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マイクラ好きの息子も太鼓判! 子どもが初めて使うPC「LAVIE First Mobile」の実力を試す

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2020年02月18日 12:13  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

写真LAVIE First Mobile
LAVIE First Mobile

 NECパーソナルコンピュータ(NECPC)が1月23日に発売した「LAVIE First Mobile」は、小学生を中心とする子ども向けに開発したデタッチャブルタイプの2in1 PCである。税込みの実売価格は9万円弱と、価格は比較的手頃だ。



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 NECPCがコンシューマー向けに“子ども”にターゲットを絞った製品を出すのは今回が初めてではあるが、小学校をはじめとする教育機関において法人向け製品は広く導入されている。



 LAVIE First Mobileは、ほぼ同一仕様の教育機関向けモデルをベースに開発されたモデルで、学校がベースモデルを導入していることが前提となるが、学校とほぼ同じPCを家でも使えることが大きなメリットだ。



 2020年度から、いよいよ小学校でのプログラミング教育が必修化される。そのこともあり、子ども向けPCへの関心やニーズが高まっている。必修化といっても、新たに「プログラミング」という教科が新設される訳ではなく、あくまでも算数や理科といった既存の教科中で「プログラミング的思考」を追加するという立て付けだ。



 また、文部科学省は、「1人1台の学習用端末」と「高速大容量の通信」を一体的に整備する「GIGAスクール構想」を発表しており、2022年夏までに全ての小中学校で少なくとも3クラスあたり1クラス分の台数(※1)の学習用端末を配備することを目標として掲げている。



 筆者には公立中学校に通う娘と公立小学校に通う息子がいるが、2人どちらも学校のコンピュータ室にクラス全員が1人1台使える2in1 PCが配備され、それを使った授業が時々行われているという。さらに筆者は以前から「STEM教育」(※2)に関心があり、地元の「CoderDojo(小中学生を対象とする自主性重視のプログラミング道場)」にメンターとして参加している。



 今回は、マイクラ(Minecraft)好きの小学6年生の息子にも使わせつつ、LAVIE First Mobileの実力を探ってみよう。



(※1)例えば、40人学級が6クラスある学年なら、少なくとも120台(40人×3クラス分)の学習用端末を配備することを目指す(※2)「科学(Science)」「技術(Technology)」「工学(Engineering)」「数学(Mathematics)」に関する教育



●やや多めなストレージがうれしい メモリの容量は少なめ



 まず、LAVIE First Mobileのスペック回りをチェックしていく。



 先に言っておくと、LAVIE First Mobileは学習用端末としての要件を全て満たしている。店頭販売モデルと直販モデル(LAVIE Direct FM)の違いは以下の2点だ。



・LTE(モバイル)通信機能の有無(店頭販売モデルは「なし」、直販モデルは「標準装備」)



・デタッチャブルキーボードの有無(店頭販売モデルは「付属」、直販モデルは「オプション」)



 「キーボード込みですぐに使いたい」「Wi-Fiのある環境でしか使わない」というのであれば店頭販売モデル、「LTE通信も使いたい」「キーボードは別になくても構わない(タブレットとしてのみ使う)」というなら直販モデルがお勧めだ。今回は店頭販売モデルをレビューする。



 その他の仕様は、店頭販売モデルも直販モデルも共通となる。



 CPUは「Celeron N4100」(1.1G〜2.4GHz、4コア4スレッド)を搭載する。開発コード名「Gemini Lake」と呼ばれていたCPUの1つで、TDP(熱設計電力)が6Wと消費電力がとても少ないことが特徴だ。



 最近では組み込み機器で使われることの多い「Atom系」のCPUで、一般的なPCで使われる「Coreプロセッサ」や、それをベースとするCeleronプロセッサと比べると性能は低めだが、4コアということもあり、文書作成やネットサーフィンなどの比較的軽い作業なら十分こなせる。



