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『スカーレット』“名女優”アンリの好アシスト 喜美子と八郎が互いの人生を見つめ直す

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2020年02月18日 12:02  リアルサウンド

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写真『スカーレット』写真提供=NHK
『スカーレット』写真提供=NHK

 小池アンリ(烏丸せつこ)と女ふたりの生活をはじめた喜美子(戸田恵梨香)。『スカーレット』第116話では、思いがけない来客が姿を見せる。


参考:『スカーレット』第117話では、アンリ(烏丸せつこ)が喜美子(戸田恵梨香)をパリ旅行に誘う


 最初にやって来たのは照子(大島優子)と敏春(本田大輔)の熊谷夫妻。長男の竜也(福崎那由他)が窯業研究所で武志(伊藤健太郎)に親切にしてもらったお礼に、“ええ肉”持参で来宅。続いて信作(林遣都)もビールを持って駆けつける。その横には八郎(松下洸平)の姿もあった。


 信作命名による「どうでもええ会」で、喜美子と八郎は、十数年ぶりに食卓を挟んで向かい合った。一同は女優だったアンリの思い出話で盛り上がる。「ミス琵琶湖」としてスカウトされたアンリは、友人の父に勧められて映画『吹き荒れる青春の日々悔い改めよ』に出演。アンリが女優をやめた理由は、「仕事より男を取った」「好きな人といることを選んだ」ため。その相手は8年前に亡くなっていた。


 「ほんまに優しくて、あったかくて、ここんとこがお餅みたいやった」と手のひらを指さして笑うアンリ。握った手の感触と幸せな記憶が今もアンリの中で生きていることが伝わってきた。ひとしきり話し終えたアンリは、八郎に水を向ける。信作たちの様子から、八郎が喜美子の元夫であることに気づいたアンリは、「今は一人やからな。朝起きて聞こえるのは鳥のさえずり、木々のざわめき。風の音が寂しい」と喜美子の近況を語って聞かせる。


 「楽しいことばっかり思い浮かべるのが得意やったはずなのに、うまいこといかへん悲しいことが浮かんでしまう。どうしようもない思い出を振り返ってしまう」と喜美子の心情を代弁し、なおも「酔いに任せて誰かの名前を呼んでしまう。みっともなく泣いてしまう。それが年を取るいうことや」と続けた。


 アンリは傷ついたまま別れた喜美子と八郎を目にして、自身の経験を伝えずにいられなかったのだろう。壊れてしまった関係はすべてがなくなったわけではなく、戻ってこない時間だと思っているかもしれないが、この世からいなくなってしまえば本当に帰ってくることはない。元女優アンリの言葉には最愛の人を失った重みがあった。


 重くなりかけた空気を察したアンリは踊ろうと呼びかけ、全員で映画のワンシーンを再現。ゆったりとした時間の中で、降り積もった悲しみが静かに癒されるようだった。


 第115話で八郎を名古屋から呼び寄せ、八郎からの手紙を武志に届けるなど、喜美子と八郎の仲をずっと気にかけてきた信作。偶然も重なってこの日の再会に結び付いた。信作と“名女優”アンリの好アシストもあって、ふたたび顔を合わせた喜美子と八郎は、互いの人生を見つめてどんな答えを出すのだろうか。


■石河コウヘイ
エンタメライター、「じっちゃんの名にかけて」。東京辺境で音楽やドラマについての文章を書いています。


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