いよいよ、2020年シーズンのプレシーズンテストがスペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで始まりました。初日は走行前に新車のお披露目やFIAの撮影もありましたね。さて、今年も柴田久仁夫氏が現地の様子をお届けてしていきます。
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F1チームはこれまで長いこと、ド派手な新車発表を自粛してましたよね。それが今年はフェラーリやアルファタウリ、それからレーシングポイントなどなどが、コンサートやファッションショーと見紛う発表会を開きました。はたしてそのトレンドは、今後も広まって行くのでしょうか。
一方でテスト会場のカタルーニャサーキットで、控えめに新車のお披露目をするチームもありました。
まずはハースです。いいですねえ、この地味な雰囲気。
オーナーのハースおじさんがずっと下を向いてたのが、ひどく気になりました(苦笑)。噂されているように、F1チーム経営の情熱を失っていなければいいのですが。
そしてアルファロメオ。
棒立ちのキミ様がひときわ印象的で、新車のディテールまではとても目が行かず・・。
そのままテストセッションに移行するかと思いきや、全チームのドライバーがわらわらとピットロードに出て来ました。
ベッテルはどこか元気がないなあと思ったんですが、すでにこの時点でかなり体調不良だったんですね。
そのため初日は、急きょルクレールが担当することに。「8時まで寝てるつもりだったのに、6時45分に電話で叩き起こされた」と、ボヤいてました。
ドライバーたちが全員集合したのは、FIAによる記念撮影のためでした。われわれ下々は、入れてもらえず。ピットウォールの金網越しの撮影です。
相変わらず、仲良さげな二人ですね。こういう光景、なごみます。
孤高を貫くキミ様も、それはそれでいいですけどね。
そしていよいよセッションが始まり、
チームスタッフが見守る中、RB16発進!ノーズの細さやサイドポッド後部の絞り込みは、写真より実物の方がはるかに攻めてる感がありました。初見から、かなりカッコいいです。
ところが隣のガレージのアルファタウリは、セッション始まっても新車はしばらく馬に乗ったままでした。
でも20分ほどしたら、順調に走行開始。
このカラーリングも、かなりイケてます。
トスト代表も初日の結果には、かなり満足そうでした。
え、表情が暗いって?いえいえ、これでもうれしい顔なんですよ。
フランツの囲み取材中、横のモニターで流れてたこの中継画像、
サインツがアルファタウリだったり、リカルドがマクラーレンだったり、もう思いっきりメチャクチャでした。まあこちらも、テスト中ということで・・。