 メインメモリは4GBで、GIGAスクール構想の学習用端末の要件を満たしている。とはいえ、コスト面もあるだろうが、アプリケーションの動作を考えると、できれば8GBはほしかった。ただ、詳しくは後述するが、同時に多くのアプリケーションを起動しないのであれば、意外と不満は覚えない。



 ストレージは、128GBのeMMCだ。学習用端末の要件では、ストレージは「64GB以上」とされているので、その2倍の容量を備えていることになる。もしもストレージが要件通りだったら、アプリケーションをいくつかインストールすると、Windows Updateが満足に行えない恐れもある。潤沢とまでは行かないまでも、ストレージが128GBあれば、運用はかなり楽になる。



●フルHDより少し縦に長い「WUXGA液晶」も高評価 ペン操作も便利



 ディスプレイは、WUXGA(1920×1200ピクセル)の10.1型液晶だ。最近のノートPCで一般的なフルHD(1920×1080ピクセル)ディスプレイと比べると、横方向の解像度は同じだが、縦方向の解像度は120ピクセル多い。



 GIGAスクール構想の学習用端末の要件には、ディスプレイに関する規定はない。しかし、プログラミングなどに使うことを考えると、解像度は高い方が望ましい。Windowsベースの学習用端末には、WXGA(1366×768ピクセル)液晶を搭載するエントリー製品もあるが、この解像度では「Scratch」のようにブロックを並べるタイプのビジュアルプログラミング環境を利用するには、はっきりいって“狭い”。フルHD以上の解像度のディスプレイを備えることが望ましい。



 LAVIE First MobileがフルHDよりも少し解像度の高い液晶を採用したことは、プログラミング学習の面で高く評価できる。液晶パネルは、視野角が広く発色も鮮やかな「IPS液晶」を採用しているので、斜めから見たり、タブレットとして縦画面で使ったりする場合も見やすい。



 また、ディスプレイは最大10点検出のマルチタッチと、静電結合方式のデジタイザーペンでの入力に対応する。ペン入力は筆圧検知も可能だ。指で触って操作することはもちろん、イラストを描いたり、漢字の書き取り学習をしたりする際にも活躍できる。



 付属のデジタイザーペンは、本体の左上に収納できるので紛失しにくい。ペンには充電式バッテリーが内蔵されており、本体に収納すると自動的に充電される。約15秒の充電で約90分間利用できるので、電池切れを気にする必要なく使えるのはうれしい。ペンには、消しゴムボタンと右クリックメニュー表示ボタンも用意されている。



●指紋センサーでセキュリティも安心 キーボードは小学生にピッタリ



 本体のディスプレイ上部には約192万画素のインカメラが、背面には500万画素のアウトカメラが搭載されている。



 GIGAスクール構想の学習用端末の要件には、インカメラとアウトカメラを搭載することが盛り込まれている。タブレットとして屋外に持ち出して、植物などの写真を撮ったり、体育で自分の動きを動画で確認したりするといった用途を想定しているからだ。



 ディスプレイの右側には、Windows Hello対応の指紋センサーも搭載されている。セキュリティ面も安心だ。



 店頭販売モデルに付属するキーボードは日本語配列のものだが、85キーとキーの数がやや少ない。省略されているのは利用頻度の少ないキーで、具体的には「アプリケーションキー」「Insertキー」「PrintScreenキー」「Pauseキー」などが省かれている。



 主要なキーのピッチは約18.5mmだが、右側の「け」「む」「ろ」「¥」などの一部キーのピッチは約13mmと狭くなっている。キーストロークは約1.8mmで、浅いとは感じない。本体を開くとキーボードの後部が持ち上がり、キーボードに適度な傾斜が付くようにもなっている。



