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母性内科・荒田尚子先生のプレコン講座7|葉酸は妊娠前から飲むべきサプリです

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2020年02月17日 13:11  Suits-woman.jp

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コンセプション(conception)は妊娠や受胎という意味。プレ(pre)はその前という意味です。将来、妊娠するかもしれない自分のために、今から心身をケアすることが「プレコンセプションケア」です。

すべての女性に組んでもらいたいとプレコンセプションケアの第一人者、母性内科の荒田尚子先生がセミナー「日本のプレコンセプションケアを考える」で発表された内容をまとめました。

葉酸は妊娠前から飲んで!

プレコンケアは妊婦の健康だけでなく、胎児の健康のために大事なもの。少しでも先天異常を予防するために重要です。

「妊娠してすぐわかる先天異常は2〜3%の頻度でおこります。その中のほんの一部ですが、予防できる可能性のある先天異常があります。これらの予防のためには妊娠に気づく前から予防策を取ることが重要です。胎児の体の器官はだいたい妊娠4〜9週(一般的に最終月経の初日から4〜9週)の間に形成されます。しかし妊娠に気がつくのは早くても最後の月経の初日から4〜5週間後、遅ければ12週間ぐらい経ってからという人が多いでしょう。ですから妊娠に気づく前から予防策を取ることが重要です」(荒田先生)

予防できる可能性のある先天異常の原因を整理しましょう。

  • 母体の感染症:風疹、梅毒 など
  • 母体の疾患:高血糖、アルコール中毒、肥満、葉酸欠乏 など
  • 服用している・していた薬:サリドマイド、ミコフェノール酸、バルプロ酸、ワルファリン、メチマゾール、ビタミンA誘導体 など
  • 化学物質の影響:メチル水銀、ダイオキシン、有機溶媒、農薬、金属 など
  • 食品:酒、たばこ など

上の中で特に注目は「葉酸欠乏」です。

「葉酸については、ちょっと誤解されているフシがあります。妊娠するのに必要な栄養素だと思っている人が多いのですが、葉酸が必要なのは神経系の先天異常を予防するためです。ですから海外では、妊娠前のケアとして葉酸を含んだサプリメントを摂るのが常識になっています。日本では正しい情報が行き渡っていないせいか、妊娠前から葉酸を含むサプリメントを採っていた人は全体の1割ぐらいです。とても少ないのです。

葉酸を含むサプリメントを妊娠前からとることによって、先天異常の中の神経管欠損の発生を1万人あたり10人から6人に減らすことができるとの報告が中国南部から報告されています。もちろん、葉酸はふだんの食事からも十分に摂取してほしいのですが(ほうれん草、アスパラガス、春菊、納豆など)、十分な量を採るのは大変ですので、サプリメントも利用していただきたいですね」(荒田先生)

そうなんです、必要量の葉酸を食事から摂ろうとすると……たとえば茹でたほうれん草なら400g、納豆なら3パック、茹でた枝豆で90さや、アボガド3個……1日に食べるのはとても大変!なんですよね。

次に、先天異常の原因になりうる薬のなかで、注意したいのが「ビタミンA誘導体」です。ニキビ対策、美白効果を期待してビタミンA誘導体サプリを飲み続けている女性は少なくないでしょう。特に、難治性にきびの治療薬で、日本では承認されていませんが、輸入されて処方されることのあるイソトレチノインは、先天異常の原因になりうるので妊娠の可能性がある場合には避けなければなりません。

「葉酸やビタミンA誘導体などについても、正しい情報がしっかり行き届いていないと感じています。お酒やたばこがよくないことはよく知られていますが、そのほかにもこれだけリスク要因があることを知っていただきたいですね」(荒田先生)

毎日の食事が健康の元ですが、プレコンケアの始まりもであります。健康のためはもちろんろんですが、将来の自分のため、生まれてくる赤ちゃんのため、家族のためにも、今日の食事は大切なんですね。

葉酸は妊娠初期に必要な栄養素です。

構成/佐藤恵菜

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