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オードリー・若林はまだ過小評価されてる? アイドルから“しくじり”まで輝かせる当代随一の“カメレオンMC”

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2020年02月22日 08:10  ORICON NEWS

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写真オードリー・若林正恭 (C)ORICON NewS inc.
オードリー・若林正恭 (C)ORICON NewS inc.
 昨秋にスタートした『あちこちオードリー〜春日の店あいてますよ?〜』(テレビ東京系)をはじめ、お笑いコンビ・オードリーが出演する番組は、業界関係者、世間から非常に評価が高く、長寿化への期待が高まっている。なかでもMCを務めることの多い若林正恭は、番組によって巧みにアプロ―チを変えながら、存在感を誇示。『M-1グランプリ2008』で準優勝して以降、活躍の幅を広げ、スタッフからも圧倒的な信頼を得ている若林のMC力とは?

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◆メインMCから“裏回し”まで…どんな共演者にもキャラを与えて番組に馴染ませる辣腕

 若林のMCにおいて特筆すべき点は、番組の特色に応じて自らの立ち位置を巧みに変えることが出来る汎用性の高さにある。共演者がどんな相手でも自分のやり方を崩さないストロングスタイルのMCが多い中で、その環境に応じて求められる役回りを完璧にこなしながらも、自分の存在感をきっちりと残す。それが“カメレオンMC”としての若林の大きな強みと言えるだろう。現在、レギュラーを務める番組を例に出してみよう。

 『潜在能力テスト』(フジテレビ系)では、コーナータイトルコールや誤答いじり、回答者へのフリなどクイズ番組としての進行をそつなくこなしながら、各チームのリーダーをたてて見せ場を作ったり、フォローしたりツッコんだりして色を出している。

 通常の進行しながらも共演者の個性やキャラクターを適切に創造する力をいかんなく発揮しているのが『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)だろう。当初は、日向坂46のバラエティー適性が全く分からないままスタートしたが、企画を重ねるごとにメンバーの個性を徐々に把握。メンバーの「アイドル」という立場を十分に理解しつつ、ギリギリを攻めた緩急自在のフリ、ツッコミでメンバーの眠っていたキャラクターを引き出しながらも、フォローも忘れず、メンバーからの信頼も厚い。
 「キン肉マン」や「野球」といった、オードリーの2人が好きなジャンルをメンバーに“強要”するも、決して不快にさせることが無い“絶妙な塩梅”は、生粋の日向坂ファンも唸らせている。番組放送後にはネット上に「若林にハマりたいかとし(加藤史帆)の一途な想いが健気!」「若林さんとの絡みでメンバーの潜在能力が引き出されている」といった称賛の声が溢れている。

 『あちこち〜』や『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)は、いわゆる「裏回し」と呼ばれるポジション。『あちこち〜』では、春日が“大将”としてコーナーの仕切りなどを表向きの進行を行う一方で、ゲストとのトークの回しはほぼ“常連客”の若林が担当。『しくじり先生〜』でも“担任”という立ち位置で、“先生”の話をサポートしながら、“生徒”にコメントを振るなど、メインを立てながら、周りを生かして番組を盛り上げている。そのほかにも、南原清隆がMCを務める『ヒルナンデス』(日本テレビ系)、内村光良がMCを務める『スクール革命』(日本テレビ系)においても、周りの出演者との調整役に回るポジションを形成。ときに「IKEAのイスを破壊」などのパワープレイに出るなど、縦横無尽にその役どころを変えている。

 またMCと言われると少し違う部分もあるが、『セブンルール』(カンテレ・フジテレビ系)では、YOU、青木崇高、本谷有希子という異なるジャンルで活躍している3人と共に、VTRを見てコメントするという特性があり、司会進行というよりもコメンテーター的な立場。フランクにボケたりツッコんだり、自分のエピソードを話すなど他の番組とは異なる立ち位置で番組に臨んでいる。

 上記のように、素人、女性アナウンサー、アイドル、俳優、大御所、お笑い芸人などどんな共演者に対しても、巧みに自分自身の色を変えながらも存在感を残す、そんなカメレオンのようなMC力が、若林の最大の魅力と言えるだろう。

◆ラジオで掴んだ“コア層”を第一に…その結果“マスの仕事”であるMCにも好影響

 テレビのMCでは、その番組の“色”を理解し、存在感を残しながら求められる役回りを見事に体現し、「マス」の心をがっちりとつかんでいる若林だが、魅力はそれだけにとどまらない。2009年からスタートしたラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、これらテレビでみせる顔とは全く違う一面を見せ、コアなファンを喜ばせている。

 同番組での若林は、春日がツッコミ役に回るほどやりたい放題。どちらかというと番組の色に合わせ、周囲を引き立てるテレビでの若林の姿はそこになく、春日の話に突然激高したり、ハマっているという理由で元ラッパーの後輩芸人をゲストに呼んで春日をディスるラップを作るなど、リミッターをゆるめた、テレビとのギャップある姿に、“リトルトゥース”(『オードリーのオールナイトニッポン』のリスナーのこと)から絶大な支持を獲得。

 2008年の『M-1グランプリ』準優勝後、「若ちゃんかわいい」など女性ファンからの黄色い声援に脇目を振らず、アイドル化せずに『オールナイト〜』などでしっかりと結果を残し続けてきたことが、昨年3月に東京・日本武道館で行われた番組発のイベント『オードリーのオールナイトニッポン 10周年全国ツアー in 日本武道館』で1万人を超える動員を記録するほど、コアなファンのハートをガッチリとつかむ結果となっている。

◆若林の高いMC力が春日の一世一代のピンチを救う“神回”

 そんな若林の高いMC力が発揮されたのが、春日が彼女・クミさん(当時)とは別の女性と密会していることが週刊誌にスクープされた週の2019年4月27日放送の『オールナイトニッポン』。その直前に春日は、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング3時間SP』(TBS系)で10年以上交際してきたクミさんにプロポーズし、結婚することを放送しており、スクープはそのプロポーズの10日前の愚行。不倫で大きなダメージを追う芸能人が多々いるという時代が時代だけに、春日のキャラを考えると対応次第ではその後の芸人人生も左右するという状況で生放送を迎えた。

 若林はこの放送回で、序盤から春日を叱責。報道からこの日を迎えるまでの事実をありのまま話したほか、報道後春日が連絡取れなかったというクミさんと生電話をつなぎ、今の気持ちを聞き出したうえで、クミさんと2人で春日を非難。番組初登場となるクミさんの喋りが立つことを見抜くと、その喋りが生きるようにトークを回し、春日の真剣な謝罪、さらにその被害者であるクミさんが許す様子を、緩急をつけ、笑いを交えながら絶妙なバランスで回した。
 謝罪に終始し暗い放送になることも、あるいは笑いに転ばし世間の反感を買う結末もある中で、この塩梅、さじ加減で放送をまとめたことこそが若林の妙。事実、世間に大きな逆風が立たせることなく、この放送1回で事態が収束。春日が今芸人を続けられているのも、若林の機転の利いたこの放送回があったからと言えるだろう。

 リトルトゥースの間で“神回”と呼ばれるこの放送は、マスとコア、どちらからも愛され、どちらからも高く評価されている若林の経験がいきたからそ成し得たといっても過言ではないだろう。“人見知り”と言われながらも、周囲の人間を生かしながら、どんな場面でも、その時一番いい方向へ導く、今一番バランスの取れたMC=若林正恭。世間の評価は、まだまだ過小な気がしてならない。

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  • 若林さんの誰も傷つけないMC好き�Ԥ��Ԥ��ʿ�������
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