松屋の看板に描かれた、ふたつの丸が表しているのは「ご飯」と「お味噌汁」?! 意外と知らない企業ロゴの由来3選

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2020年02月23日 11:00  citrus

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■松屋のロゴは…

 

まずは吉野家やすき家と並び、“牛丼御三家”と称される大手牛丼チェーン・松屋のロゴマークの由来からお教えしましょう。

 

松屋の黄色い看板を思い出していただくと、オレンジ色の丸のなかに、青い丸と、それより少しだけ小さな黄色い丸の描かれている様が浮かぶはず。このオレンジの丸はおぼんをイメージしたもので、青の丸はそれに乗るごはん、黄色の丸はお味噌汁を表しているのだとか。まさに牛丼屋! というロゴだったのですね。

 

ちなみに、青い丸と黄色い丸には灰色の影のようなものがついていますが、これについては松屋にもデータが残っておらず、何を意味しているのか、詳しいことはわからない模様……。

 

 

■伊藤園のロゴは…

 

次にご紹介するのは、「お〜いお茶」や「TEAs' TEA」といったブランドで知られる飲料メーカー・伊藤園。こちらのロゴは、水滴に似た形の緑色の丸を4つ、先端が中心に向かうように並べたマークとなっています。

 

これが何を表しているかというと、実は四つ葉のクローバー。伊藤園の原点となった「日本ファミリーサービス」が創業されたとき、社員や社員の家族が「幸せになれるように」という願いを込め、モチーフに採用したのだとか。

 

しばらくは当時のコーポレートマークをそのまま引き継いでいたようなのですが、「缶入り煎茶」という商品を「お〜いお茶」へとリニューアルした際、合わせてロゴも変更することに。よりシンプルなデザインへと変えられたそのマークが、現在まで使われているそうですよ。

 

 

■チュッパチャップスのロゴは…

 

最後にご紹介するのは、人気商品「チュッパチャプス」のロゴデザイン。これを作ったのが、かの有名な画家・ダリであることをご存知でしょうか。

 

世界中で愛されているこの棒つきキャンディが誕生したのは、1958年のこと。スペイン人のエンリケ・ベルナートが、キャンディをフォークで食べるような商品として考案しました。子どもたちがキャンディで手をべたつかせてしまうことに悩まされていた、母親たちのために開発したそうです。

 

生み出したチュッパチャップを世界で広めようと考えたベルナートは、独特な世界観を持つダリに注目。1969年のある日、彼の家を訪問して、ロゴデザインの作成を直接頼みこんだといいます。

 

依頼されたダリはすぐさま仕事へ取りかかり、デイジー(ひな菊)を組み込んだデザインを描いたのだとか。これが、現在でも使われているロゴの原型となっているんですね。

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