ラナ・デル・レイ、欧州ツアーを「声が全く出ない」とキャンセル

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2020年02月21日 19:32  Techinsight Japan

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「4週間の休養が必要なの」とラナ・デル・レイ(画像は『Lana Del Rey 2018年11月6日付Instagram「The Oscars of Science」』のスクリーンショット)
米シンガーソングライターのラナ・デル・レイ(34)が、2月21日から開催するヨーロッパツアーを急遽キャンセルした。声明文では、病気により声が出なくなったためと発表している。

ラナ・デル・レイは、2012年のデビューアルバム『ボーン・トゥ・ダイ(Born to Die)』の大ヒットで一躍スターになった。最新作の6枚目アルバム『ノーマン・ファッキング・ロックウェル!(Norman Fucking Rockwell!!)』は、第62回グラミー賞にて「年間最優秀アルバム賞」と「年間最優秀楽曲賞」にノミネート。2月12日に開催された「NMEアワーズ2020」では『最優秀アルバム・イン・ザ・ワールド』を受賞するなど勢いに乗っているシンガーソングライターの1人だ。
 
そんなラナは2月21日のアムステルダムを皮切りに、パリ、イギリス(ロンドン、マンチェスター、グラスゴー、バーミンガム)、ドイツ(ベルリン、ケルン)で3月3日まで合計8回のコンサートを予定していた。彼女はこのたびのツアーキャンセルについて、次のような声明を発表している。

「こんな直前に、みんなをがっかりさせてしまってごめんなさい。突然の病気で、声が全く出ないのです。」
「医師により、4週間の休養が必要と診断されました。みんなをがっかりさせたくないけれど、療養しなくてはならないの。愛を込めて、ラナ。」

実は、ラナは以前にもコンサートをキャンセルしたことがある。2012年に米人気番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』でパフォーマンスをしたが、緊張のあまり声が震えているようだといった声がSNSで殺到し、その後ラナは30日間にわたるツアーを延期すると発表したのだ。

『サタデー・ナイト・ライブ』で彼女のパフォーマンスを見た視聴者達は、次のようにツイートしていた。

「ラナ・デル・レイの新曲は“みんなが歯磨きをして、寝る用意をする間の音無しテレビ”だね。」
「ラナのテンションにぶっ飛ばされることを期待してたのにな。SNLは、そろそろ本物のバンドを出さないと。」
「ラナを愛してる。でも、あれはめちゃくちゃだった。」

女優で歌手のジュリエット・ルイスは「SNLでこの歌手を見るのって、12歳の子供が自分のベッドルームで歌って踊るふりをするのを見てるみたい」とツイートした。このあともラナのパフォーマンス姿をコメディアンがモノマネするなどして、彼女は相当動揺してしまったそうだ。そのためマネージメント側がツアーをキャンセルすると決断したという。

しばらくしてからラナは米音楽誌『ローリングストーン』のインタビューに応じ、「実際には、満足してたのよ。私は綺麗に映ってたし、上手く歌えてたわ」と語っていた。

今回のキャンセルは病気により声が出なくなったことが理由で、医師の判断によりツアーをキャンセルしたが、彼女のファンたちは次のようにツイートしている。

「ラナがツアーをキャンセルしたけど、それほど大げさに捉えていない。私自身、過去にもっとひどいことが起こっているから。」
「まさか、ラナはツアーの全部をキャンセルしていないよね。すでにパリ行きの航空券とホテル代を払ってあるのに。」

突然のツアーキャンセルにがっかりしたという声があがる中、ラナを応援するツイートも見られた。

「ツアーをキャンセルしなくちゃならないなんて、可哀そう。しっかり休養して、早く回復して。近い将来、ライブを観るチャンスが来ることを願ってる。」

ラナ・デル・レイは今年6月のグランストンベリー・フェスティバルへの出演が決定しており、ピラミッド・ステージでパフォーマンスを行う予定だ。

画像は『Lana Del Rey 2018年11月6日付Instagram「The Oscars of Science」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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