『テラスハウス』東京編・第34話ーー社長、新メンバーの夢を狙うもスタジオから“悲鳴”

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2020年02月25日 10:02  リアルサウンド

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『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信中のリアリティーショー『テラスハウス』。新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の第34話が、本日2月25日に配信された。


(関連:花は愛華に本当に“悪意”がなかったのか? 『テラスハウス』第32話未公開映像


 前回のテラスハウスでは、東京編初のカップルが誕生。晴れて結ばれたトパスと愛華は、一緒にテラスハウスを出ることとなった。二人の卒業前夜には、入居したばかりの俊幸が料理の腕を振るう。できあがった鍋を6人が揃って囲み、和やかな夕食のひと時となった。


 日付けが変わり旅立ちのとき、花は悲しさのあまり顔を抑えてすすり泣く。そして、愛華に寄せ書きのアルバムを渡した。愛しそうにアルバムをめくり、「ここでの4カ月は一生忘れないと思う」と涙で頬を濡らす愛華。花は「エミちゃんをよろしくね。何かしたら、花が卍固めしに行くから」と、トパスに愛華を託す。別れを惜しみ、それぞれのメンバーとハグを交わす二人。ドライな卒業が目立った東京編の初期メンバーとは打って変わり、涙の別れが続く。メンバーによって卒業に対する想いの大きさと別れの仕方は、大きく変わるのだと感じた。


 とある夜、居酒屋『しとらす』で乾杯をする花と俊幸。その日、ミュージックビデオの撮影があったという花は、仕事のための派手なメイクを落としてスッピンだった。そんな花をまじまじと見つめ、俊幸は「きれいだねスッピン、普通に……」と感嘆の声を漏らす。食事の〆のそばをすすりながら、花は俊幸の人生で一番ツラかったことについて尋ねる。すると俊幸は「新卒で入った会社でメンタルやられたときが一番ツラかったかな」と過去を打ち明けた。上司に毎日のように怒鳴られて辛い思いをした俊幸だが、そのときの経験が退職代行を思いつくきっかけになったという。「ある意味、俺の会社はそういう逃げるきっかけを作ってる会社なんだよね」と聞かされた花は「優しいね、社長! めっちゃ優しい人じゃん」と感心の声をあげる。俊幸は「自分が抱えた苦しみをもう味わわせたくない……みたいな思いはあるよね」と語り、自分に言い聞かせるかのように何度も頷いた。


 パジャマ姿の花がリビングで一人、寒くないように毛布を巻きつけてくつろいでいる。するとそこにチャイムの音が。花がビビと共に迎えた新メンバーは、IT企業のOLをしながらグラビアモデルの仕事もしている吉田夢。艶のある黒髪ボブが印象的な24歳だ。グイグイと率先して行動してくれる男性が好みだと話す。


 立て続けにチャイムが鳴り、今度は大荷物を抱えた男性メンバーが登場。彼の名は鈴木志遠(22歳)、立教大学で学ぶかたわら雑誌『FINEBOYS』誌のモデルもこなしている。端正な顔立ちの志遠は、気配りができるちゃんとした女性がタイプとのこと。


 4人の会話は弾み、いつしか 「社長」こと俊幸の話題に。俊幸は会社を経営していることから、いつの間にかメンバーからは「社長」と呼ばれるようになっていた。新メンバーの夢に対し「(俊幸は)何かすごく合いそうじゃない?」と力説するビビに、花も「ねっ、思った!」と声を弾ませ、二人そろって「超、思った!」の大合唱。Lそれを聞いた夢は、早くも俊幸に興味津々で、会うのを楽しみにしている様子だった。その後、花は志遠の荷物運びを手伝いながら、男子部屋に案内する。「ゆっくり荷物を広げてください」と気遣う花だが、辺りを見回し「何か散らかってる、男子部屋!」と顔をしかめる。「多分ここらへん、全部快だと思うもん」と呆れ顔。リビングに戻ってきてからも「ハアッ、何か男子部屋、汚かった」と鼻を押さえる仕草をして嫌悪感を露わにした。思わぬところで、快のだらしなさが発覚する。これまで良い雰囲気だった二人だが、快のマイナスポイントが明るみになってしまった。


 夜になり帰宅した俊幸に対して、ニヤリと意味深な笑みで報告する花。「社長!」「価値観が合いそうな人が来たよ」と声を弾ませると、俊幸は「マジか!」と目を輝かせる。「OLさんで、スラっとしてて」「おっぱいあって」と説明が続いたところで、「マジで?」とひと際高く声を上げる俊幸は、自称おっぱい好きとのこと。期待値が上がったと興奮する。


 その後、男子部屋では“誰が気になるか”の報告会が開かれた。志遠が第一印象で一番気になるのは夢だと打ち明けると、社長も黙っていられずに、まだ会ってもいない夢が良いと主張する。何基準かと問われ「おっぱい基準」と力説する始末。そして快は正直に想いを寄せている花の名前を口にした。


 仕事で遅くなる夢以外の5人は、プレイルームで『テラスハウス』の放送を鑑賞していた。すると俊幸がトイレに行くと、席を外す。


 その頃、トイレに行ったはずの俊幸はダイニングで一人、ワインを飲みながら夢の帰りを待っていた。夢の帰りは夜中の12時頃と花から聞かされていたので、時間を見計らって待ち伏せたのだろう。ほどなくして夢が帰宅すると、二人は自己紹介を交わす。俊幸は「みんなから“社長”とか呼ばれてるんだけどあんまり気に入ってないんで」と匂わせ、夢から特別に「トシ君」という愛称で呼んでもらえることに。そして俊幸は冷蔵庫からさりげなくビールを取り出し「仕事終わりの一杯」と瓶のまま夢に勧める。働く環境の似ている二人は、お酒も手伝ってか、すぐに打ち解け、会話も弾む。すると突然、俊幸が積極的な行動に出る。「ひと口だけもらおう」と夢の飲んでいたビールに手を伸ばし、瓶に直接口を付けて飲んだのだ。間接キスとも取れる行為をサラリとやってのける俊幸に、スタジオからは悲鳴が上がる。初対面でグイグイいく俊幸に、女性陣をはじめスタジオメンバーは引き気味な反応を見せていた。


 そしてこの夜、もうひとつ驚く出来事が起こる。プレイルームから降りてきたメンバーが食堂で一堂に会したところで、ビビは卒業した凌のことを「普通に好きです」と宣言し、二人の関係を「お互いに好き」と言い切ったのだ。極め付けには、凌と付き合うかどうかを「クリスマスに決める」と明かした。これには俊幸も「えっ? 付き合うチャンスがあるの? まだ」と驚きを隠せない。


 ビビと卒業した凌の関係は未だに続いていたのか。そして俊幸の積極的なアプローチは夢の心を動かすのか。それぞれの関係から目が離せない。(文=Nana Numoto)


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