SBK:Aruba.it レーシング-ドゥカティがイモラで2020年の体制発表。目標は「タイトルを持ち帰ること」

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2020年02月14日 07:51  AUTOSPORT web

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Aruba.it レーシング-ドゥカティがイモラ・サーキットで2020年の体制発表
2月12日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するAruba.it レーシング-ドゥカティは、イタリアのイモラ・サーキットで2020年の参戦体制発表を開催した。発表会にはチャズ・デイビスとスコット・レディングが登場し、2020年シーズンを戦うドゥカティ パニガーレV4 Rがお披露目された。

 ドゥカティのファクトリーチームであるAruba.it レーシング-ドゥカティは、2019年からマシンを変更しV型4気筒エンジンを搭載したパニガーレV4 Rを投入。昨シーズンはアルバロ・バウティスタが開幕11連勝を記録し、最終的に24度の表彰台、16度の優勝を挙げランキング2位。デイビスは1勝含む10度の表彰台を獲得してランキング6位に入った。

 バウティスタが好成績を残したものの、2020年もドゥカティはライダーラインアップを変更。デイビスは継続され7年連続ドゥカティから参戦するが、チームメイトはMotoGPに参戦経験があり、2019年にブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)で王者に輝いたレディングが加入することとなった。

 この日行われた発表会では、ライダーのふたりが登場し2020年のSBK仕様となるパニガーレV4 Rがお披露目された。「シーズンに向けて期待が高まっている。2019年シーズンの後半には、パフォーマンスと結果が大幅に向上し、最終戦では常に表彰台圏内で戦うことができた」と語るのはデイビス。

「目標はさらに戦闘力を高めることで、長年にわたって蓄積してきた経験が僕たちを助けてくれると信じている。冬の間、僕たちは素晴らしい仕事をしてきており、ラップタイムを追及せずにテストを実施してきたが、非常に手ごたえを感じている」

「身体的にも、マシンのフィーリングの面でも、1年前よりも遥かに良い状態だ。すべてのファンのサポートに感謝したいと思う。数多くの勝利を収めて彼らと一緒に祝いたいと思う。5月には、ここイモラでもレースが開催されるので、優勝を目指す」

 レディングは「この新しい冒険にとてもワクワクしている。過去の経験から、幸先の良いスタートを切ることが何より重要だと思っている。絶対的なパフォーマンスという点で、戦闘力がどの程度なのかを理解する必要があるが、僕たちの使命は、できるだけ早く勝ち始めることだ」と意気込む。

「ウインターテストの内容には、非常に満足している。素晴らしい仕事で、多くの自信を与えてくれたチームに感謝したいと思う。僕たち全員は同じ目標を目指しており、これは非常に重要なモチベーションになっている。この特別なチャンスを与えてくれたAruba.itとドゥカティに感謝している。ファンに約束できること? それはドゥカティスタの並外れた情熱に応えることだ。その目標はただひとつ、ボローニャにタイトルを持ち帰るということだ」

 また、ドゥカティ・コルセのゼネラルマネージャーであるルイジ・ダリーニャは2020年のAruba.it レーシング-ドゥカティについて以下のように述べた。

「私たちは、ここ数カ月間、パニガーレV4 Rの開発に取り組んできた。昨年は、私たちのマシンは高い戦闘力を示したが、2020年のチャンピオンシップは、ライバルもニューマシンを投入しており、さらに激しい戦いが繰り広げられるだろう」

「私たちにはひとつの目標しかない。それは、2011年以来逃してきたスーパーバイク世界選手権のタイトルを再び持ち帰ることだ。私たちには素晴らしい才能と高いモチベーションを持ったふたりのライダーがいる」

「チャズはチームに7年間在籍し、チームの大黒柱となっている。BSBチャンピオンのスコットは、ウインターテストでその速さを証明してくれた。私たちは、フィリップアイランドから始まるすべてのレースで、主役になるために必要なすべての要素を持っていると確信している」

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