FANTASTICSが語る、1stアルバムに込めた“9人”の思い 世界、佐藤大樹が各メンバーに与えた影響とは

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2020年02月28日 06:01  リアルサウンド

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FANTASTICS from EXILE TRIBE(左から木村慧人、堀夏喜、八木勇征、澤本夏輝、中島颯太、瀬口黎弥)(写真=三橋優美子)

 「LDH PERFECT YEAR 2020」でさまざまなアーティストが動きを見せる中、EXILEとの兼任メンバーの世界、佐藤大樹(以下、佐藤)を擁するFANTASTICS from EXILE TRIBEも、記念すべき1stアルバム『FANTASTIC 9』を2月12日にリリース。昨年開催の1stツアーと同じタイトルを冠したアルバムや表題曲に込めた思いを、ツアーについて振り返りつつ語ってもらった。この日はEXILEのツアー中につき、世界、佐藤のリーダー2人以外のメンバーがインタビューに回答。そんな2人がグループで果たしている役割やメンバーに与えた影響などについても聞いてみた。(古知屋ジュン)


(関連:FANTASTICS、「FANTASTIC 9」MVから伝わるグループの軌跡 中尾翔太とファンへの思いが詰まった楽曲に


■『FANTASTIC 9』は思い入れのあるキーワード


――アルバムの初回盤にも映像が収録されていますが、『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』は、前半がお芝居、後半がライブという斬新なスタイルのツアーでした。今回のアルバムとタイトルが一緒ですが、リンクしている部分が大きいということでしょうか?


中島颯太(以下、中島):実はこのアルバムの曲順は、まったく同じではないですがツアーのセットリストの曲順に沿った形になっているんです。『FANTASTIC 9』というタイトルが僕らにとって思い入れのあるキーワードだというのはもちろん、ホールツアーに来ていただいた方には、本作を聴いてもらうことでツアーのことをいろいろ思い出していただけるんじゃないかなと。


――なるほど。ではそのホールツアーについて少し振り返っていただきたいです。リハーサルが台本の読み合わせからスタートしたというのもユニークですね。


澤本夏輝(以下、澤本):もちろん、LDHの先輩方が築いてきた道筋があったからこそ、僕たちなりのエンタメ=SOUND DRAMAに行き着いたのですが。おっしゃるようにリハが読み合わせから始まって、「こういう始まり方なんだ!?」と驚きつつ、どういう気持ちで臨んでいったらいいのか戸惑うところからスタートしました。でも本読みの一言目から、(佐藤)大樹くんがDRAMAパートの世界に入り切った形でしてくれたので、そこから僕たちも「こういうテンションでいけばいいんだ!」と参考にしたりして。あの中では自分で自分を演じるので、日ごろの自分をステージ上でどう発していけばいいのか、表情や手の動きとかも工夫しながらやっていました。FANTASTICSの初のツアーですから「僕たちのステージはこう始まっていくんだな」とワクワクしながら。


堀夏喜(以下、堀):まずこういう形でのツアーになると聞いたときに、どういうつながりでDRAMAパートからSOUNDパートへもっていくのかが、まったく想像がつかなかったんです。構成にしても、たとえば最初と最後をライブにしてお芝居を挟む形にもできるでしょうし……読み合わせを進めていって、ようやく自然につながるイメージができたんですけども、結果的に自分たち発信のアイデア満載の内容になりましたね。途中に入るコント風のパートは元々はなかったんです。稽古のときに(演出の鈴木)おさむさんの前で「隙間という隙間にアドリブを入れまくってやってみよう」と試したのが「面白いからこのままいこう」ということで採用されたりして、全体的にすごくのびのびとやらせていただきました。初日を終えたときに、今までに感じたことのない疲労が心身ともに来るタイプのライブだなという風には思いましたけど(笑)。前半の演技での気疲れと、後半の心拍数を上げて踊る疲れが混ざって。


