岩手県復興のシンボルをバウムクーヘンに

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2020年02月17日 12:13  オズモール

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◆【岩手県のご当地スイーツ】スイーツなかのが選んだ逸品!復興のシンボルをモチーフにしたバウムクーヘン

(c)YOSHIMOTO KOGYO
年間500軒は食べ歩くというスイーツ芸人・スイーツなかのさんが都内のアンテナショップで探してきた、きらめくご当地の宝石!?のような絶品スイーツをご紹介。アンテナショップを巡って探して出してきた、スイーツなかのイチオシのご当地スイーツは一度は食べたい逸品ばかり! 今回のテーマ「バウムクーヘン」から、「いわて銀河プラザ(銀座)」の逸品、おかし工房木村屋の「夢の樹バウム」をお届け。



ボコボコのとこだけでもずっと食べていたい!
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、岩手県「おかし工房木村屋」が作る「夢の樹バウム」をご紹介します。木村屋さんは、陸前高田市で昭和元年より菓子製造・販売業を営む、90年以上続く老舗です。現在は、ゆべしなどの銘菓からパン、焼き菓子、ケーキなど和菓子と洋菓子を幅広く作られています。その中で、今回扱うのは「夢の樹バウム」と名付けられたバウムクーヘン。読み方は、“ゆめのいつき”。バウムクーヘンは直訳すると、ドイツ語で「木のケーキ」という意味ですが、まさに「夢の樹バウム」はある木をモチーフに作られたお菓子なのです。まずは、このバウムクーヘンが出来た背景をご説明したいと思います。





時はさかのぼり、2011年3月11日、東日本大震災。あの日僕は東京にいましたが、ニュースから流れてくる映像や、混乱する街の景色は、月日が経っても心にずっと焼きついています。陸前高田市にお店があった木村屋さんは、震災で店舗が流失されました。店舗だけでなく、工場、ご自宅も被災され流出。それでも、翌年からは仮設店舗での営業を再開されました。僕が文字で書き連ねた事実だけでは計り知れない被災状況にも、屈することのない強い気持ちがあって、再びオープンされたのだと思います。実は、震災以前には火災で店舗工場が全焼してしまったこともあり、再び立ち上がる木村屋さんの強さに心を打たれました。この陸前高田市にあった名勝・高田松原を、皆さんはご存知でしょうか? 知らない方でも“奇跡の一本松”と聞けばわかりますよね。そう、震災で流れてしまった7万本もある松の木の中で、たった1本だけ残ったあの松の木。「夢の樹バウム」は、この“奇跡の一本松”をイメージして誕生したのです。



1カット(281円)
「夢の樹バウム」は、陸前高田のブランド米・たかたのゆめの米粉、岩手県紫波町産の南部小麦、三陸産の有精卵など、地元の素材をふんだんに使って作られています。こちらはカットサイズですが、ボコボコとした突起はホールサイズだとより力強いシルエットになって一本松を表現。外側はシュガーコーティングしてあり、シャリシャリ、サクサク。ここだけでもたくさん食べたいくらい(笑)。内側の生地はほどよいしっとりさもありつつ、ハードタイプで食べ応えたっぷり! この外と中の一体感が、本当に素晴らスィーツ! 専用オーブンを使って遠赤外線でじっくりと焼き、外側と内側の絶妙な焼き具合を生み出し、心地よいコントラストが味わえるのです。最近のバウムクーヘンはしっとり系が主流ですが、個人的にはこういうパワー系が好みです。個包装だからカバンに入れておいて、ちょっとしたおやつにもいいかも。ぜひ、いろんなシーンで食べてみてください!


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