ビリー・アイリッシュ、自身のアカデミー賞パフォーマンスは「メチャクチャだった」

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2020年02月19日 16:42  Techinsight Japan

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自身へのダメ出しを連発したビリー・アイリッシュ
現在飛ぶ鳥を落とす勢いの若手シンガー、ビリー・アイリッシュ。しかし現地時間9日に開催されたアカデミー賞授賞式で披露した自身のパフォーマンスには、まったく満足していないようだ。あるインタビューのなかで「あれはクズ」「メチャクチャだった」と自身を酷評している。

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グラミー賞5冠を達成し世間を驚かせた後、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌をシリーズ史上最年少シンガーとして担当するなど、快進撃を続けるビリー・アイリッシュ。

今月9日にはアカデミー賞授賞式の過去1年間に他界した偉大な映画人を偲ぶ「イン・メモリアム」という追悼コーナーで、ビリーは兄フィネアス・オコネルとザ・ビートルズの『イエスタデイ』を披露した。ビリーの歌声をバックにNBAレジェンドのコービー・ブライアントや俳優カーク・ダグラスらの写真がスクリーンに映し出されると、会場からはその都度拍手があがり、人々は故人を偲ぶのであった。

フィネアスの柔らかなピアノの音色とビリーの儚げな歌声による『イエスタデイ』は、故人を偲ぶ会場の人々の気持ちにそっと寄り添い、およそ4分間にわたる「イン・メモリアム」はしめやかに幕を閉じた。ネットにはその後、

「素晴らし歌声」
「涙があふれてきた」
「今までで最高のパフォーマンス」

といったビリーへの称賛コメントが溢れ、

「18歳でこの度胸はさすが」
「このパフォーマンスを見てファンになった」

といった声も多数見受けられた。

しかしビリー本人は、この日のパフォーマンスにはまったく満足していないようで、のちに出演した『New Music Daily』のなかで自身をダメ出ししている。アカデミー賞授賞式が行われた週はずっと体調を崩していたというビリー、

「あのパフォーマンスはホントにメチャクチャだった。」
「あれはクズよ。」

と自身を散々にこき下ろすのであった。

1月に開催されたグラミー賞授賞式でもパフォーマンスを披露したビリーにとって、大きな舞台に立つのは初めてのことではなかったが、アカデミー賞のステージは「かなり怖かった」そうだ。

「グラミーでは少なくともみんなアーティストで、自分と同じ“仲間”の人達だったから、そこまでの緊張はなかった。」
「オスカーの観客は、自分とは違った“人種”だから…言ってる意味、伝わってるかな? とにかく私はああいう場には慣れていないの。」

グラミー賞授賞式のように同業者や顔馴染みを前に曲を披露するのと、スクリーンでしか見たことのなかった大物俳優達にガン見されながら歌うのは「まったく違う体験だった」とビリーは当日を振り返るのであった。

超個性派のビジュアルと“ウィスパーボイス”のギャップが作り出すミステリアスな雰囲気で、若い世代を魅了するビリー・アイリッシュ。若干18歳とは思えぬプロ意識と、厳しい自己評価の目を兼ね備えた新世代の“ポップ・アイコン”は現在、来月に幕を開ける「Where Do We Go?」ワールドツアーに胸を高鳴らせているという。自分と同じ“仲間”達を前に行うパフォーマンスでは、アカデミー賞のときのように緊張することなく、最高のステージを届けられるだろう。



(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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