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「無給医」週7日出勤で月額3万円 多忙による婚約破棄に自殺も…過酷すぎる現実

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2020年02月28日 11:30  AERA dot.

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写真※写真はイメージ(gettyimages)
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 AERA2020年3月2日号では、医師573人へのアンケートを実施。過酷な労働環境ながらも、医師として誇りを持って働く医師たちの声が聞こえてきた。

【図を見る】医師573人にアンケート!年収は?労働時間は?医療現場の課題とは…

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 夢のホワイトカラー、医師。給与水準は高いが、一方で激務のイメージもつきまとう。アエラが2月、医師専用コミュニティーサイトMedPeer(メドピア)の協力のもと実施したアンケートに寄せられた現役医師573人の声からは、過酷な勤務環境にもかかわらず、高いモチベーションを持ちつつ現場を支える姿が改めて浮き彫りになった。

 困難な手術の成功や患者から感謝される体験。医師の仕事には、他の職業にはない重い責任とそれに見合うやりがいがある。「医学生に戻るとしたら、どの科を選ぶか」の質問に対し、「医師にならない」と答えたのは、1.6%にあたる9人だけ。

 自らの仕事に誇りを持っていることがうかがえるコメントが相次いだ。「やりがいはあります。やり方で変わります」(30代男性、耳鼻咽喉科)、「人の命を担っており大変な職業ではあるが、やりがいはとてもある」(30代女性、小児科)

 研究、診察、教育の役割を一手に担う大学病院は本来、医師にとって「王道」だ。それなのに、医局を離れる医師も増えてきた。医局員が長時間にわたり、低賃金で働かざるを得ない勤務構造の問題が背景にあるとみられる。

 実際、どれほど過酷なのか。アンケートによると、1カ月に取る休日は、2日未満が24%、4日未満を含めれば半数に上る。週休2日を実現しているのは5人に1人だけだ。

 都内の大学院生で内科医の30代男性は、大学院1年目の頃、土日も含めて週7日、なんらかの形で病院に出勤した。ほぼ毎日、午前8時半から始まる外来診察で、男性が担当したのは事務仕事だった。ブースにやってくる1日およそ100人の患者を医師が診察する様子を見て、症状や処方薬をカルテに記入する。CTやMRIなどの医療機器を使う段取り、申請書類の作成もこなす。外来の後は、病棟に入院する患者の回診や処置をするので、退勤は夜10、11時になることが多かった。疲労がたまる中、合間にある大学院の講義に出席しなければならない。カードに出席の記録を残すためだけに教室に行くこともあった。

「もはや、ただのスタンプラリーでした」(30代男性)

 会う時間が少なすぎて、彼女には振られた。別の同僚は婚約破棄にまで至ったという。

 厚生労働省の報告書によると、医師は他の職種より抜きん出て、労働時間が長く、約3.6%が自殺を毎週または毎日考えるともいわれる。

 しかも、これほど働いた男性の手当は月額3万円。いわゆる正当な報酬をもらっていない「無給医」だ。男性は院生が多忙な理由をこう語る。

「無給医はタダの人材ですから、事務職員を雇うより安く済んでしまう。医師免許を取って専門職になったのに、医療に集中できない。周りの院生の中には、それが当たり前だと信じ込んでいる人もいます。外部からうかがい知ることができない医局は、ブラックボックスです」

 もちろん、それだけでは年間100万円以上は優にかかる学費や生活費をまかなえない。大学からあっせんされた病院へ週に1.5日、外来のアルバイトに行き、土日は当直。男性の年収は当時、それでも600万円ほどにしかならなかった。(ライター・井上有紀子、編集部・小長光哲郎)

※AERA 2020年3月2日号より抜粋

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  • 時給換算して最低賃金を下回るようなら雇用者を処罰していいと思うよ。 https://mixi.at/a3GsUee
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