『ドラ恋〜Bang Ban Love〜』第4話ーー新メンバー・タクヤ登場で8名の恋模様に変化が!?

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2020年02月16日 16:22  リアルサウンド

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『恋愛ドラマな恋がしたい〜Bang Ban Love〜』(c)AbemaTV

 ペア決めから始まったAbemaTVオリジナル番組『恋愛ドラマな恋がしたい〜Bang Ban Love〜』第4話。男性陣からの指名かつ、指名順はくじ引きというお決まりの流れで、たすく(井上佑)が1番を引き当てる。そこで澤田(育子)先生が一言、「最初に指名できるのは1番を引いた方ではありません。今回、新しいメンバーが入ります。その方からペアを指名してもらいます」。予定調和が乱された。


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 登場したのは、どことなく威圧的で仏頂面のタクヤ(根岸拓哉、23歳)。タクヤは、拶「追加メンバーということで僕には皆さんより時間がありません。あと4話分、主役をとるつもりで来ていますし、とるために来ました」と挨拶し、その場の空気を一瞬にして変えた。


 参加して早々、初対面の中からペアを選ばなければならないタクヤに対して、澤田先生より「ペア組の参考になるような質問をして下さい」というオーダーが。タクヤの「今、現段階で、この中で気になっている人はいますか?」という単刀直入な質問に、女性陣全員が「います」と回答した。


 そんなある意味“お呼びではない”状況下、タクヤが指名したのはわかな(若菜)。ほくと(南北斗)に指名されたいと思っていたわかなもこれにはビックリで、まさに寝耳に水という表情。タクヤは指名した理由を「1話・2話を観て、そこで主役を演じられていない人と奪りたいと思った。その“何くそ”と思う反骨精神にかけている」と明かし、第一印象とはまた違う実直な一面を覗かせていた。


 続いて、たすくは迷わずみこと(日比美思)を指名。唯一の3回連続の同一ペアである。そしてたすくが挙げる指名理由がまた胸キュンもので、「毎回キスシーンありきのドラマじゃないですか。みことちゃん以外とキスする、想像もできんかった」と、さらりと言ってのけるのである。


 続いて3番手のチワ(千綿勇平)ははづき(木村葉月)を指名し、「打算的かもしれないけど、2回恵子を演じたはづきちゃんとだからこそ演ってみたい」と話す。ここのところチワは、恋愛面においては影を潜めているように思う。たすくとほくとで揺れていたはづきだったが、「ちょっとでも脈があったらたすくくんにいけてたと思う」と本音をこぼし、彼女もまたいまいち恋愛の方には手応えを感じられていないようだ。


 そんなはづきとは裏腹に、「はづきちゃんを指名したかった」と口にするほくとは、自動的にひらりー(平田梨奈)とペアに。「最後まで誰からも選ばれない、気になる人(たすく)にも前回ペアを組んだ人(チワ)にも選ばれない。やばくない?」と珍しく落ち込みモードのひらりー。はづきの練習風景ばかり気にしてしまうほくとと自信をなくすひらりーは、互いにまさに“心ここにあらず”状態だった。


 新メンバー加入で8人体制となり、予想外の展開となったペア決めだったが、ここで澤田先生より各ペアに出された課題は「恋人の空気感を作るために、男性は女性を“本当の恋人同士の雰囲気”が引き出せる場所に連れ出す」というもの。早い話がデートだ。


 両想いカップルたすく×みことはドライブデートへ。「お店よりも車内で二人のスペースで会話したかった」というたすくの狙い通り、車中の会話には“恋愛の醍醐味”がぎっしり詰め込まれていた。


たすく「普段一人で行くようなとこに“連れて行きたい”と思う人は普通の人ではないよ。そうじゃなかったら、何回も何回もしつこく指名したりせんわ」
みこと「“普通の人”じゃないですか?」
たすく「そりゃそうやろ」


 互いに“好き”という決定的なワードを使っていないだけで、もうそれと同義、あるいはそれ以上の感情が溢れ出している二人。観ているこちら側まで、本当に幸せな気持ちにさせられる。ごちそうさまです。


 何かが確実に“始まった”のは、新メンバーのタクヤとわかなペアもだった。東京タワーを目の前にした大人なレストランで、シャンパンを片手に乾杯するタクヤとわかな。元々初稽古のときに、随所で垣間見えるタクヤのクシャッとした笑顔に、わかなはのギャップを感じ、面食らっていた。いい意味で第一印象の「怖そうな人」というイメージは払拭されたようだ。


 このデートを通して、わかなは彼に心を開いたようで「私、この人に気を使わず喋ってるな、ほんとに初対面かなって思った」と、その率直な気持ちを伝える。タクヤもまた「俺もこんなに早く自分を見せられたのは珍しい」と、なんだかすでに良い雰囲気に。そう言えば、冒頭、わかなはタクヤからの「好きな異性のタイプは?」という質問に、「友達のように気を使わず、フランクな関係でいられる人」と答えていた。まさかそれに近しい感情を無愛想なタクヤに抱くことになるとは、思いもよらなかったことだろう。


 確かに第1話のときからわかなは、チワに「もっと人間っぽいところがありそうなのに。引き出したい」と言っていたし、第2話でペアとなったほくともあまり感情を表に出さない静かなタイプだった。対してタクヤは、一見近寄りがたそうな雰囲気を身に纏いながらも、時たま見せる笑顔がとてつもなく無防備でキュートだ。そんな意外性を“自分にだけ”見せられることに女性は弱いが、他人の気持ちに敏感なわかなであればなおさらそうなのかもしれない。「タクヤくんとなら(主役の座を)とれる気がする。とりたいし、とれるかもっていう気持ち、3回目にして一番大きいかも」と言い切るわかなに期待大だ。


 ほくと×ひらりーペアのデートはアイススケート。ほくとからすると意外なチョイスだったが、「出来ないことを二人で一緒に出来るようになれたら良いな」という思いがあったのだとか。確かにこれは妙案で、互いに単なる会話だと間が持たなそうな二人だからこそ、話題にも困らず、かつちょっとしたスリルも味わえるこの共同作業は、自然に距離が縮まりやすい最良の選択だったと言える。このデートが功を奏し、二人からは笑顔が見られた。


 最後に、チワ×はづきペアは猫カフェに。芸歴の長い二人は自然と演技についての話題になる。チワが、素直にはづきのことをお芝居の面で尊敬している様子が見てとれた。はづきくらいに歳が離れていて、互いに恋愛対象ではなかったであろう関係だからこそ、チワも少しは気負わず話せるのかもしれない。これまでは「芸歴の長いお兄ちゃんキャラ」を買って出てしまっていたようだが、いい意味でそのキャラを放棄できそうな気配があった。「新メンバーのタクヤ以外では俺だけが主役を演れていないから、絶対にとりたい」と、これまではあくまで「(相手の女性と一緒に)とりたい」という文脈で意気込んでいたのが、一人称で自身の気持ちとして語っていたところに、彼の本気度が窺える。はづきの「1話を撮ってる途中から恵子役を渡したくないという独占欲が湧いてきた」という強い思いとどう反応し合うか。


 新しい風を互いに吹き込んだであろう今回のペア決め。ドラマ第3話のオーディションと本編が早く観たくて仕方ない。(文=楳田 佳香)


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