【Steam】マッチョ犬や豪腕キツネが激突『Fight of Animals』”ネットミーム発格ゲー”の魅力とは?

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2020年02月08日 17:21  リアルサウンド

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Fight of Animals

 突然で恐縮だが、読者の方々は「インターネットミーム」をご存知だろうか。これは”ネットワークを通して流通する一種のネタ”を指す俗語である。昨今はSNSを介し誰でも手軽に情報を発信できるため、意識せずとも面白い投稿に出会える可能性が高い。そうした投稿はネット上で拡散されるにつれ、時には色んな意味でオリジナルを超えるものへ変化することも珍しくない。


(参考:【Steam】開発者の徹底したリスペクトから生まれた “古き良きモンスター捕獲RPG”『Disc Creatures』


 本稿でご紹介する『Fight of Animals』は、そんなインターネットミームから生まれた動物キャラクターが登場する、良い意味で”どうかしている対戦格闘ゲーム”だ。


・強烈にデフォルメされた動物キャラクター
 本作における最大の特徴は、なんと言ってもユニークな登場キャラクター。可愛らしい動物がお出迎えしてくれるかと思いきや、画面上に現れるのは、どれもこれも特定の部位が発達した動物である。


 インターネットミームが元ネタということもあり、各キャラは「人々の視覚的な誤解」に基づいて強烈にデフォルメされている。
※開発を手がけたDigital Crafterは制作にあたり、「動物に対する愛情やリスペクトを欠かしていない」と明言済み。


 例えば、自分の尻尾を追い回す犬の写真から誕生した「POWER HOOK DOG」は、ボディービルダー顔負けのマッスルボディへ生まれ変わった。また真正面からカラスを捉えた写真は、”なんだかゴリラに見えなくもない”というネットユーザーの声が引き金となり、「CROWRILLA」(日本名:カリラ)へと変化を遂げた。


 上記の2体を含め、『Fight of Animals』の登場ファイターは計7体。見た目通りの攻撃を繰り出すものや、奇想天外な離れ技でプレイヤーの笑いを誘うものもいる。元ネタを知るユーザーなら、より楽しめること間違いなしだ。


■登場キャラクター全7体
・POWER HOOK DOG(犬)
・WALKIHG CAT(猫)
・MAGIC SQUIRREL(リス)
・CROWRILLA(カラス)
・MIGHTY FOX(キツネ)
・MUSCLE BELUGA(イルカ)
・SLENDER CAT(猫)


・格ゲー初心者でも楽しめるイージー仕様
 対戦格闘ゲームと聞けば、「コマンド入力やコンボを繋げるのが難しい」と嘆くユーザーも多いのではないだろうか。しかし本作では、対戦前に通常モードと「アシスタントモード」を自由に選ぶことができる。


 前者は一般的な格ゲー同様、パンチやキックが割り当てられた操作キーを使い分け、攻撃を繰り出す。一方の後者は1種類のボタンを連打するだけで、簡単に連続技を叩き込める。複雑なコンボは繰り出せないものの、格ゲー初心者でも対戦の醍醐味が味わえる便利な機能だ。


 もちろん、アシスタントモードで学んだ連携技を軸に、通常モードに戻してコンボ攻撃の軸に組み込むことも可能。キャラクターこそユニークだが、ゲームシステムの作りはシンプルかつ、間口が広く取られたイメージである。


 『Fight of Animals』はSteamにて620円(税込み)で配信中。ネットミームやユーモア溢れる面白ネタが三度の飯より好きな方、”キュートな動物”の真剣勝負に心を奪われた方は、ぜひ一度プレイしてみて欲しい。


(龍田優貴)


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