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DA PUMPの「夢の叶え方」ショッピングモールで見た未来、U-YEAHの「言葉にならない一体感」

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2020年02月19日 07:00  ウィズニュース

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写真U-YEAHさん=関口達朗撮影
U-YEAHさん=関口達朗撮影

ダンス&ボーカルグループDA PUMPは、ISSAさん、DAICHIさん、KENZOさん、KIMIさん、TOMOさん、U-YEAHさん、YORIさんの7人。「華やかな世界」を夢見て念願のDA PUMPに加入したU-YEAHさんを待っていたのは、ヒットに恵まれないつらい日々でした。それでもやめなかったのは「あの人に勝てる人はいない」と信じたISSAさんや仲間たちの存在があったから。DA PUMPの「夢の叶(かな)え方」を聞きました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・坂本真子)

【画像】こんな時代も……ヒットを夢見てショッピングセンターで全力で踊る「DA PUMP」のメンバー

19歳で米国へダンス留学
DA PUMPのグッズのデザインを手がけるなど、絵のセンスが光るU-YEAHさん。子どもの頃から絵を描くことが好きで、小学生のときは漫画やアニメを描く職業にあこがれていたそうです。

「絵とは別に、ミュージカルとか演劇とか、ステージの上で演じるものにも興味があって、ストリートダンスを見たときに、かっこいいな、楽しそうだな、と思ったんです。自分もちょっとずつ、そういう方向に行ってみたいと考えるようになったのが、16〜17歳ぐらいのときでしたね」

高校を卒業後、1年間アルバイトをして資金をためました。19歳で米国へダンス留学をします。

「今ほどダンスの職業がなかった頃で、振付師という言葉も知らなかったし、アーティストと一緒に踊っている人、もしくはテーマパークで踊っている人、演劇やミュージカルで踊っている人、というぐらいの感覚しかなかったんです。その中のどれかでプロになる、という意識もあまりなくて、ただ単純にもっとうまくなりたい、もっといろんな世界を見てみたいと思っていました」

現地で学んだエンターテインメントの厳しさ
米ロサンゼルスに3カ月滞在してレッスンを受け、日本に帰国して資金をためると、また行く。そんなことを繰り返しながら、ダンスの技術を磨いていきました。

「そのとき影響を受けた人のダンスは今でも好きだし、アメリカはエンターテインメントに厳しい国で、見る目も肥えている。そろえるところはガッツリそろえてきて、フォーメーションは本当に緻密(ちみつ)に作る。プラス、個性も大事にする。そういう感覚は、自分が帰国して人に教えるときにすごく生きています。20代前半で経験できて、すごく良かったと思います」

飲食店などでアルバイトをしながら、ダンサーとしても少しずつ足場を固めていったU-YEAHさん。インストラクターを務めつつ、オーディションを受けてバックダンサーや舞台のアンサンブルで踊るようになります。

「バックダンサーじゃなくて、DA PUMPになる」
DA PUMPに誘われたのは、そんなときでした。

「そもそもダンスを始めたときから、いつかDA PUMPと一緒にお仕事をしてみたいと思っていたし、当時のDA PUMPのバックダンサーさんは、今でも尊敬する先輩たちで、その姿を見ていたので、自分もいつかそのステージで一緒に踊れたらいいな、という希望はありました。実際にISSAさんから連絡をもらって、お話をいただいて、当時のマネジャーさんとISSAさんが、夜中のクラブのショータイムに見に来てくれたりしたので、これは何かあるな、とは思っていました」

当時、U-YEAHさんは、ダンサーとしてのあり方に疑問を抱いていました。

「誰かのバックダンサーとか、劇団のダンサーとか、誰かあっての自分、という位置付けを、このままでいいのかな、と考え始めた頃だったんです。DA PUMPの振付師、DA PUMPのバックダンサーじゃなくて、DA PUMPになる。最終的には自分の求めていた場所、チャレンジしてみたい場所だと思って、決めました」

「ISSAさんぐらい歌って踊れるアーティストは他にいない」
2008年12月、25歳でDA PUMPに加入しました。

「最初の1〜2年は、CDもリリースして、華々しい世界が待っていると思っていたんですけど、そんなことは一切なく。DA PUMPに入るにあたって、振り付けやバックダンサーの仕事はほとんどやめたので、3年目以降にリリースが止まると、何をやっているんだろうと……」

ヒット曲に恵まれず、グループとしての活動もままならなかった10年間。同世代のダンサーたちが着々とキャリアを重ねていく姿を見て、うらやましいと思ったこともありました。

