えなこ「天国」ねこむ「地獄」AV出演は……「極楽」!? 人気コスプレイヤーの“ヤバい”ウラ側

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2020年02月22日 21:02  サイゾーウーマン

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カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 長らくこの世界にいて、コスプレイヤーにとっての「天国と地獄」について考えるようになりました。今回は、私なりに、この二つの世界をご紹介したいと思います。

 近年、コスプレイヤーの中で最も“ビジネス的”に成功した人物といえば、えなこさんではないでしょうか。Twitterとインスタグラムのフォロワーは100万人超え、漫画雑誌の表紙を多数飾るなど、もはやグラビアアイドル的な扱いです。2016年、えなこさんは『ナカイの窓』(日本テレビ系)へ「プロコスプレイヤー」として出演し、コスプレイヤーとしての収入だけで月収100万円以上、「コミックマーケット」では2日間で写真集を1000万円売り上げると告白。コスプレを商売にしている“商業レイヤー”の中で、今、えなこさん以上に稼いでいる人はいないでしょう。

 えなこさんがコスプレ界隈で話題になり始めた頃は、女子高生の制服系衣装を着て、露出も少なかった印象があります。しかし、ネット上で人気が出て、メディア露出が増えるにつれ、谷間やおなか、おしりを出すなど、露出が徐々に増えていきます。今では水着やランジェリーも当たり前になっているようなので、きっと方向性が変わったのでしょうね。とはいえ、もっとエグ〜い露出をしても、月収100万円には程遠いコスプレイヤーは腐るほどいますので、えなこさんは商業レイヤーとして「天国」にいるでしょう。

 あ、もしかしたら、えなこさんをマネージメントしている、乾曜子さんというコスプレイヤーのほうが天国かもしれません。乾さんはえなこさんの所属事務所でもある「株式会社PPエンタープライズ」の代表取締役社長で、同事務所には現在7名の所属タレントがいます(そのうち2名は2月1日に所属したばかり)。これからさらに事業を拡大し、会社を大きくしていくのかもしれませんね。

ホリプロ所属のコスプレイヤーが落ちた「地獄」

 もうひとり、コスプレイヤーにとっての「天国」を経験した人がいます。漫画家の藤島康介さんと結婚した、御伽ねこむさんです。コスプレイヤーの中には、「キャラクターが好きなだけで、作者には興味がない」という人もいますが、「作者=神様」という意識を持つ人は多いです。

 ねこむさんも、もともと藤島さんの大ファンだったようで、Twitterでは「せんせいしゅき」「いつまでもファンです!!!!!」といったリプライをしょっちゅう送っていました。そんな神様と16年6月に結婚、翌7月に子どもを授かったところまでは天国だったでしょうが、すぐさま藤島さん側にトラブルが発覚します。

 同7月発売の「週刊女性」(主婦と生活社)によると、藤島さんはねこむさんの妊娠をわかっていながら、「(出産しても)責任はとるけど結婚はできない」と言っていたそう。さらに同誌は同11月、藤島さんに15年間“事実婚”状態だった女性・Aさんがいたとも報じています。要するに、藤島さんはAさんとの交際中にねこむさんと出会って子どもをつくり、そのままねこむさんと結婚したということです。ちなみに、Aさんは「精神的苦痛を受けた」として、藤島さんを相手に訴訟を起こしています。

 えなこさんが有名になる前は、ねこむさんのほうがよくメディアに出ていました。15年4月に大手芸能事務所ホリプロに所属し、商業レイヤーとしての地位を確立しようとしたところで、このトラブルが起きてしまったのです。ねこむさんは出産後、自身のTwitterで「母子共に健康です。」とつぶやいてから、SNSを一切更新していません。公式サイトやブログも削除されているため、近況もわからない状態です。コスプレイヤーとして見た藤島さんは神様でも、結婚相手としては「地雷物件」だったとしかいえませんね。ねこむさんは、「天国も地獄も経験したコスプレイヤー」といえるでしょう。

 一方、はたから見ていて「シンプルに地獄」と感じるコスプレイヤーもいます。“アキバ系アイドル”的なポジションで、コスプレイヤーとして知名度も人気もあったA子ちゃんが、AV出演を始めたときは驚きました。

 彼女は仲間内でもかわいいと評判でしたが、「彼氏のためにもっとかわいくなりたい!」と言って、痩身エステで120万円の借金をつくってしまいます。これがきっかけとなり、ギャラが1本10万円の企画モノAVにバカスカ出演するようになります。企画モノ女優のギャラとして、10万円は悪くないかもしれませんが(ちなみに、単体女優だと1本100万円前後のギャラ)、AV出演が原因で、彼とは破局になったそうです。

 AV出演をしながら、コスプレ写真集をイベント等で販売していたA子ちゃんですが、実は自費出版ではなく、業者から2万円程度のギャラをもらって出版していたのだと聞きました。なので、A子ちゃんの売り上げは、すべてその業者に入っていたそう。前回書いた通り、私の場合でもイベントで1日100万円ほど売り上げが立つわけですから、「世間知らずの無知って、搾取される側なんだなあ……」と悲しくなった覚えがあります。

 また、コスプレ界隈でそこそこ知名度があったB美ちゃんも、25歳を過ぎたあたりで“一発逆転”のチャンスを狙うかのように、AV出演をしていました。B美ちゃんはその後、風俗で働いているらしく、ブログを見ると「生きていてつらい、昔はあんなに楽しかったのに」的なことをつづっています。さらには、「今日はこのお店に出勤しています! 指名してください!」とTwitterでつぶやくことも。まだまだコスプレ活動もしているようですが、「写真集を出したけど売れ残った……。制作費だけで赤字」といった赤裸々なブログも更新していました。

 B美ちゃんとは、一緒に撮影会を行ったり、私が主催するイベントに出てもらう仲でした。何度か一緒に食事をしたこともありますが、人の悪口を絶対に言わない、マジメで素敵な子です。でも、当時からどこかフワフワとした感じで、ちょっと心配になるような雰囲気があったんですよね。早くこの地獄から抜け出してほしいと思っています。

コスプレAVで家を建てた「極楽」な夫婦

 最後に、天国にいるのか地獄にいるのかわからない“ご夫婦”もおりまして……。コスプレAVを夫婦で自主制作し、その売り上げで家を建てたという、妻でレイヤーのCちゃん&旦那でカメラマンのA夫さんです。

 業界の中ではレジェンド的な存在なのですが、はたから見ると、旦那がいいように自分の性欲を満たしながら、妻を金稼ぎの道具に使ってるように見えるかもしれません。しかし、以前Cちゃんに「どうしてこんなことしてるの?」と聞いたところ、ニコニコしながら「お金が大好きなんです!」と答えてくれたのを覚えています。

 誰がなんと言おうが、本人たちの幸せが一番。これも壮大な2人のプレイなら、天国どころか「極楽」でしょう。誰もとがめる者がいない世界で好きなことをやって、2人で楽しく稼いで生きていくなんて、誰しもができることではありません。

 とはいえ、もし私の親戚や友人から「旦那さんから『コスプレAVをたくさん売って、家を建てよう。そこで幸せに暮らそう』って言われちゃったの〜!」という話を聞いたら、速攻でその男とは別れさせると思いますが。まあ、CちゃんとA夫さんは今も幸せそうにやっています。コスプレ業界では、一般的な感覚をあえて持たないことが、成功の秘訣なのかもしれません。

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  • ゴムやらピルやらの突っ込んだ事情の解決策として「もう出てる男女が夫婦ならいい」っていうのは今後増えそうな気はする。できた子が見たらなんて言うかは知らんけど。
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