――颯太さんはDRAMAパートでの関西弁のツッコミも好評でした。


中島:あれも稽古中に自分のセリフがないところでツッコミを入れたりしていたら、大樹くんが「じゃあ、ここは颯太がツッコむところにしよう」と提案してくれて、そこはシンプルに楽しかったです。僕らは武者修行の頃からパフォーマーも含めて全員がMCでしゃべるグループなので、今回の表現はすごくFANTASTICSにも合っていると思いました。前半のお芝居で会場全体をFANTASTICSの世界に引き込むからこそ、後半のライブでのエネルギッシュな盛り上がりをすごく感じられたので、DRAMAあってのSOUNDだったなと改めて感じています。


木村慧人(以下、木村):僕はDRAMAパートでは「青春映画みたいなことをやりたい」ということで、そこでは振り切ってキザな感じに徹したりして。でもみんなそうだったと思うんですけど、お芝居からライブに移るときの気持ちの切り替えがなかなか大変でした。『LDH PERFECT YEAR 2020 COUNTDOWN LIVE』のときにもステージ上での思いの発し方や、無意識にですけど前よりも自然にできるようになっていたので、このツアーでの経験を次のアリーナツアーにも活かせたらと思っています。


八木勇征(以下、八木):慧人がリードする“胸キュンワード”の部分では、大樹くんを筆頭に本番前にネタ合わせをしたりしていましたね。さっきなっちゃん(堀)が言ったようにアドリブから発展したものだったんですが、それを1公演ごとにいろいろ考えたりして。パフォーマーのみんなはSOUNDパートで一気に心拍数が上がって大変だったと思うんですけれども、僕たちボーカルもツアーの序盤にはアップテンポの曲から急にバラードに移ったりするので、発声の切り替えの難しさはすごく感じていました。公演を重ねるにつれて自分の中でバランスのとり方がわかってきたので、いい経験になったと思います。あと本格的な稽古が始まる前に自主練みたいな形で、大樹くんに演技レッスンをしてもらったんです。舞台用の発声についても一から教わって、SOUNDパートで声が枯れてしまわないように取り組めたのも勉強になりました。


瀬口黎弥(以下、瀬口):個人的な話になりますが、お芝居の中でドラマのテイストに合わせて自分のやりたい曲を作ったり、ライブでは「WHAT A WONDER」の中でラップパートを作ったりできたのがすごくうれしかったです。あのDRAMAパートという形であれば、みんながやりたかったことを“夢”という形で伝えられるので、昔から好きだったラップに挑戦する場を作っていただきました。グループの新たな武器として、音楽性の幅を広げていきたいときに僕自身も貢献できたらいいなという思いもあったので。個人的にも成長できたライブでしたし、自分がこういうことをしたいんだなというのを見つけられたのもよかったと思っています。


――そして記念すべき1stアルバムが完成して。


瀬口:いやあ、うれしいです。デビューしてまだ1年ちょっとですが、デビューしたころはFANTASTICSを「OVER DRIVE」の中で表現するしかなかったので……もちろんこの曲は何百回と踊ってきた、思い入れのある曲ではありますが。武者修行時代から応援していただいている方々に自分たちの進んできた道のりを振り返ってもらうことができますし、最近僕たちを知った方々にもここを入り口に自分たちについて知ってもらうこともできます。


中島:「こんなに(曲数を)録ったんだ?」という感慨深さもあります。1曲1曲いろんな挑戦をして学んできたので、聴けば「この曲のときはああいう感じだったな……」といろいろ思い出すこともありますし、ファンの方にはどう聴いていただけるのかな、と気になる部分もあります。


八木:最初の頃に録った「OVER DRIVE」や「Turn Back Time」を自分たちのバージョンとして歌い直すに当たって聴き直したりしていると、自分でも声が変わったなと思います。「OVER DRIVE」はオーディションの課題曲として歌わせてもらっていた曲で、当時はいっぱいいっぱいで歌っていましたし、レコーディングでも何度もテイクを録り直しました。自分がボーカリストとして本当にまだまだだと痛感させられたことも昨日のことのように思い出しますし、初心に帰れるような、そんな思い入れの詰まった一枚になったなと思います。


瀬口:パフォーマーの僕らとしては、ダンストラックの「FANT-A-STEP」や「Shamblesz」が入っているのもうれしいです。当時、武者修行を観に来ていただいた方には特に刺さると思います。そこもパフォーマー集団から始まった僕たちの歴史を振り返れるポイントだと思います。


■パフォーマンスする上で意識が変わった曲は?


