日産復活はサーキットで! 2020年のモータースポーツ計画発表

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2020年02月23日 10:02  マイナビニュース

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日産自動車とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)は2月16日、「2020年日産モータースポーツ体制発表会」を開催した。会場では、今年の「SUPER GT GT500」に参戦する「日産 GT-R NISMO GT500」もお披露目となった。前途多難な新体制に関するニュースが目に付く日産だが、モータースポーツでは元気のいいところを見せたいところだ。

○連続参戦となる「FIA フォーミュラE選手権」で早くも大暴れ

モータースポーツの楽しさが体感できる「日産モータースポーツファンイベント」の一環として、多くのファンが見守る中で行われた「2020年日産モータースポーツ体制発表会」。最初にステージへと登壇したニスモ社長兼CEOの片桐隆夫氏は、「“FIA フォーミュラE選手権”と“SUPER GT”を二本柱として、今年も全力でモータースポーツ活動に取り組みます」と高らかに宣言し、2020年における日産/ニスモの活動計画を説明した。

まず発表されたのが、「日産e.damsチーム」による「FIA フォーミュラE選手権」への参戦だ。

フォーミュラEはいわば、“電気自動車のF1”だ。2019年11月末に開幕した今シーズン(シーズン6)からは、新たにメルセデス・ベンツとポルシェが参戦。全12チーム24台が白熱したレースを繰り広げている。

シーズン5からマシンのカラーリングとパワートレインを一新して挑んでいる日産e.damsチームは、開幕から2戦連続でポイントを獲得し、第3戦決勝レースでは最速ラップを記録。2月15日にメキシコで行われた第4戦では、シーズン5第12戦で日産に初優勝をもたらしたセバスチャン・ブエミ選手が3位入賞を果たした。早くも結果にコミットしている日産の高い技術力で、今後も嬉しいニュースが届けられるはずだ。
○4チームが切磋琢磨! 目指すは日産復活

続いて片桐氏は、「SUPER GT」のGT500クラスに言及した。「東京オートサロン2020」では今シーズンに参戦する4チームの体制を発表していたが、今回はついに、参戦マシンがベールを脱いだ。

ドイツツーリングカー選手権(DTM)との共通技術規則「クラス1」に沿って開発したという「日産 GT-R NISMO GT500」。両シリーズ共通の新規採用サスペンションを最大限にいかす車両セットアップとし、高いダウンフォースを安定して発生させる新空力デザイン、エンジン出力の向上とパワーカーブの最適化を目標に開発した新型エンジン「NR20B」など、日産独自の技術を随所に盛り込んだという。現時点ではこれ以上の情報を得られていないので、実力のほどは「SUPER GT GT500」の第1戦でしっかりとチェックしたい。

「SUPER GT GT500」に参戦するチーム体制は以下の通りだ。

最後に片桐氏は、「今シーズンこそシリーズチャンピオンを奪還するため、開幕戦に向けて最大限の開発を進めております。チーム全員の情熱とファンの皆様からの応援を力に変えて、参戦するあらゆる選手権において熱い戦いをお見せしていきたいと思います。全力で取り組んでいきますので、引き続き皆様のご支援・応援をよろしくお願いいたします」と意気込みを語った。

片桐氏をはじめ、登壇した各監督・ドライバーの言葉の節々からも、今シーズンにかける本気度がうかがえた「2020年日産モータースポーツ体制発表会」。まもなく本格的なシーズン到来を迎える2020年のモータースポーツで、日産から目が離せそうもない。

○著者情報:安藤康之(アンドウ・ヤスユキ)
フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。twitter:@andYSYK。(安藤康之)

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