ママたちの子育てトラブル体験談 第30回 ワーママの夕方からの家事はまるで嵐! 効率的な対策は「朝型生活」

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2020年02月21日 10:12  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
3人の育児をしながらフルタイムで働く筆者。働き始めの頃は、帰宅後に必ず勃発する戦争のような家事の嵐と育児に、イライラが募る毎日でした。「子どもとの時間は長さではなく内容を大切に」と思えば思うほどうまく回せず……。そんな筆者が子どもとの夜の時間を優先するため、朝からしている対策をご紹介させていただきます。

○家事の嵐は筆者の「〜しなければ」が原因!?

専業主婦だった筆者がワーママへ転身後、しばらくは仕事が終わって帰宅後に「家事をすべてやらなければ」と思っていました。

・大嵐の帰宅後の我が家
帰宅後、子どもたちの「お腹空いたコール」に急かされながら食事を作り、食後は片付け。小さい子どもたちのテーブルの下はいつも食べこぼしがいっぱいです。そして、家中の掃除をし、一息つく暇もなく、3人をお風呂に入れます。その後、洗濯機を回しながら、子どもの髪を乾かし、仕上げ歯磨きをして、寝かしつけていました。

・ついつい子どもと一緒に寝落ち
そーっと起きて洗濯物を干すつもりが、疲れから一緒に寝落ちしてしまい、夜中に起きて干すこともよくありました。最後に翌日のゴミ出しの準備が終わり、ようやく落ち着いて寝られるまで、毎日が嵐のようでした。

・子どもたちの不満は募るばかり
子どもたちが自分たちで遊んでくれて、比較的スムーズに家事をこなせる日もありました。しかし、筆者が家事に集中すればするほど、子どもたちもさみしさを感じ、自分たちにママの目線が向いていないことに不満を訴えてきました。
○ゆったりとした夜が目標! その対策は朝型の生活

仕事と家事で筆者の疲れがたまり、子どもたちのさみしさは募る一方。両方解決するため、夜は最低限の家事に工夫し、子どもたちとの時間を優先することを決めました。そこで、思い切って子どもたちの寝かしつけと同時に一緒に寝ることにし、その分、早く4時45分に起きる朝型の生活に変えてみました。1人で一気に家事をこなすことができ、効率的な準備に成功したのです。

対策1:洗濯は天気に左右されず、手間も最小限に
洗濯にとって天気は大敵ですよね。筆者は雨に関係なく、毎日計画通り、夜洗濯物を片付けられるよう、普段外干しはしていません。トップスとボトムスはハンガー干しにすれば、夜たたむことなく、そのままクローゼットに収納可能になります。浴室乾燥機がないため、浴室に干して除湿器のタイマーをかけ、出勤します。その他の衣類は、1枚1枚干す手間を省くため、乾燥機を利用しています。

対策2:食事はまとめて事前準備が有効!
筆者は仕事の昼休みに1週間分の献立を決め、その食材を宅配サービスで注文します。買い物の時間を省き、食材も計画的購入で廃棄する機会も減りました。そして何より、毎日献立を考えるストレスがなく、栄養面でも「1週間単位でバランスが取れていればOK」と自分へのハードルを下げることができて、気持ちが楽になりました。

朝のうちに、帰宅後すぐ調理に取り掛かれるよう、可能な範囲で食材をカットする段階まで済ませます。週末のうちに味付け済みの魚や肉を冷凍しておけば、朝は冷蔵庫へ移動させておくだけです。カレーを保温調理鍋で朝から仕掛けておき、帰宅後にルーで味付けするだけにするなど、便利な調理用具もおススメです。

対策3:汚れた部分だけすぐ掃除!
一斉掃除は週末だけにし、平日はすぐ手の届く場所にコードレスのスティック型掃除機を置き、部分掃除に。食べこぼしなどの水分は筆者がティッシュでササッと解決、乾燥したものは子どもが自分で掃除機をかけるようになりました。

対策4:自分の時間は朝確保
朝のスタートに短時間でも自分時間を過ごす気分の良さは想像以上でした。時間に余裕があれば、「早く起きなさい!」と最初から叫ぶこともなく、優しく子どもを起こせるのも嬉しい効果でした。
○夜の家事は一緒にワイワイと

朝の準備のおかげで以下のように変わりました。

夜帰宅後に行う家事は、子どもができそうなものはお手伝いしてもらい、ふれ合いの時間のひとつにすることにしました。子どもの機嫌に左右され、自分でしたほうが早いと思うことは多々ありますが、遊びの延長で少しずつ取り入れ、任せられる部分も出てきました。

・余裕がある日は一緒に夕食作り
朝、食材カットまでできていれば、包丁を使わずお手伝いが頼めます。たまにミールキットを利用すると、「レシピを見て自分でできるよ!」と大盛り上がりですし、多少時間がかかっても目安の時間が設定されているので、ママも気持ちが楽です。何より、自分たちで作ったものだとよく食べてくれるので嬉しいです。

・乗り気な日は一緒に洗濯物たたみ
完璧は求めず無理強いもしないのがコツです。「洗濯物の中から明日学校と保育園に必要なもの探そう!」とゲーム感覚で翌日の準備もしてしまいます。下着類は脱衣所に置いた各自のボックスにポイポイと仕分けてもらうなど、年齢に合った洗濯物の片付け方で、「ママのお手伝いできた!」という気持ちを大切にしています。
○パパには「継続は力なり」で家事分担を!

パパの担当は週3回のごみ捨てです。また、食材の宅配が届く翌日の朝は、パパが保育園の送り担当になり、食材カットなど仕込みの時間を確保しています。無理のない範囲での分担が長続きのコツだと感じています。
○毎日無理せず柔軟に!

筆者は3人の子どもが寝かしつけの必要な幼少期から成長するにしたがって、家事や育児のスタイルが刻々と変化してきたと実感しています。その毎日の大変さの真ん中でちょっと立ち止まり、周囲の先輩ワーママやママ友の経験談を取り入れ、助けられてきました。決して1人で頑張りすぎず、ママの笑顔で家族を笑顔にできるよう、その瞬間の自分らしい方法を見つけていけたらと思っています。

○北村由紀(キタムラユキ)
夫、子ども3人、義理の両親と同居の7人家族。大学卒業後、不動産管理の会計業務に7年勤務。育休中に子育て中のママとしての学びの大切さを実感。都内で東日本大震災をきっかけに子育てに優しい生活を求め、夫の実家・和歌山へ。現在は、子どもの夢をしっかりサポートできる安心の家計設計があったら最強!と考え、講師・相談・執筆を行っている。
AFP/マイライフエフピー認定講師・マイライフエフピー認定ライター
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イラスト=オオノマサフミ(北村由紀)

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