――唯一の純粋な新曲になる「FANTASTIC 9」は今までのバラードとはかなりニュアンスの違った楽曲ですね。どなたかへの手紙を読み上げるような感じで、ボーカルのお二人の歌声も話しかけるようなニュアンスに感じました。


中島:あれはファンの方々に向けて、そして(中尾)翔太くんに向けての意味合いもあるメッセージ性の強い歌詞です。“悲しい思いもあるけれど前向きに頑張っていく”という楽曲なので、それをどういうトーンで歌うのかは勇征くんと二人で悩みました。実は最初は勇征くんと二人でそういう方向で歌っていて、想いを乗せる感じで歌ってみたんですが「これだと重すぎるよね?」となって、明るいイメージのあるテイクや壮大さを感じさせるようなテイクとか、いろいろ録り直してみて、最終的に寄り添って歌うような……問いかけるような形になりました。特にAメロ、Bメロは歌うというよりも言葉を伝えるようなイメージで歌っています。


八木:颯太が言ったように、この曲の表現では試行錯誤しました。最終的なテイクを聴いて、作曲してくださった春川仁志さんがパフォーマーみんなと合唱するというアイデアを出してくださったんです。


――パフォーマーのみなさんはレコーディングは初めてだったんですか?


堀:ガヤっぽい声をみんなで入れたことはあるんですが、歌うのは初めてなので緊張するし、照れくさかったです。ボーカル2人の前で、最初に声を出すときには躊躇いもあって……。何回かテイクを録りはしたんですけど、思ったよりスムーズに終わりました。


中島:スタッフの方々が「めちゃくちゃいいね!」と言ってくださったんです。みんなでコーラスも入れてくれたんですけど、向かい側にいた慧人が目をつぶって上を向いたりして歌ってるのが超気になって……。


木村:僕は形から入るので(笑)。とにかく緊張していて、何かで紛らわさないとと思ったので、完全に顔で歌いました。


中島:でも声は出ていたし、レコーディングは上手くいったと思います!


木村:この曲は世界さんがサビ部分に振りをつけてくれたんです。シンプルだけどキャッチーなニュアンスで、その中に、僕たちが武者修行時代にダンストラックでやっていた5カウントくらいの振りの一部が盛り込まれているんです。なので、当時から応援してくださっているみなさんならわかってくださるかもしれません。


――「Turn Back Time -FANTASTICS ver.」は、元バージョンと印象がかなり違いましたね。


中島:元はバラード調なんですけど、FANTASTICSとしてリリースすることになって、ATSUSHIさんがアレンジもしてくださったんです。今っぽいダンサブルな音も入れてBPMを速くして、明るく前向きな雰囲気に作ってくださって。今回は僕たちが1番も歌えることになったので、すごく集中してレコーディングしました。


八木:今回、ATSUSHIさんとTAKAHIROさんのパートも歌わせていただくということで、すごく緊張しながらレコーディングしました。歌ってみて改めて思ったんですけど、僕たちが歌っていたパートよりもお二人が歌っていたパートのほうが、譜割りとかが難しいんです。ポップなサウンドに合わせて、声色も明るくしたり工夫しました。ツアーでこの曲を歌ったときに照明で会場がピンクに染まるという演出があったんですけど、この曲を聴くとあの光景を思い出します。


――この曲も世界さんが振付されたということなので、映像で改めてチェックして欲しいです。デビューから約1年の流れを振り返ることができる作品ですが“パフォーマンスする上で意識が変わった曲”というと、どの曲を思い浮かべますか?


