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WRC:トヨタがスウェーデン2連覇。「我々はドリームチーム。過去にないほどチームスピリットは高い」

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2020年02月17日 12:51  AUTOSPORT web

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写真2020年のWRC第2戦スウェーデンで総合1位、総合3位に入ったTOYOTA GAZOO Racing WRTのクルーたち。(右上:カッレ・ロバンペラ、左上:ヨンネ・ハルットゥネン、右下:エルフィン・エバンス、左下:スコット・マーティン)
2020年のWRC第2戦スウェーデンで総合1位、総合3位に入ったTOYOTA GAZOO Racing WRTのクルーたち。(右上:カッレ・ロバンペラ、左上:ヨンネ・ハルットゥネン、右下:エルフィン・エバンス、左下:スコット・マーティン)
 2月16日に大会最終日を迎えた2020年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデン。このラウンドに3台のワークスマシンを送り込んだTOYOTA GAZOO Racing WRTでは、前日総合首位だったエルフィン・エバンスが逃げ切り、2020年シーズン初優勝を飾った。またチームメイトのカッレ・ロバンペラは総合3位表彰台、セバスチャン・オジエは総合4位に入った。

 2月13〜16日の日程で開催されたラリー・スウェーデン。大会最終日の16日(日)は当初2SSで争われる予定だったが、この日は気温上昇が予想されたこと、大雨の予報があったことなどから、最終ステージSS18“リケナス2”の1ステージで争われた。

 全長21.19kmの“リケナス2”はスウェーデン・トルシュビーに置かれたサービスパークの北側エリアが舞台のステージで、ステージ上位5名にランキングボーナスポイントが与えられるパワーステージとしての実施となった。

 前日の予報どおり、16日のステージ周辺では強い雨が降り、走行開始直前には気温が6度前後まで上昇。この影響で路面を覆っていた雪や氷が溶け、そこに雨も重なって難しい路面コンディションとなる。

 競技初日から総合首位につけてきたエバンスは、17.2秒リードで最終ステージに臨むと、着実なペースで走行。ステージ順位はトップと9.1秒差の6位だったものの、総合では12.7秒リードを保ち、2020年シーズン初優勝を飾った。

 エバンスにとっては2017年の第12戦ラリーGB以来となるキャリア2勝目、トヨタ加入後初の勝利だ。トヨタにとっては2019年に続く2年連続でのラリー・スウェーデン制覇となった。

 今回の優勝でエバンスの2020年シーズン累計獲得ポイントは42となり、表彰台獲得回数の差でドライバーズランキングトップにつけた。エバンスがランキングリーダーにつけるのは、これが初めてだ。

 前日、オジエとロバンペラが0.5秒差だった総合3位争いでは、今大会でWRC最上位クラス出場2戦目のロバンペラがSS18最速の10分55秒1を刻んだのに対し、オジエは3.9秒差の10分59秒に終わったため順位が逆転。

 弱冠19歳のロバンペラが6度のワールドチャンピオンのオジエを抑えて、自身初の表彰台を獲得してみせた。

 3.4秒差で総合4位に終わったオジエだが、パワーステージのSS18ではステージ3位を獲得。ボーナスの3ポイントと合わせて15ポイントを積み増し、ドライバーズランキング3位につけている。
 
 マニュファクチャラーズランキングではトヨタが合計73ポイントでランキングトップに浮上。ランキング2位のヒュンダイに10ポイント差をつけている。

 ワークス外からエントリーした勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)は総合9位に入り、2戦連続でトップ10フィニッシュを達成。プライベーターとして参戦したヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は競技初日にマシントラブルがあり大会全体リタイアを余儀なくされた。

■チーム代表のマキネン、チームの戦いを絶賛「彼らを誇りに思う」

「我々にとって最高の結果だ。エルフィンは週末をとおして素晴らしく、彼とスコット(マーティン/コドライバー)はスウェーデンで初めて優勝したイギリス人として、WRCの歴史に名を刻んだ」と語るのはチーム代表のトミ・マキネン。

「また、カッレの最終ステージでの走りも素晴らしいものだった。ライバルたちは過去にこのステージを何度もWRカーで走っているが、カッレは初めてだったにも関わらず、ライバルを大きく突き放したんだ」

「ここまでのところ、我々はドリームチームだといえる。過去にないほどチームスピリットは高く、とてもいい状態にあると思う。私はただただそれがうれしく、彼らを誇りに思うよ」

 イギリス人ドライバーとして初めてラリー・スウェーデンを制したエバンスは「TOYOTA GAZOO Racingに加わって2戦目で勝つことができて、本当にうれしい」と喜びを語った。

「素晴らしいクルマを提供してくれただけでなく、テストでは自分が望むクルマに仕上げてくれるなど、手厚くサポートしてくれたチームに心から感謝しているよ」

「クルマは私に大きな自信を与えてくれ、今回のような変わりやすいコンディションでは、それが大きな助けになった。ここまでのところ、運転をとても楽しめているから、この後のグラベルイベントでもいいフィーリングが続くことを願っている」

 初のステージ優勝で表彰台を手にしたロバンペラは「表彰台に立てて、とてもいい気分。今回のラリーは普段よりも距離が短く、つねにフラットアウトで走らなければならず大変だった」と大会をふり返っている。

 ロバンペラに破れたオジエは「この週末に満足していない訳ではない。確かに4位という結果は不本意だが、十分な選手権ポイントを獲得したし、次のメキシコを戦う上ではいい順位につけてる」と述べた。

「今シーズンのトヨタのラインアップは本当に強力だと思う。自分たちは、気持ちを切り替えて次のラリーに臨み、優勝を目指す」

 2020年のWRC第3戦は3月12〜15日に南米メキシコで行われるラリー・メキシコ。今シーズン初のグラベル(未舗装)イベントだ。大会の中心となるサービスパークは今年もレオンに置かれる。

 このラリー・メキシコは標高の高いエリアでのステージが多く、空気が薄い状態でのバトルを強いられるため、どれだけエンジン出力低下を抑えられるかが勝負の鍵となる。

 加えて、この時期のメキシコは気温が30度前後に達するため、暑さもドライバーやマシンを苦しめる要素だ。

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