ル・マン24時間:山下健太を擁するハイクラス・レーシング、2台出場ならばドライバーシャッフルへ

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2020年02月26日 14:01  AUTOSPORT web

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デンマークのナショナルカラーが採用されたハイクラス・レーシングのマシンイメージ
WEC世界耐久選手権に参戦しているハイクラス・レーシングは、2020年6月のル・マン24時間レースで2台目のエントリーが受け付けられた場合、ドライバーラインアップのシャッフルを行う予定だ。

 デンマークのLMP2チームは今月、WECの2019/2020年シーズン最終戦であるル・マン24時間に、WECにフル参戦しているオレカ07と、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズへの出場を予定しているオレカ07の両方を投入する計画を明らかにしている。

 この2台体制がACOフランス西部自動車クラブに承認された場合、チームはアンデルス・フィヨルドバッハを山下健太、マーク・パターソンのトリオで戦うWEC組から、ヤン・マグヌッセンを起用するELMS組に移動させる予定だ。

 ハイクラス・レーシングは、フィヨルドバッハとデニス・アンダーセンのコンビでフル参戦するELMSのクルマに愛国心を象徴する、ナショナルカラーのコンセプトを設定していることからも明らかなように、今年のル・マンでデンマークの存在感を強く示す明確な野望を持っている。

「(ふたつめの)エントリーを獲得できると確信している」と語るのは、ハイクラス・レーシングの代表でかつてはフォルクスワーゲンモータースポーツの責任者も務めていたピーター・ウトフト。

「先日、ジェラール・ヌーブ(WECとELMSのCEO)と会って話をし、彼に(我々の計画の)バックグラウンドを説明した」

「ル・マンを訪れるといつもたくさんのデンマーク人を目にする。それは(9度の総合優勝を飾った)トム・クリステンセンの時代からだ。ここ数年はその人数が少し落ちてきたが、我々はそれを取り戻したいと思っている」

 チームは、フィヨルドバッハがル・マンで別のクルマに移ることで空くWEC車のラインアップひとつを、IMSA DPiクラスを戦うドライバーに置き換えることを目指しているようだ。

 名前が明らかになっていないこのドライバーは、WECのフルタイムドライバーであるパターソン、山下と33号車オレカ07をシェアすることになる。

 2019/20年シーズンのフィナーレで、ドライバーラインアップをシャッフルするハイクラス・レーシングの計画は、28日(土)に発表されるル・マン24時間のエントリーリストにELMS車が掲載されるかどうかによって決定する。

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