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40・50代での転職はアリ? 「3度の減収の覚悟を」とお金のプロが助言

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2020年02月15日 07:00  AERA dot.

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写真深野康彦(ふかの・やすひこ)/ファイナンシャルリサーチ代表。個人の資産運用手法に精通(写真:本人提供)
深野康彦(ふかの・やすひこ)/ファイナンシャルリサーチ代表。個人の資産運用手法に精通(写真:本人提供)
 新しいキャリアという理想を描いても、お金という現実が大きな壁となることもある。AERA2020年2月17日号は、この問題にどう向き合えばいいのかを専門家に聞いた。

*  *  *
 働き方を変えたいと思うとき、ネックになるのはお金の問題だ。ファイナンシャルプランナーの深野康彦さん(57)は、「ライフプランを俯瞰(ふかん)した支出を認識しておくことが大事」と話す。

 支出で負担が大きいのは住宅ローンだ。生活をダウンサイジングしても好きな仕事に移りたい、と考えている人は住宅ローン完済のめどをつけた上での決断を勧めたい。

 子どもがいる人は教育費も念頭に置く必要がある。

 2018年度の文部科学省の子どもの学習費調査によると、公立中高に進学した場合は計283万7千円、私立中高に進学した場合は計712万9千円かかる。大学4年間にかかる授業料の目安は、国公立だと理系文系問わず250万円弱。私立文系では約400万円、私立理系で500万円強かかる。

 50代になると親の介護も始まる。生命保険文化センターの18年度の調べで、介護の開始に伴う一時的費用は平均69万円。加えて月額平均7万8千円かかる。平均54カ月余り続く介護期間をかけると、計421万2千円にも上る。

 こうした支出に対する備えと道筋がついているか。そう考えると、転職する場合はやりがいも大事だが、収入の大幅ダウンは避けたい。深野さんは「労働市場での自分の価値を客観的に把握し、今の収入が分相応であれば、居づらくても我慢して会社に残る選択を取るべきでしょう」とアドバイスする。

 40〜50代は今の会社にいても、収入のピークが過ぎている可能性もある。留意しなければならないのは、給与は徐々にアップするが、ダウンするときは1割、2割とガクンと減るということだ。年収600万円なら480万円、年収800万円なら640万円まで落ち込む計算だ。

「役職定年、60歳の再雇用、65歳の年金受給開始の段階で少なくとも3回は減収が訪れます。40〜50代は常にリストラのターゲットになることも自覚しておく必要があります」

 リスクを取ってでも転身を見据えるのであれば、支出を減らす必要がある。生涯コストを抑えるポイントが健康だ。

「収入は自分でコントロールできませんが、健康はコントロールできます。ランニングや食生活の改善など、できることはすぐにでも始めるべきです」

 自営業やフリーランスとして働く場合、会社員の厚生年金に当たる年金の2階部分をどう確保するか。深野さんは、終身払いが原則の国民年金基金への加入を勧める。

 大学院などで学び直す際に留意すべきことは何か。

 深野さんは「入り口だけでなく、出口をプロデュースできる人でないとコストの掛け損になります」と言う。資格を取った後、どうやって持続可能な収入につなげるか。資格を取って自営業を目指す人が筋の良い顧客を確保するには、斡旋(あっせん)業者に頼るより、自力で築いたネットワークや人脈がカギになる。今の会社の同僚や取引先も顧客になる可能性があり、転身を図る前からの積み重ねや自分を売り込むプロデュース力を養う準備が必要だ。(編集部・渡辺豪)

※AERA 2020年2月17日号

【おすすめ記事】定年後の働き方、年金減額されても会社員が正解? プロの答えは…


このニュースに関するつぶやき

  • リストラされる前に持ち家手放すと嫁がギャースカ煩いが、その場合離婚して嫁に借金ごと押し付ける必殺技もあり。それくらいやる覚悟ネーと今の日本社会は生き残れないぜ。
    • イイネ!1
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  • 五体満足で運転出来るなら仕事にあぶれる事は無いよ。特に今の中高年の免許は貴重だよ。中トラ乗れるから。
    • イイネ!62
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