本当に理系は恋におちたら証明するのか?長いアニメタイトル検証してみた

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2020年02月17日 21:00  ソーシャルトレンドニュース

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"本当に理系は恋におちたら証明するのか?長いアニメタイトル検証してみた"

長いタイトルのアニメが多くなった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

「ヲタクに恋は難しい」や「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」などなど、あらすじをタイトルで一発説明してくれる作品は多くあります。

長すぎて正確な名前を覚えづらいこともありますが「ヲタクには恋が難しいという話なのかな……?」「きっと俺の妹についての話なんだろうな……!」などなど、タイトルのおかげでたくさんの作品から自分好みの作品を選びやすいのもまた事実。

しかし、エンタメライターの自分としてはこういった長いタイトルの作品を見かけるたびに、心をよぎっていたことがあります。

そう、それは「そのタイトル、本当に現実に即しているのか?」という疑問。

人は自分で考えている以上に思い込みが激しい生き物です。
事実と照らし合わせ、正しい知識を得ることは必要不可欠な行為ですから、長いタイトルの作品を見るたびに「本当にヲタクに恋は難しい……のか?」「俺の妹がこんなに可愛いわけはない……のだろうか……?」といった疑問が浮かぶのは自然なこと

というわけで、今回はそんな長いタイトルのアニメ作品のうち、独断と偏見でピックアップした人気作品について「本当にタイトルが現実に即しているのかどうか」を調べていきます。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のか?

まず最初に取り上げるのは、アニメ作品の金字塔「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。

2011年にフジテレビにて放送され、もともとのアニメファン以外にも支持された本作ですが、ここで圧倒的に気になるのは「本当に僕達はあの日見た花の名前をまだ知らないのか?」という疑問。

作中ではそもそも花についてほぼ何も明言されていないため、これから調べることは完全に作品となんの関係もない個人の趣味になりますが、こちらのタイトルを一見して、同じことを疑問に思っていたファンは(たぶん)多いはず。

というわけで、まずは「そもそもあの日に花を見たことがあるかどうか」を調べてみました。


まさかの真っ二つ。個人的にはなにかしらの花ならだいたいの人が見たことあるだろうと思っていたのですが、思った以上に賛否両論の結果となり、1問目からいかに自分の常識が偏っているかを思い知らされる事態となりました。

では、続いて「花の名前をもう知っているか、まだ知らないか」を調査します。


もう知っている人が多い。あの日見た花の名前を僕達はもう知っていることが多く、まだ知らない人はマイノリティという、喜んでいいのか悲しんでいいのかなんともいえない結果となりました。

というわけで、やや世知辛い上記の結果を踏まえた結論がこちら。


あの日見た花の名前を僕達がまだ知らない確率は、実に20.2%。高いのか低いのかはこれも賛否両論わかれるところではありますが、決して圧倒的ではないということだけは心に留めてこれからも作品を楽しんでいきたいところです。

「推しが武道館いったら死ぬ」のか?

続いて調査するのはアニメ化されたばかりの話題作「推しが武道館いってくれたら死ぬ」。
地下アイドルのファンをテーマにしたコメディですが、こちらも圧倒的に気になるのは「推しが武道館いったら死ぬのかどうか」という1点です。

しかし、こちらはまずは「推し」がいないことには話が始まりません。というわけで、まずは「推し」がいるかどうかを調査します。


わりと推しがいる。日本人、わりと推しがいることが多いようです(なお、私も圧倒的に推しがいるタイプなので、この結果はなんとなく嬉しいものがありました)
ぜひ「いいえ」と答えた4割弱の方にもぜひいつか推しが現れてくれることを願っています。

では、続いて「推しが武道館にいってくれた」確率を見てみましょう。


推し、わりと武道館にいっている。武道館というと「夢のステージ」「一番の目標」などに掲げられることが多いですが、意外にも多くの推しが武道館という夢を達成している様子。推しがまだ武道館にいってくれてない身としては、なんともうらやましい限りの結果となりました。

では、最後にここまでを踏まえて「推しが武道館いってくれたら死ぬのかどうか」を見てみましょう。


めっちゃ死ぬ。推しが武道館いってくれると高確率でファンは死ぬという調べる前からわかっていた事実が改めて明らかとなりました。

なお、ここまで来ると「推しが武道館いってくれても死なない」30%の方がもはや気になりますが、おそらく「最初から行くと信じきっていたから特に驚くようなことではない」「むしろ推し始めたときにはすでに武道館にいっていた」などではないかという特にいらない仮説もここに付け加えておきます。

では、以上を踏まえた結論がこちら。


推しが武道館いってくれたら死ぬ確率は24.5%。先ほどのあの日見た花の名前を僕達がまだ知らない確率に比べるとやや高く、より現実に即したタイトルであると言えそうです。

理系は恋におちたら証明するのか?

 
最後に調査するのは「理系が恋に落ちたので証明してみた。」。高い偏差値と低い恋愛能力のギャップが魅力のコメディ作品ですが、こちらもやはり気になるのはタイトルの整合性。というわけで、まずは「恋に落ちたので証明しようとしてみたことがあるかどうか」を調べてみました。


わりと高い気がする。数字としては3割ちょっとというのはかなり低いと思うのですが、個人的には恋を証明しようとする人、わりといるなというのが素直かつ率直な感想です。

では、この34.2%の生真面目(?)な方は、本当に理系なのでしょうか? 調査結果を見てみましょう。


そこまで理系じゃない。恋に落ちたら証明してみるのは決して理系だけの傾向ではなく、文系その他の人たちにも当てはまるという、画期的かつ重要な事実を知ることができました。

というわけで、結果をまとめてみたのがこちら。


恋に落ちたので証明してみる人は23.7%の確率で理系。調査を通じて、理系でない人もわりと恋を証明してみているという非常に重要な事実を浮き彫りにすることができました。

というわけで、今回調査した中で最も現実に即していた作品はアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」という結果となりました。もちろんタイトルが現実に即しているかどうかは作品の質にも中身にも人気にもまったくなんの関係もないことではありますが、ぜひナナメ上の角度から好きなアニメを楽しむ助けになれば幸いです。

(文:まいしろ)


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  • 『相棒』の初期は「警視庁ふたりだけの特命係」という副題がついていた。なくなったのは、相棒といえばアレ!という自信がついたからなんだろうな。
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