瀬口:僕は「Flying Fish」です。1stシングル『OVER DRIVE』の収録曲にはデビューにふさわしい「前に突き進むのみ!」という勢いがありましたけど、僕らのグループ感、チーム感というのを考えたときに、「Flying Fish」という楽曲もそうですし、MVの海と白いセットとか、しっくりくるなあ……と。家族や友達とか、周りの人にも好きだと言ってもらうことが多くて、あれがFANTASTICSのイメージなんだろうと思います。僕らを見つけていただいた一曲なのかなと。


堀:他の曲もそれぞれ思い入れがありますけど、やっぱり「Flying Fish」じゃないですかね。シングル2作目にして黎弥くんの言った通り「僕らの色が見えたかな」と思えるような曲だったのと“曲力”が凄かった。ライブでやっていても、たとえば「OVER DRIVE」や「WHAT A WONDER」、「Can’t Give You Up」といったアゲ曲がタイト感を表現する曲だとすれば、「Flying Fish」はそこから一気に視界が開けるような曲で。どんなライブやイベントでもキーになって、定番に盛り上がったり、喜んでもらえるような。


八木:僕はお客さんとコール&レスポンスをするパートがある「Can’t Give You Up」ですね。今となっては僕らのライブでもコール&レスポンスって定番化していますけど、お客さんの反応も変わるし自分自身のスイッチも入る、ライブの起爆剤みたいな曲だと思うので。レコーディングしたばかりの状態からホールツアーを経てパフォーマンスがどんどん成長してきて、変化を遂げた一曲になっているんじゃないかなと思います。


木村:「Tumbling Dice」ですかね。今まで爽やか路線の楽曲が多かったですけど、ライブでお客さんを熱く煽ったり、男らしさを表現できる、僕らの新しい可能性が導き出せた曲だと思います。この曲の振りを落としてもらっているときに、音の取り方も変則的で最初はかなり苦戦した記憶があるので、パフォーマンス面でも転換点になったと思います。


中島:僕も「Tumbling Dice」ですね。これまでに挑戦したことのないニュアンスの楽曲で、声色を変えたり、エアー(空気)が多い声で歌ってみて、それをさらに重ねるような作り方だったので、レコーディングにも相当時間をかけた曲なんです。録り直しも多かったですけど、その分すごくカッコいい曲になって。ライブでも映えるし、こういう曲があることで爽やかな「Flying Fish」とかシックな「Dear Destiny」の表情も出やすいので、ボーカル的にはありがたい曲だなと。


澤本:個人的には「Dear Destiny」ですね。僕らとしてシングルの表題曲では初めてのバラードだったので。


中島:(澤本が)振付してくれたんですけど、僕らの曲の中でも大人っぽくて。


澤本:3rdシングルだったので「まだバラードは早いかな?」と思ったりしていたんですけれども、ライブを重ねる中で、この曲があってよかったなと思う機会が多かったです。セットリストの中に入れれば一瞬で空気が変わりますし、一人一人の表情や表現力も見えやすい曲です。この1年のライブを通して、気持ちの切り替えができる曲、キーになる曲だったなと。


■世界、佐藤大樹の2人から受けた影響


――今日は世界さん、大樹さんが欠席ですが、これまでの活動の中ではもちろん、ホールツアーでさらにリーダーのお二人が真価を発揮した部分もあると思います。みなさんはお二人にどんな部分に影響を受けたと思いますか?


堀:一番思うのは、あの2人に出会うまでは、こんなに普段からふざけなかったです(笑)。楽屋でコントっぽいやり取りとかをすごいやるんです。真剣にふざけるというか……僕もつられて面白いこと言いたくなっちゃったりするようになって。ああいう感じで面白いことをずっと考えている人が、こういう仕事に向いているんだなと気づかされた部分もあります。


中島:一番先輩の2人が率先してムードメーカー的な感じで和ませてくださるというか。


澤本:エンタテイナーですよね。あと、先輩やスタッフの方々との接し方とか、学ぶ部分がとにかく大きかったです。失礼がないようにというのはもちろん、周りの方々が僕らから見えないところでどういう風に僕らを支えてくださっているのか、そういうことを聞かせてくれたり。


