現地時間4日に訪れたサウス・ウェールズにて、英王室キャサリン妃がプレップスクール時代の恩師夫妻に再会していたことが明らかになった。夫妻は「学生時代とまったく変わっていない」と教え子キャサリン妃の姿に喜びを露わにした。
現地時間4日、夫ウィリアム王子とともにサウス・ウェールズを訪問したキャサリン妃。港町スウォンジーのマンブルズではアイスクリーム店に立ち寄り、ジェラートに舌鼓を打つ姿が注目を集めた。同店を訪問中だったキャサリン妃はこの日、警備員から小さなメモを手渡されたそうで、妃が学生時代に世話になった恩師夫妻からのものだった。そこにはキャサリン妃を一目見ようとアイスクリーム店の外に駆けつけたことが記されていたという。
メモを読んだキャサリン妃は、人混みから同校元教師のデニス&ケヴィン・オールフォードさん夫妻を見つけ、20年以上ぶりの再会を果たしたのであった。キャサリン妃は英南東部バークシャー州パンボーンにある「セント・アンドリュース・スクール」に通っていたが、妻デニスさんはキャサリン妃の体育教師、夫ケヴィンさんは妃にフランス語とドイツ語を教えていたそうだ。
キャサリン妃がウィリアム王子とともにウェールズを訪れることを知り、夫妻は現在暮らすウェールズ南西部カーマーゼンからはるばるマンブルズまで足を伸ばしたという。
ケヴィンさんは、
「私達の書いたメモを大変親切な警備の方が受け取ってくださったのです。メモを持ってアイスクリーム店に入っていかれたのですが、のちに私達を見つけてくださいました。」
「彼には心から感謝しています。」
と警備員の粋な計らいに感謝した。キャサリン妃は久しぶりの再会を喜ぶとともに、
「世間は狭いものですね。」
「セント・アンドリュースで私が学んだことを、子供達にもしっかりと受け継いでいきたいです。」
と話したという。
学生時代のキャサリン妃の様子についてケヴィンさんは
「勤勉で大変誠実な生徒でした。」
「妃は運動能力にも優れ、素晴らしいアスリート、スイマーでしたよ。」
デニスさんは
「私は水泳指導をしていたのですが、妹さん(ピッパ・ミドルトンさん)同様、それは見事な水泳選手でした。」
とのちの取材で明かしている。20年以上の時の流れのなかで元教え子が未来の王妃となったことで、久々の再会の際は「どのように挨拶すべきか?」と悩んだというケヴィンさん&デニスさん、当初は
「英王室の掟を破ることはしたくありませんでした。」
「膝を曲げてお辞儀をしたり、握手を交わすのはなんとなく違うような気もしていました。」
と複雑な心境を抱えていたという。しかしキャサリン妃は人混みの最前列で待機していた夫妻を見つけ出すとすぐさま近づき、ハグをしてくれたそうだ。最後に会ったのはキャサリン妃が14歳の頃だそうで、夫妻は20年以上ぶりとなった教え子との再会を振り返り、
「とても感動的な再会でした」
「当然ですが、外見は最後に会った時から変わっていましたね。身長は30cmほど伸びたのではないでしょうか。しかし性格や雰囲気はあの頃と何一つ変わっていませんでした。」
と述べ、
「ウィリアムにケイトが『昔通っていたプレップスクールの先生達なの』と私達のことを伝えてくださったのです。」
「するとウィリアムは『へぇ、そうなんだね』とおっしゃって、わざわざ私達に手を振ってくださったんですよ。」
と、キャサリン妃が車に乗り込む際のエピソードを興奮気味に語った。
誰に対しても分け隔てなく誠実な態度で接するキャサリン妃。そんな昔の教え子の変わらぬ姿には、オールフォードさん夫妻も誇らしい気持ちだったことだろう。
画像は『Kensington Palace 2020年2月4日付Instagram「The Duke and Duchess visit Bulldogs Boxing Community in Port Talbot」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)