 キー配置は大人の手にはやや窮屈さを覚えるが、メインターゲットである小学生の手にはフルピッチのキーボードよりもフィットするようだ。



●小学生が使う上で重要な丈夫さも重視



 LAVIE First Mobileは、本体とキーボードが分離できるデタッチャブルタイプの2in1 PCで、本体とキーボードは磁力によって固定される仕組みである。そのため脱着は簡単で、子どもが多少乱暴に扱っても壊れないように設計されている。



 子どもがPCやタブレットを使っていると、つい床などに落としてしまうこともありがちだが、液晶パネルには圧迫や落下時の衝撃などに強い「高強度ガラス」を採用。カバンの中での圧迫を想定した面加圧試験や、eMMCのデータに関する落下試験もクリアしている。



 さらに、通常のメーカー保証ではカバーできない、落下や水こぼれによる故障もカバーする「安心保証サービス月額版」を最大1年間無料で利用できるということも、親にとってはありがたいポイントだ。



 キーボード装着時の本体サイズは、約262(幅)×186(奥行き)×18.5(厚さ)mmで、総重量は約1.19kgだ。10.1型液晶を搭載するデタッチャブル2in1 PCとしては標準的な重さで、小学生でも気軽に持ち運べる。キーボードを外してタブレットとして使う場合の本体サイズは262(幅)×179(奥行き)×10.6(厚さ)mmで、重量は約653gとなる。



 ボディカラーは、PCとしては比較的珍しい水色(ライトブルー)だ。小学生が好む色として、そして嫌いではない色として、このカラーが選ばれたという。



 本体の左側面には、スピーカーと盗難防止用ロック穴以外にポート類はない。右側面には、USB 3.0 Type-A端子、USB 3.0 Type-C端子、マイク/ヘッドフォンコンボ端子、HDMI出力端子(フルサイズ)、microSDメモリーカードスロットとスピーカーがある。キーボード部の左右側面には、USB 2.0端子が1つずつ付いている。



 本体のUSB 3.0 Type-C端子は「USB Power Delivery(USB PD)」による電源入力も兼ねているため、電源をパススルーできるUSB Type-Cハブなどを併用しない限り、ACアダプターの接続中はUSB端子として利用できない。ACアダプターはコンパクトで、重量も約187gと軽いため、本体と一緒に気軽に持ち運べる。



 バッテリー稼働時間は、本体単独で約13.8時間、キーボード装着時で約12.9時間(共にJEITA測定法Ver.2.0に基づく自社測定値)と長く、バッテリーの減りを気にせずに、1日中持ち歩いて学習や遊びに使える。



●子どもの学習をサポートするアプリも充実



 LAVIE First Mobileは、「子どもが初めて使うPC」というコンセプトに基づいた製品である。その点において、ハードウェアだけではなく、ソフトウェアでもさまざまな配慮が行われている。



 情報検索や図鑑など子ども向けのWebサイトがあらかじめ登録された「キッズメニュー」や図形やパズルで思考力を伸ばす知育教材アプリ「シンクシンク」、Scratchの解説書「スクラッチガイド」などがプリインストールされていることはもちろん、「Microsoft Office Home & Business 2019」がプリインストールされていることも高く評価できる。



 小学校でのPCを使った学習では、WordやPowerPointを使って文書を作成することも多い。そのため、「自宅でもOfficeを使いたい」というニーズはあるのだ。もちろん、親がPTA活動などでWordやExcelを使う場面もあるだろう。



●小6の息子にLAVIE First Mobileを使わせてみた



 その名の通り、LAVIE First Mobileは、子どもが使う“最初の”PCというコンセプトで作られた製品で、メインターゲットは小中学生となる。そこで、小学校6年生の息子にLAVIE First Mobileを使わせてみた。



 息子は、大のゲーム好きで、普段からゲーミングPCやNintendo Switch、プレイステーション 4やAndroidタブレットなどを駆使し、「Fortnite」やマイクラ、「大乱闘スマッシュブラザーズ」「ドラゴンクエストX」など、さまざまなゲームで遊んでいる。PCのキーボードにもだいぶ慣れてきたようで、自分でゲーム攻略サイトを検索できるようになった。小学校でもPCを使う授業がたまにあるそうだ。



