池江璃花子、病と闘う人たちに「あなたも元気になれるよと伝えたい」

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2020年02月20日 18:32  Techinsight Japan

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池江璃花子が『報ステ』出演。楽屋に飾られた激励の言葉や花束(画像は『Rikako Ikee 2020年2月18日付Instagram「明日夜、報道ステーションで放送予定です!」』のスクリーンショット)
競泳選手の池江璃花子さん(19)が2月19日放送のテレビ朝日系報道番組『報道ステーション』にVTR出演した。同番組でスポーツ解説者を務める元プロテニス選手の松岡修造と前日に対談したもので、池江さんが2019年2月に白血病と診断されて以来のテレビ出演となった。彼女は18日にインスタで「今の気持ちをお伝えします! お時間ある方はぜひご覧ください」と呼びかけており、闘病による体験から得たものを伝えようと出演を決意したようである。

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昨年12月に退院した池江璃花子さんは、日常生活が送れるまでに回復して健康状態は安定しているという。ジムでのトレーニングを再開したが「筋肉痛がすごかったです」と笑顔で話した。

入院生活で筋肉が落ちてしまい、これまでのような運動能力が発揮できなくなったことも「全然ショックではない」と前向きに受け止めており、これから自分がどのように成長するかが楽しみですらあるという。

そんな彼女が「私、筋肉もりもりだったじゃないですか」とおもむろに切り出して「入院して細くなって、入る服がたくさん増えて嬉しいっていうのが勝っちゃいました」と明るく話すので、松岡修造が「そっちかい!」と声を上げる場面もあった。


昨年2月に医師から「白血病です」と告げられ「抗がん剤治療で髪の毛が抜ける」と聞いた時はショックで大泣きしたという池江さん。しかし部屋に戻ると病気を受け止めて頑張るしかないと思い直して「ケロッとしていた」という。松岡が「ポジティブ璃花子になってたの?」と当時の心境を確認したところ、「はい、本心でポジティブな気持ちになってました」とキッパリ答えた。

彼女は「正直、アスリートとしてはよくない考えかも知れないけど」と断ったうえで、東京オリンピックの金メダル候補と期待されたことが自分でも知らぬうちにプレッシャーになっており「もうオリンピックについて考えなくていいんだ」と肩の力が抜けたこともポジティブになれた要因ではないかと明かした。

それでも抗がん剤治療での苦しみは想像を絶するもので、気持ちが折れたこともあり「一番しんどい時は死にたいと思った」という。だが、一時退院して外食などを楽しみ「本当に幸せ」と実感したことで「絶対こんなことを思っちゃダメなんだ」と死を考えたことを猛省した。

今では「水泳だけでなく人生において目標は絶対に必要。今はパリ(五輪)が目標」と再び夢を持てるようになった池江さん。番組に出演して皆に見てもらうことでそうした体験を知ってもらい、「病気の方たちに、絶対希望を持って治療に励んでほしい。ここまで元気になれた人間がいるんだから『あなたも元気になれるよ』と伝えたい」と話した。

池江璃花子さんのSNSには視聴者から「池江さんの『夢』を語られている時の輝いた表情がとても素敵でした」、「ありがとう。私もこの言葉しかありません。病気をして1ミリも良かったとは思わないだろうけど、確実に璃花子さんは更に強くなったと感じます。4年後に輝ける舞台に立つ璃花子さんの姿を想像して…」、「辛かったろうに。ありがとう。ムリだけはしないでほしい。だけど、ムリしてでも自分の目標欲求は達成してほしい」などの反響があった。

画像は『Rikako Ikee 2020年2月18日付Instagram「明日夜、報道ステーションで放送予定です!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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