そんな中でも、U-YEAHさんが諦めなかった理由とは。

「国内のダンスの現場で、どこが一番楽しいか、どんな楽曲で踊って、どんな場所でパフォーマンスできたら自分が一番充実するか、と考えたとき、やっぱりDA PUMPの音楽に乗って踊っているときが一番楽しいと思ったんですね。ISSAさんぐらい歌って踊れるアーティストは他にいないし、日本中どこを探してもあの人に勝てる人はいないと思っているし、ダンスミュージックを好きな大人たちが楽しく作ったDA PUMPという音楽の中で、自分を表現していくのが一番楽しいだろうと思ったんです」

ショッピングモールで生まれた一体感
U-YEAHさんは、2017年に右膝ガングリオン摘出、半月板部分切除手術のため、活動を数カ月休みました。その1年ほど前から右膝が痛み、日常生活にも支障が出るほどだったため、手術に踏み切りました。

「今も膝に爆弾を抱えているようなものですけど、うまく付き合っていかないといけないので」

そして、2018年6月に発表した「U.S.A.」で、DA PUMPは再ブレークを果たします。

「『U.S.A.』に行くまでにはものすごくいろんなことがあって、自分はダンスをやめて違う職業に就こうかと思っていた時期もあったけど、そんな中で、今のメンバーでショッピングモールを回っていたときに、それぞれがDA PUMPの道を考えるんじゃなく、7人全体がDA PUMPの行く末、未来を考え始めたんです。そのときに、言葉にならない一体感というか、グルーヴ感が生まれた実感があって、そうなると何をやっても強くて、ショッピングモールでたたかれようが、新曲が跳ねなかろうが、自分たちのやっていることは全然間違ってないと思っていました」

だからこそ、「U.S.A.」で注目されても動じなかった、と言います。

「僕たちがやっていることは変わらないし、狙ったつもりも一切ないし、あの曲がたまたまいろんな人に見てもらえて影響力があったというだけで、今までより少しふざけたかな、というぐらい。うれしいことはうれしいですけど、それよりも、ありがとうございます、という気持ちですね」

「10年間変わらない、ありがたいなぁ」
2019年は、6月に日本武道館で2日間ライブをやり、秋にはホールツアーで全国を回りました。

「全く誰も『DA PUMPは7人』と認識しなかった頃から、ショッピングモールに足を運んでくれた人たちだったり、小さなライブハウスから日本武道館、アリーナまで10年間変わらないライブのスタッフさんたちだったり、迷惑をかけた家族だったり。みんなの顔を思い浮かべると、良かったなぁ、ありがたいなぁ、と思います」

今年2月11日のさいたまスーパーアリーナ公演は、久しぶりにメンバー全員でのライブになりました。満員の観客を前に、はちきれそうな笑顔を見せた7人。3月25日発売の2020年第1弾シングル「Heart on Fire」と、サビの「つり革ダンス」も初披露しました。

「落ち込むだけ落ち込んだら、おなかがすきます」
今後については、広いフィールドでの活動を考えています。

「結局、人だと思うんですよ。どんな仕事も、日本の中にいても世界中から注目されていい人がたくさんいると思うし、自分たちもそうなれるんじゃないかと思っているので、世界にマーケットを広げた活動をしていきたいと思います。お客さんの前で披露することが今後ますます大事になってくるので、ライブ活動はこの先もずっと続けていきたいですね」

そんなU-YEAHさんが日々の生活で最も大事にしていることは何でしょうか。そう尋ねると、しばらく考えてから、「食べること」と答えました。

「『すごく落ち込んでいるときにどうしたらいいか』と、この前聞かれたんですけど、落ち込むだけ落ち込んだら、おなかがすきますよね。おなかがすいたら何もできないし、おいしいものを食べたら幸せな気持ちになる。1人で食べてもいいし、誰と食べるかでも変わってくる。人間として、大切なことだと思うんです」

淡々と語りつつ、徐々に熱い一面をのぞかせたU-YEAHさん。堅実で力強い言葉が心に残りました。

「好きで誰にも負けないものを見つけること」
最後に、今、夢を抱く10代〜20代の若者たちに助言をするとしたら、何を言いますか、と聞きました。

「これは義父の言葉で、確かにそうだなと思って今も大事にしていることだけど、自分はこれが好きで誰にも負けない、というものを見つけること。上手い下手、できるできないというよりも、好きかどうか。何でもいいんだけど、これなら俺はあいつに勝てるとか、例えば、兄弟で一番足が速いとか、家族の中でご飯を炊くのが一番うまいとか、そんな小さいことでいいし、狭い範囲のことでいい。これだったら誰にも負けない、これだったら誰よりも好きな自信がある、というものを強めていくのが一番いいと思っています。最初から何か一つの『夢』をめざすと自分の道を狭めるときもあるけど、『自分はこれが好きだ』というものは結構見つかるし、それが後に本当の夢や目標につながっていくので。若いうちはいろんなことにチャレンジして、やってみて、進んでみて見つかるものだと思うから」

