ソフトバンクの開幕投手候補・東浜は4イニング・4被弾で4失点…

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2020年02月29日 14:14  ベースボールキング

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ソフトバンクの東浜巨
◆ 千賀がリハビリ組へ、救世主として期待も…

 ソフトバンクの東浜巨投手(29)が29日、福岡PayPayドームで行われている阪神戦に先発登板。4回を投げて被安打5も、うち4本が本塁打という内容となり、4失点でマウンドを降りた。


 沖縄尚学高から亜細亜大を経て、2012年のドラフト1位でソフトバンクに入団した右腕。2017年には16勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得した実績もあるが、昨季は開幕から不振が続き、5月の時点で二軍落ち。6月には右肘の手術を受け、以降のシーズンをすべて棒に振っている。

 復活を期す今季は、23日に宮崎で行われたオリックスとのオープン戦に先発すると、3回を投げて1安打、3奪三振で無失点の好投を見せて勝利投手に。まずは良いスタートを切って見せ、千賀滉大の離脱により「開幕候補本命」となって迎えたこの日の登板により注目が集まっていた。


 立ち上がりはボールが浮く場面も見せながら、高山俊と近本光司という厄介な1・2番コンビを打ち取って見せると、3番の福留孝介には四球を与えたものの、4番に入った新助っ人のジャスティン・ボーアは高めの速球で押して力のない中飛。無失点で立ち上がる。

 しかし2回、先頭のジェリー・サンズに高めに浮いた変化球を捕らえられると、打球は無人の左中間スタンドへ。立ち上がりから目についた甘いボールを仕留められてしまう。それでも、つづく糸原健斗は変化球で打ち取り、大山悠輔はここも変化球が抜けて甘く入るも空振りの三振。梅野隆太郎も高めの速球で空振り三振に斬って取り、一発の後は意地を見せて3人で斬った。

 ところが、立ち直ったかに見えた3回も、一死から1番に返って高山に甘く入った変化球を完璧に弾き返され、打球は大きな音を立ててライトスタンドに着弾。4回も一死からサンズにカーブを3つ続けたところを完ぺきに打たれ、鋭い打球がレフトのテラス席へ。さらにアウトをひとつ増やして二死走者なしから、大山にもカーブをレフトスタンドまで放り込まれてこの日4本目の被弾。2回・3回・4回と3イニング連続で無人スタンドまで運ばれてしまった。


 この日は4回を投げて被安打5も、うち4本が本塁打。与四球が1、3奪三振で4失点という結果に。エース・千賀の二軍調整が決まり、チームとしては東浜に“開幕当確”をこのマウンドで決断させてもらいたかったところだが、首脳陣は引き続き頭を悩ませることになりそうだ。


文=尾崎直也


◆ コメント追加(29日・15時30分)

▼ 東浜 巨
ストレートの感覚は良かったと思います。
ただ、変化球に関してはまだまだ修正していかないといけない。
自分の中で、試しながら投げたところもありましたが、
頭と体がまだうまく一致していないと感じる部分もありました。
課題を少しずつクリアして、レベルを上げていきたいと思います。

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