しかし今年1月に入り、ヘンリー王子・メーガン妃は“高位王族”からの引退やカナダに拠点を置くことを発表、その流れによりバッキンガム宮殿に新設したオフィスは開設から1年も経たないうちに閉鎖されることとなった。開設当初は、2016年の米大統領選キャンペーンでヒラリー・クリントンのシニアアドバイザーを務めたサラ・レイサム氏をPRマネージャーに採用するなど夫妻のその人選も注目を集めたが、『Daily Mail Online』は夫妻がレイサム氏をはじめとする15名ほどの職員に対し、1月中に解雇通告を行ったことを報じている。そのなかには引き続き英王室での雇用をオファーされた者も数名いたそうだが、その他の職員らは解雇手当の内容を交渉中だという。
ほんのひと月前までは「引き続き女王や母国のために尽力していく」と伝えていた夫妻は現在、カナダや米国で“プロジェクト”や“イベント”に携わりながら超富裕層とのネットワーキング作りに奔走中だ。『Daily Mail Online』はこのたびのオフィス閉鎖ならびに職員の一斉解雇は「長期で英国には戻るつもりはない―という夫妻の強い意志の表れ」だと報じており、夫妻と王室の関係はより希薄なものになると見ているようだ。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年6月8日付Instagram「Today The Duke and Duchess of Sussex joined The Queen and members of The Royal Family at the annual Trooping the Colour, to celebrate Her Majesty’s official birthday.」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 c.emma)