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「文章を書くのは掃除に似ている」 人気の占師しいたけ.さんが教える「文章術」とは

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2020年02月23日 11:30  AERA dot.

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写真しいたけ./占師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究しながら、占いを学問として勉強。「VOGUE GIRL」での連載「WEEKLY! しいたけ占い」でも人気
しいたけ./占師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究しながら、占いを学問として勉強。「VOGUE GIRL」での連載「WEEKLY! しいたけ占い」でも人気
 AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

【絵でわかる】しいたけ.流“タイプ別トラブル回避法”

*  *  *
Q:文章を書くのが遅くて困っています。SNSの投稿やメールの返信も、ものすごく遅く、2、3行書くのに数時間おいたり、長文になれば何日もかかったり。これを書いたらこの人はこう思うだろうかとか、あの人も見てるしとか、余計なことを考えてしまいます。どうしたら速く書けるでしょうか。(女性/ヨガ講師/39歳/ふたご座)

A:ライティングについて技術的なことは、たくさんあると思うんですが、僕の感覚では、文章を書くのは掃除するのと似ているなと思います。例えば部屋を大掃除するとき。つい昔のアルバムとか、雑誌とか、見ちゃうじゃないですか。気が散ってしまう。

 いただいたご相談は、文章を書くのが遅いというお悩みですが、自由に書けないという悩みを持つ人も多いのではないかと思います。

 それはやっぱり、学校や会社で「誰かに提出しなければいけない文章」を書かされることが多かったから。読書感想文とかも含めて、そこには「誰かに気に入られなければいけない」という呪いがあるような気がするのです。

 文章が長くなりすぎてしまう場合も、「すべての人を納得させなければいけない」と、いろんな人が気になってしまうのでしょう。それで気が散ってしまう。

 僕自身が文章を書くときは、10分の1ぐらいは独善的になる必要があると思っているんです。人の顔色を見ないで言い切っちゃう部分が、10分の1ぐらいあってもいい。その10分の1の迷いのなさが、その人の味になるような気がします。それをツイッターでやると、140字しかないから炎上するんですが、1千字ぐらいあったらそのうちの100字ぐらいは、周りを見ないで「私はこう思う」って書いちゃう。

 独善的になるためには、日記帳なり手帳なりに、文章を書くことをおすすめします。自分だけに聞かせる文章を。僕も学生の頃からずっと日記を書いてきました。他人と会話をすることがとても苦手だったのです。どうも僕の言うことが相手に全く響いていない、ポカーンとされることが多かったんですね。そもそも人見知りで話せなかったし。それが日記帳相手だと自己対話ができる。同じ「腹減った」でも、日記に書くのとツイッターに書くのでは違います。

 ふたご座は、自己採点能力が異常に高い人たちです。いろんな言い回しを考えてしまうし、自分が出した表現が60点であることが、自分でわかってしまう。みずがめ座もそういうところがあります。だから、「誰に向けて書くか」をはっきりさせたほうがいいです。みんなが読むだろうと思って、優等生みたいに書こうとすると、書けなくなる。そしてみんなに届けようとする文章ほど、誰にも届かなくなってしまう。

 この人にだけ届いてくれたらオーケー、と誰かの顔を思い浮かべながら書いてみてください。

※AERA 2020年2月24日号

このニュースに関するつぶやき

  • 文章も絵も場数よね。とにかく書き(描き)続けるうちにそれなりになっていく…。と。言うは易しってね〜(^_^;)
    • イイネ!3
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  • 心の安定などを得る為のヨガなのに、その講師の精神が不安定だという記事なのかな♪
    • イイネ!20
    • コメント 0件

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