに素直に行動しようとする女の子です。でも、普段なら「やっちゃダメだよ」と言われてしまうようなことを菜子がやるシーンがあって、すごくドキドキしたのですが、天野監督が「思いっきりやっていいよ!」と言ってくださったので、めいっぱいやることができました。この映画を、ぜひ、たくさんの方に見てほしいです!


【宮崎太一 コメント】
この作品の台本を 初めて読んだ時の衝撃と感動を今でもはっきりと覚えています。この映画に参加できて 本当に幸せです。いよいよ公開されます。ドキドキです。監督 スタッフ キャスト この映画 公開に協力して下さった人達に感謝します。皆さんの心に届きますように。


【天野千尋監督 コメント】
私たちの身の周りで、「争い」は絶えません。友人や家族との身近なケンカから、国と国の戦争まで、あらゆる争いはどうして起きてしまうのか?と考え始めたことが、この映画の構想の始まりでした。争いの果てにはおおよそ悲劇が待っている。それなのに、私たちはそれをやめられない。スクリーンの中で起こるアイロニックな狂想曲を、ぜひ自分に重ねながら、体感して頂きたいです。


(リアルサウンド編集部)


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