     ◇

2月11日にさいたまスーパーアリーナで行われたライブの感想が、7人全員から寄せられました。

■U-YEAHさん
さいたまスーパーアリーナを終えて

長年サポートしてくれている事務所スタッフやライブ制作チーム、迷惑かけっぱなしの家族、
そして応援してくれているファンの皆様にとても感謝しています。
不思議なもので、数年前までは想像もしてなかったことなのに、
一度あの大舞台を味わってしまうと「もっとこうすれば良かった」「次はこんなことやってみたい」
と次から次へと猴澂瓩出てきます。そんな気持ちを大切に、
楽しむことに妥協せず、更なるステージを目指したいと思っております。
もし良かったらまたDA PUMPに会いに来て!

■ISSAさん
平成の時代に4人でデビューさせてもらい皆様のお陰で良い景色を見ることが出来ました!
7人になり紆余曲折ありましたが今のメンバーでこの景色を見させてもらえたことは自分の人生で何よりうれしいことです!
信じてやり続ければ道は拓(ひら)けると思うのでこれからもDA PUMPらしさを追求し楽しみたいとおもいます!

■YORIさん
昨年の9月からお休みして5カ月ぶりのLIVEでした。
復帰LIVEがアリーナということもあって、色んな不安がありましたが、
リハーサルからメンバーやスタッフさんたちにフォローしてもらって本番を迎えられました。
みんなの支えのお陰で、本番当日は自分らしくステージに立つことが出来ました。
LIVEを終えてここに来るまでの時間は、自分に取って必要な時間だったんだな、
と感じることができ、ひと回り大きくなって帰って来られた気がしています。
これから、名古屋、大阪、沖縄とまだLIVEが続くので気を緩めず頑張っていきたいと思っています。

■TOMOさん
埼玉スーパーアリーナは想像していたより大きく大迫力でした!
ただ今回のセットでお客さんの近くまで行ける設計にしていたので「全席神席」が実現できてうれしかったです!
そしてなんといっても新曲でみんなと「つり革ダンス」をした瞬間が一番の一体感でした!

■KIMIさん
メンバー7人とスタッフの皆様とファンの皆様と一緒に見られて楽しめた景色を
これからもたくさん見ていきたいと、あらためて思いました。

■KENZOさん
DAICHIと一緒にさいたまスーパーアリーナにライブを見に来た時に「いつかあのステージに立つことができたらいいね」と、話していたので目の前で夢が叶うことが出来てうれしく思います。
怪我(けが)から戻ってきたYORIさんと7人でこの景色を見られたことがうれしいですし、皆さんと一緒にこの空間を共有できたことを幸せに感じています。
好きなことだけをやってるだけじゃ、この景色は見られなかったと実感しています。
応援してくれる皆さんがいてくれるからこそ、僕らの歌やダンスにはじめて価値が生まれています。
こんな素敵な景色を見られることが当たり前のことじゃないですし、感謝しかありません。

笑顔になれた...
楽しかった...
元気になれた...
こんなパフォーマンスあった...
来てよかった...
何かよかった...

何か感じとってもらえるようなグループになっていけるよう試行錯誤しながらパフォーマンスを作っていければ良いなと考えています。7人で皆さんに頂いた愛を少しずつですが返していければと思っています。

皆さんいつもありがとうございます。

■DAICHIさん
さいたまスーパーアリーナを
見る側ではなく
見せる側になることが出来て
とてもうれしいです。

この景色を
皆さんの支えがあって見られたことは
自分にとって財産であり宝物です。

本当にありがとうございました。

YORIさん
改めて復活おめでとうございます。
隣にいると安心します!

     ◇

【連載:DA PUMPの「夢の叶え方」】「U.S.A.」で再ブレークを果たしたDA PUMPは、昨年も「桜」「P.A.R.T.Y. ユニバース・フェスティバル」とシングルを出し、日本レコード大賞の優秀作品賞を2年連続で受賞。紅白歌合戦にも出場しました。 メジャーデビューから20年以上。決して順調な道のりではなかった中で、7人が何をめざして走り続けたのか、これからどう進もうとしているのかを、1人ずつ、全員に聞きました(https://withnews.jp/articles/series/66/1)。

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