日本初の美容専門職大学、ミスパリ学園が2021年4月に開学へ

学校法人ミスパリ学園が、日本で初めて美容をテーマにした専門職大学「ビューティアンドウェルネス専門職大学（仮称）」の開学を目指し、文部科学省に設置認可申請を提出した。認可が下りれば、2021年4月に開学する見通し。校舎は、横浜市都筑区でオンワードホールディングスが運営する「オンワード総合研究所」に構える計画で、3月に土地・建物の所有権が移る予定だという。
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　ミス・パリ・グループは、1990年にエステティシャン養成スクール「ミス・パリインターナショナルスクール」を開校し、2008年に学校法人ミスパリ学園を設立。現在は東京、大宮、名古屋、大阪に専門学校を開校している。
　専門職大学は従来の大学と専門学校の長所を取り入れた教育を行う大学で、卒業生には大学と同様に学士が授与される。ビューティアンドウェルネス専門職大学では、人生100年時代に伴い人々がクオリティーオブライフを志向するようになり、ビューティだけではなくウェルネスの比重が高まることを視野に入れ、観光や医療、スポーツ、ITといった様々な学問をビューティウェルネス学に掛け合わせることで美容の可能性を広げ、新しいビジネスを創造できる人材育成を目指すという。学長はミス・パリグループ代表と学校法人ミスパリ学園の理事長を務める下村朱美氏の就任を予定している。
　カリキュラムはビューティウェルネス学を軸に構成。学士のほか、インターナショナルビューティセラピストやビューティセラピスト、IPSNビューティセラピー国際資格、IPSNジュニアビューティシャン、スパ・セラピスト、介護予防セラピスト、ビューティアドバイザーなど美と健康に関する国内外の資格取得に向けたプログラムを用意するという。
　また、日本を訪れるインバウンド観光客の増加に対応するために日本の「おもてなし」の心への理解を深め、高度な理論と技術力を養える教育も実施。インバウンド観光客が求める高付加価値な美容や健康、リラクゼーションサービスを追求する。3月には希望者に向けた説明会を開く計画だ。
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■ビューティアンドウェルネス専門職大学（仮称）開講予定：2021年4月校舎設置予定地：神奈川県横浜市都筑区牛久保3-9-3