 まずは、キッズメニューから飛べるタイピング練習サイトで、タイピング練習をさせてみた。LAVIE First Mobileのキーボードは、普段息子が使っているゲーミングPCのフルキーボードに比べて、キーピッチがやや狭いが、あまり大きくない息子の手にはむしろちょうどいいようで、しばらく使っているうちに慣れて、自由にタイピングできるようになっていた。



 息子にキーボードの感想を聞いた所、「サイズがちょうどよくて打ちやすい」とのことであった。



 次に、息子が好きなマイクラをインストールして、遊んでみてもらった。



 PC用のマイクラにはオリジナルの「Java版」と「Windows 10版」があるが、今回はJava版よりも動作が軽く、タッチ操作にも対応しているWindows 10版を利用した。設定はデフォルトのままで、キーボード接続時とタブレットモードの2つのスタイルでプレイしてもらう。



 LAVIE First Mobileは、普段息子がプレイに使っているゲーミングPCと比べて性能はかなり低い。しかし、Windows 10版のマイクラは、実用的な速度で動いた。もちろん、オブジェクトの数が増えたり、設定を変更してより遠くまで表示されるようにしたりすると、動きにひっかかりが感じられるようになる。それでも、デフォルト設定のままなら十分遊べる。



 息子は、タブレットモードなら自由な姿勢で遊べることが気に入ったようだ。「ちょっと(動きが)重いこともあるけれど、そうイライラせずに遊べるね」という。(息子談)。



 その他、息子が最近はまっている音楽ゲーム「Sparebeat」もプレイしたが、こちらも問題なく遊べたとのことだ。



 デジタイザーペンを使ってお絵描きにも挑戦してもらった。



 ペンは細めだが、側面の消しゴムボタンも含め、書き心地はよいとのことだ。プリインストールされている「OneNote」は、筆圧検知にも対応しているため、手書きメモを取る際にも便利だ。



 LAVIE First Mobileは、キーボードと合体した状態でも、重量は1.2kgを切っており、小学生でも楽に持ち運べる。息子も、「軽くて気に入った」とのことだ。



●子どもが初めて使うPCとしてよく考えられている



 最後に、LAVIE First Mobileで幾つかのベンチマークテストを行ってみた。



 PCの総合性能を計測する「PCMark 10」の結果は、総合が1434、Essentials(日常利用の性能)が3523、Productivity(オフィスアプリの性能)が2213、Digital Content Creation(写真や動画の編集性能)が1027であった。Coreプロセッサを搭載するPCと比べるとスコアは低いが、Webブラウズや文書作成といった、比較的軽い作業を行うには十分といえる。



 ストレージの速度を計測する「CrystalDiskMark 7.0.0」のスコアは、シーケンシャル(連続)の読み出しがおおむね毎秒270〜280MB、書き込みがおおむね毎秒110MB前後となった。Serial ATA接続のSSDと比べると遅めだが、まずまずの速度が出ている。もちろん、HDDと比べるとはるかに高速だ(特にランダムアクセス)。



 LAVIE First Mobileは、GIGAスクール構想の学習用端末として必要なスペックを全ての面で満たし、画面解像度やストレージ容量など、仕様例を上回っている要素も多い。丈夫で持ち運びやすく、子どもが初めて使うPCとしては完成度が高く、Office Home & Businessがプリインストールされていることを考えると、価格的にもリーズナブルだ。



 これから進学や進級を迎える子どもにPCを用意するのなら、LAVIE First Mobileは有力な選択肢となるだろう。


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  • 店頭で試した限りだと、錚々たるmobileノートPCと比べても、キーボードの打ちやすさは大したものだったよ。同じNECのPromobileやVAIOのSX12よりも好感触だった。耐久性とかは全く違うんだろうけど。
    • イイネ!1
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