プジョー、レベリオン撤退後もWECプログラム継続を宣言。今後はトタルと協力

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2020年02月14日 11:31  AUTOSPORT web

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WECプログラムの継続を発表したプジョーの車両イメージ。以前公開されたものとカラーリングが変更されている。
2月13日、レベリオン・レーシングが2020年6月に行われるル・マン24時間レースを最後にモータースポーツから撤退するというアナウンスを受け、プジョーが声明を発表した。プジョーはスイスチームとタッグを組み2022年からWEC世界耐久選手権の最高峰プロトタイプクラスに参戦するとしていたが、レベリオンの撤退後もこの計画を変更することなく推し進める。

 フランスのメーカーとレベリオン・レーシングは2019年12月に技術的パートナーシップを結び、2022年からWECのLMHル・マン・ハイパーカークラスに参戦することを計画していた。

 しかし、13日にスイスの高級ウォッチブランドが今年6月のル・マンを最後に、モータースポーツから撤退するという発表を行ったため2社によるコラボレーションは終了することになった。

 この決定を受けて同日、プジョーは声明を発表。その内容は2年後に耐久レースのトップカテゴリーに復帰する計画に変わりはなく、今後はパートナー企業であるトタルと協力していくというものだ。

「我々は現在、WECの技術プロジェクトを構築する初期段階にあり、レベリオンの決定を認め2022年までに我々のチーム運営システムの構成を修正する方向で進んでいる」と語るのはグループPSAモータースポーツのジャン-マルク・フィノー代表。

「すべてのモータースポーツから撤退するという彼らの決定は、プジョーの耐久レースプログラムに変更を与えない」

「我々はパートナーのトタルと焦点をあわせ直し、そのエネルギッシュな企業イメージと完全に一致させた、プジョーの誇りとなるレースカーの設計作業を情熱を持って続けている」

 昨年11月、プジョーがWEC/ル・マンへの復帰をアナウンスした際、同ブランドはル・マン・ハイパーカーで参戦するとしていた。しかし、レベリオン撤退後に出された最新の声明では“ハイパーカー”という言葉が省略されている。

 その一方で、フランスメーカーは1月末にACOフランス西部自動車クラブとIMSAが共同発表した、両シリーズの最高峰クラスで総合優勝を争うことのできる“LMDh”プラットフォームについて、まだコメントをしていない。

 そんなプジョーとWECプロジェクトについて話し合いを行なっていたことが知られているLMP2コンストラクターのオレカは先月、LMDhのベースシャシーの開発に専念するためLMH計画を放棄することを確認している。

ランキングスポーツ

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