プラダが15歳の人気ティックトッカーをショーに招待 ラグジュアリーブランドによる「TikTok」活用目立つ

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2020年02月22日 09:42  Fashionsnap.com

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Charli D'Amelio(@charlidamelio)のTikTok投稿
「プラダ(PRADA)」が、2月20日にミラノで行った2020-21年秋冬ウィメンズコレクションのショーに、動画アプリ「TikTok(ティックトック)」で2,800万人のフォロワーを抱えるインフルエンサー Charli D'Amelioを招待した。

 Charli D'Amelioは、2004年生まれの15歳。TikTokを始めたのは2019年と最近だが、ダンス動画が拡散され、「TikTokを代表するスター」として若年層から絶大な支持を集めている。プラダのショー出席にあたり、会場でショーモデルとダンスする動画を自身のTikTokアカウントに投稿。この動画には現在320万件のいいね、2万4,000件のコメントが寄せられている。この他、ショー前にフィッティングをしている姿を映した動画なども投稿した。
 ラグジュアリーブランドのショーでは、ブロガーやインスタグラマー、そして最近ではけみお(kemio)などユーチューバーがフロントロウに顔を揃えるが、ティックトッカーは未だ珍しい存在。今回のプラダのショー開催後、SNS上には驚きの声が溢れたが、米メディアTHE CUTでは「TikTokのスターは、10年前のブロガーのようなもの。2009年に『ドルチェ&ガッバーナ』がブライアンボーイら4人のブロガーをフロントロウに座らせた時、ファッション業界に激震が走った。今ではブライアンボーイがフロントロウの常連になったように、Charliもそうなるだろう」と述べ、ティックトッカー人気は一時的なものではないだろうとしている。

@charlidamelio
#prada prada
♬ What the Hell - Avril Lavigne


 なお、プラダのショーに先駆けて行われたニューヨークファッションウィーク(NYFW)では、ウィークの運営がTikTokと提携。NYFWの公式アカウント(@nyfw)でランウェイなどの動画を投稿したほか、同アプリ上で人気のユーザーを参加ブランドのショーに招待した。ラグジュアリーブランドではこのほか、エディ・スリマン(Hedi Slimane)手掛ける「セリーヌ(CELINE)」が昨年12月、980万人のフォロワーを抱えるティックトッカー Noen Eubanksをキャンペーンに起用した。
 TikTokアカウント未開設のブランドも多いが、「グッチ(GUCCI)」や「ジャックムス(JACQUEMUS)」「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」「モンクレール(MONCLER)」といったブランドは公式アカウントを開設。ジェネレーションZに向けた動画の投稿を開始している。
[[https://www.instagram.com/p/B57dtdAKNZR/]]
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