「アシックス」東京五輪日本選手団オフィシャルスポーツウェア披露、日本の伝統美を表現

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2020年02月21日 14:53  Fashionsnap.com

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発表会の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
アシックスが2月21日、東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会において日本代表選手団が着用するオフィシャルスポーツウェアを公開した。「ジャポニズム」をテーマに、日本の伝統美と先端技術を掛け合わせ、選手団の強さを表現。「コンディショニング」「ダイバーシティ」「サステナビリティ 」の3つの開発テーマを掲げ、アシックススポーツ工学研究所で約4年の歳月をかけて開発したという。
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 アイテムは朝日が昇る様子をイメージした「サンライズレッド」をメインカラーに採用し、グラフィックには新デザイン「ジャパンチームキーグラフィック」を使用。「折形」や「かさねの色目」といった日本の伝統的なデザインや技法を取り入れながら、大小の点や線、5種類の赤を組み合わせることで一つの柄を作り、多様性を表現したという。
 ラインナップはポディウムジャケット、ポディウムパンツ、Tシャツ、ポロシャツ、ハーフパンツのほか、キャップやマフラータオル、ソックス、シューズ、サンダル、バックパックなど全17種類。ポディウムジャケットやパンツといったメインアイテムには、スポーツウェアの古着を回収し、日本代表選手団公式スポーツウェアにリサイクルするプロジェクト「ASICS REBORN WEAR PROJECT」によって作られたリサイクル糸(再生ポリエステル材)を用いた。シューズは、靴底の外周に衝撃緩衝材「GEL」を大きく配すことでクッション性を高め、アッパーに通気性に優れた素材を用いたモデルを新たに開発。また、暑さ対策としてポディウムジャケットには、体温が上昇する場所を特定し、温度を下げるために効果的な構造「アクティブリーズテック」を採用している。アイテムは表彰式や選手村などで着用される予定。
 このほか、アシックスは日本代表選手団オフィシャルスポーツウェアのレプリカモデル29品番と、公式応援グッズ33品番を製作。2月21日からアシックスの直営店各店および公式オンラインストアで順次発売する予定だ。
 同日に開催された記者発表会には、ゲストアスリートとして服部勇馬選手(陸上競技、マラソン)、乾友紀子選手(水泳、アーティスティックスイミング)、森ひかる選手(体操・トランポリン)、山本篤選手(パラ陸上競技)、倉橋香衣選手(車いすラグビー)らがオフィシャルスポーツウェアを着用して登壇。応援ゲストには、元レスリング選手の吉田沙保里とシドニーパラリンピックで男子車椅子バスケットボールのキャプテンを務めた根木慎志が駆けつけた。「ASICS REBORN WEAR PROJECT」を通じて、自身が練習時に着ていたウェアを提供したという吉田は、アスリートに向けて「自分のウェアが生まれ変わって嬉しく思う。私も日本代表のウェアを着用した時には、気持ちが高ぶったことを覚えています。皆の想いが詰まったウェアを着て、気持ちを強く持ち、最高のパフォーマンスが出来るよう頑張って欲しいです」とエールを送った。
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