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板モノからPCケースまで――全方位で“流通危機”がチラ見えしてきたアキバ

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2020年02月22日 06:12  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

写真TSUKUMO eX.のGeForce RTX 2080/2080 Tiの棚。法人需要もあり、品切れが目立つ状況になっている
TSUKUMO eX.のGeForce RTX 2080/2080 Tiの棚。法人需要もあり、品切れが目立つ状況になっている

 PCパーツの流通状況に関してPCパーツショップから聞こえてくる状況は、週を追うごとに深刻な色彩が濃くなっていく。しかし、予想外の急変という派手な動きはなく、悪い方向の予想に着実に進んで行っているような状況だ。



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●「ある意味マイニングのときよりキツい」――PCパーツの今



 今週からは、ショップによって売り場の棚に空きがちらほらと見えるようになってきた。特にマザーボードやグラフィックスカードなどの板モノのコーナーで目立っている。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「板モノは製造工程で何かしら中国の工場を経ることが多いので、どうしても滞ります。今店頭に並んでいるのは、こうした事態を見越していち早く多めに調達した各店のバイヤーの努力によるところが大きいんじゃないでしょうか」という。



 それゆえか、ショップによって品薄傾向には差があるし、ブランドやジャンルごとに状況が異なっている。その中でもSSDやHDD、メモリなどの回転率の高いパーツは品薄傾向と値上がり傾向が多くのショップで懸念されている状況だ。また、PCケースのストックを不安視する声も多い。



 あるショップは「PCケースは物理的にスペースを食うので、ストックするのも限界があります。正直、現時点でも法人さんからの大量注文には対応できないショップが多いんじゃないでしょうか」と話していた。また、「特定製品だけでなく全方位なので、ある意味マイニングのときよりキツいです」とのコメントもあった。



 ただ、今後も“悲観ルート”をたどることを考えると、大半のラインアップがそろっている現時点の在庫状況は貴重といえるかもしれない。1カ月前から何度も聞いた「春まで欲しいなら、今のうち」というフレーズは、やはり今週もよく耳にした。



 そこに、今週もあの祭りが襲いかかる。



●翌週月曜日、振り替え休日をどう乗り切るか――au Payキャンペーン



 品薄傾向の一方で、2月10日から続くau Payの「誰でも! 毎週10億円! もらえるキャンペーン」は、確実にPCパーツショップの売り上げに影響を与えている。来週からは1日の還元上限を6000ポイントに縮小すると発表されたが、それでも大きな動きがあるとの見方が大きい。



 パソコンSHOPアークは「ここ最近は休日よりも(キャンペーンがスタートする)月曜日の方が盛り上がるくらいになっています。来週月曜日(24日)は振り替え休日なので、これまで以上の盛り上がりになるかもしれません」と話していた。



 期待値の大きなカンフル剤に歓迎する声がある一方で、需要の先食いではなく、在庫の先食いを不安視する声も聞こえてくる。



 あるショップは「新型肺炎のニュースは連日テレビやネットでよく流れていますが、物流にもはっきり影響を与えています。でも、それに気づいていない人が多いんですよ。先日も知り合いから『娘の4月からの生活に向けて3月終わりに一式組みたい。そのときは頼むね』と言われて、『いや実はね……』と話しました。本当、3月から先の状況が見えません」とこぼしていた。


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