「髪の毛をしっかり乾かして寝ているのに、朝になると寝グセがひどくてまとまらない」ということはありませんか? それは無意識のうちに、「髪の毛がまとまりにくい乾かし方」をしているからかもしれません。
美容師やヘアメイクのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、朝のスタイリングがラクになる髪の乾かし方をご紹介します。
■朝のスタイリングがラクになる髪の乾かし方
(1)乾かす前にしっかりタオルドライをする
髪の毛は「ケラチン」というタンパク質で構成されています。これは、60度以上の熱が加わることで変性し、ダメージ毛となってしまいます。
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髪の毛がぬれている状態だと、60度より低い温度で熱変性を起こしてしまうので、乾かす前にしっかりとタオルで水気をとることが大切です。
タオルドライが面倒な方は、タオルを頭に巻いて少し時間を置くと良いでしょう。
(2)根本からドライヤーをかける
ぬれた髪の毛の一番乾きづらいところは「根本」です。毛が密集していて、毛先よりも空気に触れにくいからです。
毛先をしっかり乾かした状態で髪がまとまっていても、根本が半乾きの状態だと、クセが戻ったり広がったりする場合があります。毛先よりも先に、根本をしっかり乾かすようにしましょう。
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(3)ドライヤーの風を上からあてる
髪の毛の表面には、外部の刺激から髪を守るキューティクルがあります。このキューティクルは魚のウロコのような形をしていて、乾かす時に毛先の方から根本に向かって風をあてると毛羽立ってしまいます。
髪の毛の中間から毛先を乾かす時は、上から毛先に向かって風をあてると、キューティクルが整いツヤが出やすくなります。
(4)自然に内巻きにしたい時は、顔の方に向かって乾かす
髪の毛は顔を守るような生え方をしているため、後ろから顔の方に向かってドライヤーの風をあてると自然と内側に入ります。
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ブラシを使わなくても、手ぐしで顔側(前の方)にとかしながら風を根本から毛先に向かってあてると、まとまりやすくなりますよ。
乾かし方次第で朝のスタイリングが変わります。朝の支度がラクになるうえ、髪の毛のキューティクルも整うので、いいことづくめです。ご自分のドライヤーの乾かし方を見直してみてはいかがでしょうか。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュインストラクター、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)