瀬口:最初はみんな、先輩のグループはもちろん、後輩のグループにもどう接していいのかわからない……みたいなところがあるじゃないですか。でも僕らはスタートの時点で2人がいてくれたので、先輩方に挨拶をしに行ってメンバーを1人ずつ紹介してくれたり、それがあって先輩方とも交流が持てるようになった。周囲へ輪を広げてくれたという意味でも感謝しかないです。


木村:黎弥くんが言ったのと近いですけど、プライベートな部分でも2人の積極性には大いに影響されています。世界さんや大樹くんは昔から先輩を誘って遊んだりしていて「いろいろ話を聞いたほうがいいよ」って言われていたんです。前は恐れ多かったけど、そんな流れで僕も最近は先輩方を誘うようになって。


中島:2人がEXILEさんのメンバーでもあるというのはすごく大きかったと思います。パフォーマンスやMC、ステージ以外のところでの立ち居振る舞いにしても、一個人としてもグループのリーダーという立場からも厳しく言ってくれますし。2人の言葉から「FANTASTICSというグループはデビューしたてだけれど、ちゃんとしたグループでいたい」という思いが伝わる部分もあって。


八木:ATSUSHIさん、TAKAHIROさん、SHOKICHIさん、NESMITHさんという大先輩のボーカリストのみなさんを一番近くで見ているお二人なので、「ATSUSHIさんはこういうときこう対応してるよ」とか、参考になるヒントをいろいろ教えてくれて。僕らが模範として目指すべきボーカリスト像をこと細かく教えてくれる有難さもあります。


――最後に、リハにはまだ入っていないとのことですが、3月からスタートするアリーナツアー『FNT』への意気込みをうかがいたいです。


澤本:「PERFECT YEAR」ということでLDHのアーティストが一斉にライブをする中で、お客さんの目が肥えてくる部分もあると思うんです。でも僕らのこれまでの経験を活かして他のグループとは違うFANTASTICSならではの魅力を追求していきたいですし、8人、いや9人でやりたいことがたくさんあるので! メンバーで切磋琢磨しつつ、ツアーに臨みたいです。


堀:「PERFECT YEAR」でアリーナツアーをするグループが先輩方にもいらっしゃるので、僕らは比べられる立場でもあると思います。そんな中でも見劣りしないパフォーマンスにこだわりたい。新しいことにも挑戦しつつ、自分たちらしさに磨きをかけたいと思っています。


中島:会場が大きくなるので、より後ろの席の方にも楽しんでいただけるようにボーカル力を上げていかないと。マイクを通してですけど、どの席の方にも寄り添えるくらいの声で歌うというのがテーマでもあります。みんなが言うように、よりパフォーマンス力が試される機会だと思うので、FANTASTICSらしさが出せれば。1曲1曲雰囲気の違うアルバムも出せたので、前回のツアーよりもいろんな色を出せるようになったらいいなと思います。


木村:アリーナツアーではホールツアーの倍以上のお客様が来てくださるので、その中には初めましての方もきっと多くいらっしゃるんじゃないかと思います。その方々一人ひとりにも思いをすべて届けて、FANTASTICSのこれからを楽しみにしていただけるような、かつ、期待を超えられるようなライブにしていけたらと考えています。


八木:今回は演出の幅がすごく広がると思うんです。ホールツアーでは颯太がギターを弾くシーンもありましたけど、ボーカルの僕らが歌だけじゃなく楽器だったりほかの表現にトライするとか、新しいチャレンジもしつつ、クオリティの高いステージをファンの方々に届けられるように頑張りたいと思います。


瀬口:デビューからの期間を考えるとこのスピードでアリーナツアーができるということに僕らも驚いていますし、簡単なことではないと思うんです。やっぱり「PERFECT YEAR」というお祭りの年だからこそ与えられたチャンスなので。前回はお芝居とライブという構成でしたが今回はライブのみなので、ここから実質的な1stツアーが始まるくらいの気持ちで、“曲で戦い、音楽で伝える”ことを大切にしていくツアーにしたいと思っています。


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