中上貴晶「だんだん、限界値を探れるようになってきた」/MotoGPカタール公式テスト2日目コメント

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2020年02月24日 22:01  AUTOSPORT web

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2020年MotoGPカタール公式テスト:中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2月23日に行われたカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットのMotoGP公式テスト2日目。各チームのライダーたちがテストを振り返った。


■ペトロナス・ヤマハSRT
ファビオ・クアルタラーロ 1番手:1分54秒038(52Laps/Total:65)
 2日目は本当にポジティブだった。初日と同じようにペースの仕事に取り組み、電子制御のセッティングとエンジンブレーキを試し、フロント、リヤ共にバイクのセッティングにもトライした。初日よりもよくなったから、とてもうれしい。バイクはいい感触がある。もう1日テストがあるから、もっとよくなりたいが、全体的には2日目はとてもポジティブな1日となった。まだセパンで3日間、カタールで2日間だけしか乗っていないから、バイクのことをもっと理解する必要がある。明日もバイクのたくさんのことを学び、レースに向けて準備を進めるよ。

■チーム・スズキ・エクスター
アレックス・リンス 2番手:1分54秒200(52Laps/Total:53)
 2日目も良いセッションだった。新型と標準型のシャーシを比較する仕事に取り組んだよ。シーズンに使用するシャーシがはっきりしてきている。レースペースは昨年よりも良いね。ライバルたちも改善してきて、接近しているけど、ボクたちはレースに向けて準備ができている。明日はレースシミュレーションにトライしてみよう。ちょっとした転倒があったけど、全体の計画に影響はなかった。今日もたくさんの仕事をすることができた。

ジョアン・ミル 7番手:1分54秒612(23Laps/Total:52)
 今日の結果に満足している。コンスタントに走ることができ、ペースも改善できた。最後の1時間にタイムアタックしようと狙っていたが、残念ながら6コーナーで転倒してしまった。とにかくケガがなかったことがなにより。明日も続けて前進する準備はできている。


■モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
マーベリック・ビニャーレス 3番手:1分54秒264(53Laps/Total:68)
 ボクたちは本当にいい仕事をしている。初日と同じ仕事に取り組み、バイクとタイヤをよりよく理解することに努めた。リズムを刻むことに集中して、前進を果たしたけど、まだ改善すべきところが幾つかある。自信はあるが、もっと周回を重ねる必要があるね。ソフトタイヤを履いて、どのように機能するのかを理解するために、ロングランをしてみた。レース週末は、プッシュすることしか集中できないから、週末の全ての疑問や全ての起こりうることをカバーしようとしている。


バレンティーノ・ロッシ 9番手:1分54秒740(22Laps/Total:52)
 今日もまた悪くない一日だった。フィーリングもよく、ペースもよかったが、ブレーキングなどいくつかの部分で改善にトライしたので、昨日と比べて少し難しい。残念ながら、他の部分が悪くなった。昨日はレースディスタンスでもタイヤがうまく機能するように見えたが、今日はより多くの問題があった。そのため、テスト終盤は難しかった。順位的には悪いが、それほど離されていない。明日はテスト最終日なので重要だ。うまくまとめる必要がある。今日はいい仕事ができたと思うし、明日、何ができるか見てみたい。


■レプソル・ホンダ・チーム
マルク・マルケス 14番手:1分55秒093(26Laps/Total:46)
 8コーナーの切り返しで転んでしまった。肩がまだ完治していないから、両足を使わなければいけない。思っていた以上にプッシュしてしまい、フロントを失ってしまった。転倒を回避することができなかったけど、ボクは大丈夫。何とか最善の方向性を見つけようとトライしているけど、カタールはいつもボクたちにとって難しいコース。マレーシアよりも少し苦しんでいる原因を見つけようとトライしているところ。明日も仕事を続け、開幕戦に向けて考えていくよ。

アレックス・マルケス 19番手:1分55秒725(22Laps/Total:48)
 今日は体調がよくなり、昨日よりも多くのことを達成できたので満足している。セッション終盤に向けて、少し力が足りなくなったが、全体的にはいい一日だった。マシンに関してもっといい仕事をする必要があるので、最終日は重要だ。開幕戦に臨む前にまだ改善するチャンスがあるので、それに集中したい。


■ドゥカティ・チーム
アンドレア・ドビジオーゾ 8番手:1分54秒662(36Laps/Total:60)
 テストプログラムのほとんどを進めることができたので、昨日と比べて良かった。現在の状況に対して、明確なアイディアもある。速いし、ペースもあるがライバルたちも同様だ。レース週末にしか理解できない点もあるが、テストでは単独で走っているので、特定部分の改善に集中できる。タイヤのライフの影響を理解するために、何度かロングランを行なった。全体的には満足しているし、明日もテストプログラムを継続したい。

ダニロ・ペトルッチ 12番手:1分54秒852(23Laps/Total:49)
 今日はテスト時間を有効に活用することができた。リヤにミディアムコンパウンドのタイヤを履いていくつかのテストを行ない、数周にわたっていいペースをキープすることができた。トップタイムからはまだ少し遅れているが、今日はラップタイムは重視していない。彼らと戦うポテンシャルがあると確信している。残念ながら、セッションの終了までテストを継続できない小さな問題がいくつかあったが、明日はレースシミュレーションも予定しているので、さらに一歩前進できることを願っている。



■LCR・ホンダ・イデミツ
中上貴晶 10番手:1分54秒759(30Laps/Total:43)
 10番手でホンダ勢のトップだったが、テストなのであまり重要ではない。レースでパフォーマンスを上げて行くのが重要で、確実にバイクのフィーリングと肩の状況はよくなっている。セパンに続き、2日目に痛み止めを服用し、だいぶ攻めることができるようになった。だんだん、限界値を探れるようになり、最後まで走れた。確実によくなってきたことがうれしい。テスト最終日となる3日目は、タイムに気にせずに、レース週末でパフォーマンスを高められるように有効に活かしたい。

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