エヴァートンを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、試合終了後に主審からレッドカードを提示された。イギリスメディア『BBC』が伝えている。
プレミアリーグ第28節が3月1日に行われ、エヴァートンはホームでマンチェスター・Uと対戦。開始早々の3分に先制したが、31分に同点弾を許し、1−1の引き分けに終わった。
話題となっているのは1−1で迎えた後半アディショナルタイム。ドミニク・カルヴァート・ルーウィンのシュートが相手DFに当たってコースが変わり、ボールはゴールへと吸い込まれた。しかし、VARの介入の結果、オフサイドの位置にいたギルフィ・シグルズソンがプレーに関与したと判断され、勝ち越しゴールは取り消しとなった。
この判定にアンチェロッティ監督は試合終了後、審判団に猛抗議。シグルズソンがボールに触れていなかったことや、マンチェスター・UのGKダヴィド・デ・ヘアの視野に影響がなかったこと、同選手が完全にボールを見送っていたことなどを主張したようだが、クリス・カヴァナー主審からはレッドカードが提示されてしまった。
試合後アンチェロッティ監督は「(カヴァナー主審から)説明は何もなかった。ただ一つのことを聞いていた。ピッチの上では誤解があった。彼には冷静に話していたが、私は退場となってしまった」と不満を口にした。
「あそこでの会話を公にはしたくない。彼はこれからフットボール・アソシエーションに対してレポートを書くと思うから、それを待ちたい。私は彼に敬意を欠いてはいなかった。もちろん、試合終了後には多くのプレッシャーや興奮、重要な決定をしなければいけないことがあるのは理解している。それでもリスペクトを欠いていたとは思わない」
指揮官が退場となったエヴァートン。次節は8日にアウェイでチェルシーと対戦する。