間宮祥太朗、長谷川博己の“背中”を絶賛 『麒麟がくる』越前編から登場の新キャスト発表

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2020年02月19日 17:52  リアルサウンド

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(左から)安藤政信、間宮祥太朗、長谷川博己、ユースケ・サンタマリア、本郷奏多

 大河ドラマ『麒麟がくる』の新たな出演者が発表され、2月19日にNHK放送センターにて開かれたスタジオ取材会に、主人公・明智光秀を演じる長谷川博己、ユースケ・サンタマリア、間宮祥太朗、本郷奏多、安藤政信の5名が登壇した。


参考:会見で満面の笑みの長谷川博己とユースケ・サンタマリア


 放送では、5月中旬から主な舞台が美濃から越前へと移り、光秀の新たな物語が展開していく。制作統括の落合将氏は、新キャストの4名を「一癖も二癖もあるキャラクターばかりで、そこで起きる化学反応が今から楽しみ」と紹介。なお、4名とも今回が大河ドラマ初出演となる。


 ユースケが演じる朝倉義景は、越前を支配する戦国大名。長谷川とは1日だけ撮影を終えたとのことで、「暗中模索の中、監督と話し合いながら、結局何も掴めないままその日は終わったんですけれども、その掴みどころのないものはなんなんだろうという感じがよかったと監督は言っていました。長谷川くんも充実した顔をしていて、思わぬ方向に出来上がっていったという手応えがあります」とユースケは真剣なトーンで撮影を振り返った。撮影を共にした長谷川は、ユースケの印象を「朝倉義景というキャラクターのためにあるかのように、初日から見えました。これから、もっと攻めてこられるんだろうと思います」とこれからの物語展開を伏せるように、多くは語らなかった。


 昨年の11月から撮影に入っているという間宮が演じるのは、明智光安の嫡男で、光秀のいとこの明智左馬助。後に光秀とともに本能寺の変を引き起こすこととなる。長谷川と一緒のシーンが多い間宮は、「役的にも、役者としてもその背中をずっと見ていたくなるような存在感」と共演した感想を話していた。


 映画『進撃の巨人』で長谷川と共演経験のある本郷は、公家でありながら自ら政治に介入する、変わり種の貴族で若き関白の近衛前久を演じる。公家の最高位である役どころから本郷は、「錚々たる方々が頭を下げてくださるのは、さぞ気持ちいいんだろうなと今から楽しみにしております」と冗談交じりにコメントした。


 長谷川とは映画『セーラー服と機関銃 −卒業−』で共演したことのある安藤が演じるのは、織田家譜代の家臣・柴田勝家役に。まだ撮影には入っていないという安藤は、少し緊張した面持ちで「泥を塗らないようにクランクアップまで頑張りたい」と意気込みを語った。


 座長である長谷川は、現在、越前が舞台となる20話辺りを撮影していると話した上で、「ここまで演じてきて、明智光秀というのは受け身だなと思っています。耐え忍ぶ役だなと感じています。そう思いながらも、翻弄されながら自分でもコントロールしていっているのではないかなと、最近、役を演じていて感じ始めているところです。個性の強い方々とまた作品自体も心理戦の形になっていくと思うんですけれども、みなさんと楽しく作っていければと思っています。明智光秀たらしめたるものは何かというのが、この辺りからお見せしていけると思います」と挨拶した。


 ほかにも、越前編には、家康の母の生母として源応尼(真野響子)、駒の灸の患者・芳仁(ベンガル)が新たに登場する。(渡辺彰浩)


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