「ツインズ・前田健太」始動…プロ14年目は新天地・ミネソタで

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2020年02月14日 18:12  ベースボールキング

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ベースボールキング

今季はツインズでプレーする前田健太
◆ アメリカにも春の訪れ

 海の向こうも、"球春到来"──。

 日本から遅れること約2週間、アメリカでもメジャーリーグの各球団が続々とキャンプイン。まずはバッテリー組が新シーズンに向けた準備をスタートさせている。

 現地時間13日(日本時間14日)には、ツインズに移籍した前田健太がチームに合流。ユニフォーム姿のお披露目とはならずも、ツインズのTシャツを着用して汗を流した。


◆ 「楽しく初日を終える事ができました!」

 メジャー挑戦から4年、前田健太のプロ14年目は波乱含みの船出となる。

 キャンプインを目前に控えた2月頭にトレードの話が浮上すると、現地時間4日にはツインズへの移籍が報じられる。ところが、2年前のア・リーグMVP男らが絡んだ大型トレードは思わぬ展開へ。前田の交換対象でドジャースからレッドソックスへと移る予定だった選手にメディカルチェックで不具合が見つかり、トレードは一旦白紙に。移籍の話が立ち消えた。

 それでも、ほどなくしてトレード話は再燃。結局、前田のツインズ行きは現実となり、ドジャースは別の選手を手札にムーキー・ベッツやデービッド・プライスといった大物の補強に成功。当初の予定から形は変わったが、トレードは成立となった。


 そんな事情もあり、前田はキャンプ2日目からの合流に。ドジャースでは、特にここ数年は先発にリリーフと起用法が定まらずに苦しんだこともあったが、新天地では先発として期待する声が大きい。

 とにかく頑丈、イニング数を稼げるという強みがあり、その中でチームを勝たせられるというのが最大の魅力。13年のキャリアのなかで、シーズン2ケタ勝利は日米あわせて9回も記録。日米通算150勝という節目にも「あと6つ」まで迫っており、アクシデントなく順調にいけば今季中にクリアできることだろう。


 紆余曲折を経て、プロ14年目の春を迎えた前田。初練習の後には自身のinstagramを更新し、「みんなに温かく迎え入れてもらい、楽しく初日を終える事ができました!」とコメント。「明日ブルペンで投げる予定で、ユニフォームを着るのでまた載せます」と新ユニフォーム姿のお披露目も予告している。

 新天地で迎えるプロ14年目、前田健太の新たな戦いが始まった。


◆ 前田健太・プロフィール


ポジション:投手
投打:右投右打
身長/体重:185センチ/83キロ
生年月日:1988年4月11日(31歳)
経歴:PL学園高−広島(06年・高1位)−ドジャース−ツインズ

<NPB・年度別成績>
2008年:19試(109.2回) 9勝2敗 防3.20
2009年:29試(193.0回) 8勝14敗 防3.36
2010年:28試(215.2回) 15勝8敗 防2.21
2011年:31試(216.0回) 10勝12敗 防2.46
2012年:29試(206.1回) 14勝7敗 防1.53
2013年:26試(175.2回) 15勝7敗 防2.10
2014年:27試(187.0回) 11勝9敗 防2.60
2015年:29試(206.1回) 15勝8敗 防2.09
─────
[通算] 218試(1509.2回) 97勝67敗 防2.39
☆沢村賞(2010年・2015年)
☆最多勝(2010年・2015年)
☆最優秀防御率(2010年・2012年・2013年)
☆最多奪三振(2010年・2011年)


<MLB・年度別成績>
2016年:32試(175.2回) 16勝11敗 防3.48
2017年:29試(134.1回) 13勝6敗1セーブ 防4.22
2018年:39試(125.1回) 8勝10敗5ホールド・2セーブ 防3.81
2019年:37試(153.2回) 10勝8敗4ホールド・3セーブ 防4.04
─────
[通算] 137試(589.0回) 47勝35敗9ホールド・6セーブ 防3.87 


【日米通算】
355試(2098.2回) 144勝102敗9ホールド・6セーブ 防2.80

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  • エクスポズ時代に先発からブルペン行きを命じられた現ロッテコーチ吉井さんは『じゃこれは要らないでしょう』とバットでヘルメットを叩き割ったとか。…マエケンもやってみれば良かったのに
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