トム・クルーズ最新作、新型コロナウイルスの影響でイタリアでの撮影が延期

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2020年02月26日 18:52  Techinsight Japan

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イタリアのベネチアで撮影予定だったトム・クルーズ
トム・クルーズが主演する映画『ミッション:インポッシブル』のシリーズ最新作となる第7弾の撮影が延期となった。イタリアのベネチアを舞台に3週間をかけて撮影する予定だったが、パラマウント映画は新型コロナウイルスの影響のため撮影を延期すると発表した。米誌『Variety』などが伝えている。

イタリアでは新型コロナウイルスの感染者が急増しており、現地時間25日には国内で322人が感染、うち11人が死亡したと報告されている。『ミッション:インポッシブル7』の撮影が行われる予定のベネチアでは、伝統のカーニバルの中止を発表したばかりだ。そんななかでパラマウント映画は、撮影延期について次のような声明を発表した。

「新型コロナウイルスの猛威に関して、ベネチアの地元政府が公共の場所での集まりを中止するよう呼びかけている。映画の出演者と撮影クルーの安全や健康面を考慮し、予定していた3週間の撮影を延期することを決断した。」
「我々はこの状況を引き続き監視し、今後の展開とともに政府や保健当局に協力するつもりだ。」

パラマウント映画は、撮影が再スタートするまでの期間中は撮影クルーが帰国することを許可したという。一部報道によると主演のトム・クルーズはイタリアをすでに発ったと伝えたが、英紙『Mirror』ではイタリアに入国していなかったと報じている。

なお『ミッション:インポッシブル』の第7弾は2021年7月23日に、続いて第8弾は2022年8月5日に全米公開される予定で、両作品とも脚本・監督をクリストファー・マッカリーが担当する。マッカリー監督は第5弾『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』と第6弾『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の両作品の脚本・監督も務めている。

イタリアでは新型コロナウイルスの感染が拡大しており、感染者の大半は北部にあるロンバルディア州とヴェネト州に集中しているため、北部にある複数の自治体の閉鎖やイベント中止などの特別措置を取り、感染拡大の阻止に力を尽くしている。イタリアのコンテ首相は「我々の優秀な医療システムや非常に厳格な予防措置は信頼に値する。これらを最大限に利用し、ウイルスの封じ込め対策を進めていく」と述べている。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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