ウイリアムズF1『FW43』:昨年型のコンセプトを維持し、効率的な改善図る「ポジティブな兆し」と首脳陣

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2020年02月17日 18:31  AUTOSPORT web

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ジョージ・ラッセルがウイリアムズ2020年型F1マシン『FW43』のシェイクダウンを実施
ウイリアムズF1チームは、2月17日、オンラインで2020年型マシン『FW43』の画像を公開した。

 昨年のホワイトとライトブルーのカラーリングを大きく変更、ホワイト、ブルー、レッドの鮮やかなデザインに変更したウイリアムズ。2018年、2019年とF1コンストラクターズ選手権で最下位10位に沈んだだけに、当然、今年は挽回を狙っており、チーム副代表クレア・ウイリアムズは、2020年は「チームにとって新たなスタートの年になります」と語っている。

「これまで、弱点だった分野に取り組むことに時間を費やし、競争力の高いレースカーを作り上げるために、適切な人材、構造、手順、リソースを、正しい状況に置くよう心掛けました」

「全員が、ウイリアムズを再建し、競争力ある状態に戻すことに力を注いでいます。2020年シーズンの目標は前進することです。ファイティングスピリットはいまなお健在です。今年、全員がチームを望む位置に戻すまで戦っていきます」

 デザインディレクターのダグ・マッキーナンは、限りあるリソースのなかで、効率よくパフォーマンス向上をもたらす部分を選んで、改善に取り組んだという。

「FW42の問題あるエリアを理解することに集中し、自分たちのリソースのなかで一番パフォーマンス向上をもたらすであろう部分を注意深く選び、開発した」

「FW43のメインコンセプトはFW42の開発を継続することであり、レイアウトには根本的なコンセプトの変更はない。風洞での開発ペースは良好で、冷却効率においてもそれなりの改善を見出した。ブレーキやマシン重量など、2019年に影響を及ぼしたメカニカル面の問題に対処し、改善してきた。シーズンを通して引き続きそこに集中していく」

 チーフエンジニアのアダム・カーターも「FW42の基本設計概念のいくつかを保持すると決め、新たなコンセプトの開拓につぎ込むリソースを抑えた」と説明した。

「その結果、デザインチームは作業の効率化を図るための余裕を持つことができた。それがパッケージングとコンポーネントの細かい部分に表れている」

 2020年のドライバーはジョージ・ラッセルとルーキーのニコラス・ラティフィのペア。チームは若きふたりに『FW43』を託し、最下位からの脱却を目指す。

 17日、ウイリアムズはスペイン・バルセロナでニューマシンのシェイクダウンを実施、ラッセルが走行を開始した。

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  • スポンサー離れに若手の持込金頼み。今シーズンも厳しい展開は続きそう。
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