フィッシャーズ結成10周年 新居ルームツアーに見る“変わったものと変わらないもの”

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2020年02月27日 15:12  リアルサウンド

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動画サムネイルより

 7人組YouTuberグループ・フィッシャーズのリーダーシルクロード(以下、シルク)が2月22日投稿の動画で、引っ越したばかりの新居を公開した。


(参考:フィッシャーズの動画に江頭2:50が登場 奇跡の共演にシルクロード「YouTubeの伝説になる!」


 メンバーのンダホ、モトキ、ザカオと共に新居のルームツアーを行ったシルク。廊下にはお気に入りの漫画で埋め尽くされた本棚がズラリ。それをまじまじと眺めながらモトキは「ほぼ漫喫だね」とつぶやいた。シルクによると、漫画をリビングなどではなく、廊下、それもトイレの目の前に置いたのには「トイレで読みたいから」という理由があるとのこと。そのトイレには、漫画家・尾田栄一郎氏直筆のプレゼントされた『ONE PIECE』のキャラクター・ゴールドロジャーの色紙が飾られており、「トイレって1日において結構行く場所なのよ。だから毎回来るたびにみて、やる気出すために置いてます」と明かした。


 続いて訪れた撮影部屋は、小さなテーブルとクッション以外、何もない一室。メンバーからは「広ーい!」と思わず声が漏れる。その撮影部屋の真横にはシャワー室も。シルクは「(身体が)汚れる撮影とかもあるから、そのまま直で行けるっていう」と、ここでもこだわりを覗かせた。


 最後にメンバーが案内されたリビングは、シルクが「ドッヂボールいける!」と豪語する通り、これまでのどの部屋よりも広大なスペース。百体を超そうかという大量のフィギュアにYouTubeから贈られた記念の盾、アーケードゲーム機が飾られ、さらにはビールサーバー埋め込み型のダイニングカウンターまで完備されていた。


 2019年に世界で9番目に見られているYouTubeチャンネルにランクインしたことに触れた上で、「世界9位まで届いたという“YouTubeドリーム”を見せたいということで、今回広い部屋を借りた」とシルク。最後に「今年はかなりお金をかけて良いものを作っていこうと言っていたんですけど、僕らが今までやってこなかったような動画をやってみようと思います。ちょっとした味変みたいなね。僕ら自身は変わっていないんだけど、動画もずっと同じじゃ飽きてきちゃうと怖いので」とこれからの抱負を語った。


 2010年2月25日、中学校の同級生だったメンバーが卒業式の日にフィッシャーズ結成して、今年でちょうど10年が経過した。スタート当時15歳だったメンバーも、現在では25歳。その間にYouTuberとして大きな飛躍を遂げ、チャンネル登録者数は2月26日現在605万人に達し、地上波のテレビ番組で見かける機会も増えてきた。


 それに2020年からは、「みんなで貯めたお金を出し合って、スケールのデカいことをやっていく」と宣言している通り、「ゴキブリだらけの箱に1分間手を入れられたら100万円ゲット!!」「400万円のワインにパズルつけて飲めなくしてやったwww」など、今まであまり見られなかった大金を投じた企画にも挑戦している。10年前に投稿された有名なフィッシャーズのデビュー作「川遊び動画」と見比べると、今回の豪華すぎる新居も含めてその変化すさまじく、まさしく、“YouTubeドリーム”を体現しているといって良いだろう。


 しかし、どんなに成功を収めようとも、シルクはブレない。そのブレなさは、彼がこのほど引っ越した新居にもよく表れている。シルクは新居の中でもとりわけ、撮影部屋や編集部屋に並々ならぬこだわりを見せ、さらには、ダイニングカウンターを指して「俺、料理作れないから、酒飲みのBARカウンターにでもするか」とメンバーに提案していた。大金を投じて契約した新居のはずなのに、自分だけが居心地の良い生活空間にしようという意図は感じられない。YouTubeの制作スタジオ兼仲間との秘密基地として使用することに、全振りしたような間取り及び部屋の使い方をしている印象だ。


 そんなシルクが用意した新しい遊び場で、楽し気にはしゃぐメンバーたち。もともとフィッシャーズは「仲間たちの遊びの記録」として始まった。今回の動画を見ていると、どんなに経済的に豊かになろうが、社会的成功を収めようが、その根っこの部分は10年経ってなお、川遊び動画の頃からなんら変わっていないことを伺わせる。これからも彼らがどんなスケールアップした遊びの記録を見せてくれるのか、楽しみにしていきたいところだ。


(こじへい)


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