妊娠高血圧症候群は胎盤遺伝子の化学修飾に関連する

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2020年02月18日 08:01  妊活・卵活ニュース

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妊娠高血圧症候群と胎盤の関連性
国立衛生研究所(NIH)傘下の国立小児保健発達研究所(NICHD)は、「Hypertension」にて、妊娠期の高血圧は胎盤の化学修飾と関連性があると発表した。妊娠中の母親が高血圧になると胎児の成長を妨げ、誕生した子供は成人期の循環器疾患リスクが高まる。

また、化学修飾(タンパク質やDNAなどの生体高分子に含まれる特定の官能基を化学的に変化させ、活性や反応性などの機能を変化させる)は、DNAメチル化(メチル基として知られる化合物がDNAに結合し、遺伝子の活性を変化させる)に関与する。

妊娠後期の高血圧に対する胎盤DNAメチル化
研究チームは、「NICHD Fetal Growth Study」において、妊娠中の女性301人を対象に胎盤の生体組織を採取し、総合的な遺伝子分析「エピゲノムワイド相関解析(EWAS)」を実施した。

エピゲノムワイド相関解析により、DNAメチル化と遺伝子機能における他の変化が認められた。研究チームは、胎盤組織のDNAメチル化の特徴的パターンを発見し、妊娠期に血圧が上昇するタイミングと関連あると結論付けている。

(画像はHypertensionより)

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